【シゴトを知ろう】美術造形家 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】美術造形家 〜番外編〜

2017.01.19

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】美術造形家 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】美術造形家 編」では、東京にあるアートカンパニー「TASKO」で美術造形をされている加藤小雪さんに、美術造形家のお仕事について伺いました。自分のイメージを受け手や、一緒に制作していくメンバーに伝えることを大切にし、より一層いいものになるよう尽力されていることが、加藤さんのお話を聞いて大変よく分かりました。

こちらの記事では番外編として、美術造形家ならではの「あるある」なことについてお話を伺ってみました!

この記事をまとめると

  • 美術造形家は、どんな素材がどこで手に入るかを常にチェックしている
  • こだわりの道具で作業をしている
  • 「世界にないもの」をつくりだすことで、みんなが幸せになる!

お店で素材になりそうな物が売っていないかを常にチェック!

――美術造形家ならではの「あるある」なことを教えてください。

どこかに出かけたときは、お店にどんなものが売られているのかをチェックしてしまいます。それは、急遽制作過程で何かが必要になったときに、すぐに調達できるようにするためです。例えば、六本木には文房具屋や画材屋など素材を売っているお店があまりないのですが、そういうものを販売しているお店を見つけると、何が売っているのかを見ておきます。お店に入ると、売っているものをくまなく見てしまいますね。


――休日でも、そういうことが気になりますか?

そういう意味では、ON・OFFがあまりないと思います。私は、空間をつくるということを専門にしているので、生活そのものも仕事にかかわってきます。空間をつくるときに、ディティールは大事な要素なので、さまざまな空間がどういうディテールで成り立っているのかを、いつも気にしています。

作業に使っている道具はこだわりのもの!

加藤さんが身につけて、すぐ使えるようにしている道具の数々

加藤さんが身につけて、すぐ使えるようにしている道具の数々

――いろんな道具を身につけていらっしゃいますが、道具選びのこだわりなどありますか。

これは、アルスコーポレーションというメーカーが出しているハサミなのですが、今はこれを気に入って使っています。切れ味もすごくよく、布にも対応しているんです。ほかにも、カッターは後部に爪がついているものを使用しています。また、現場では刃をすぐに出せるようにネジが付いてないものを使い、作業場では刃をしっかりとめて使いたいのでネジつきのものを使っています。刃も黒い色の丈夫なものを選んで使っています。経験によって、道具は取捨選択されていきますね。

関わった人みんなが幸せになる「世界にないもの」づくり

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

私が、TASKOに入社したのは、「世界にないものをつくろう」「見たことのないものをつくろう」という思いで制作をしているところがおもしろく、共感できたからです。『Perfumery Organ』というインスタレーション(展示空間を含めて作品とみなす手法)の作品をつくったことがあるのですが、それはセプティマス・ピエスという19世紀英国の化学者であり、調香師でもあった人が著作『The Art of Perfumery』(1857)の中で提唱した「香階」にもとづいて制作された「香りのする楽器」です。昔の人が妄想で考えていたことを現代に具現化させるという試みは、時空を越えて彼らと私たちがつながるように感じました。

そういう「世界にないもの」「見たことのないもの」をつくることによって、関わった人が、目をキラキラさせて子どものように心を踊らせることができます。もちろん、今までに無いものなので、メンテナンスは大変という面もありますが。そういうみんなが幸せになる作品を作れることが、この会社のいいところだと思います。



19世紀に提案された楽器が、時空をこえて現代で実現するなんて、とてもロマンがある作品ですね! 美術造形家に興味が湧いた人は、今までに無かったけれど自分が実現させたいものを一度想像してみるとおもしろいかもしれませんよ!


【profile】株式会社TASKO 美術制作部 加藤小雪
http://tasko.jp/

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「美術造形家」
はこんな仕事です

元々は模型製作者を指していたが、現在では絵画や彫刻、ガラスなどすべての美術作品をつくる人の総称だ。表現ジャンルは多岐にわたり、それぞれ専門知識と技量が必要。多くは美術大学や専門学校で基本を学び、その後に身に付けた技術を生かせる職業に就くことになる。一般的にデザイナー、アーティストなどと呼ばれる職種に携わるが、商品企画など総合職系の門戸も開かれている。どのジャンルに進むにしても芸術に対する感性と創造力は不可欠だ。とくに独創性や先進性、ひときわのユニークさが高く評価される仕事である。

「美術造形家」について詳しく見る