【シゴトを知ろう】ディスプレーデザイナー 編

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【シゴトを知ろう】ディスプレーデザイナー 編

2017.01.18

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ディスプレーデザイナー 編

街を歩いていると、季節ごとのテーマなどできれいに装飾されたショップのショーウィンドウに見入ってしまったことはありませんか? このような商業施設などの空間を引き立てる装飾計画に関わるのが「ディスプレーデザイナー」の仕事です。

今回は、ショップや百貨店のショーウィンドウ作りに携わる、株式会社ノムラデュオの高橋純(たかはし・じゅん)さんにディスプレーデザイナーのお仕事について詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • 空間の魅力を引き出し、装飾からイベントまでトータルで提案する仕事
  • 美大時代に、人と人が出会う交流の場を作る喜びを知った
  • 学生のうちに、「生の現場」に出かけて感性に磨きをかけよう

デザイナーと協力会社との連携で生まれる魅力的な「場」

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

ディスプレーデザイナーとは、ブランドのショップや百貨店のショーウィンドウや商業施設、公共施設などの空間で、商品コンセプトや季節に合った「華やぎ」や「雰囲気」を作る仕事です。その中で、クライアント様の予算やコンセプト、スケジュールなど要望に合わせて、よりよい空間を作るための指揮を執ります。

空間を装飾するのはもちろん、その場の見せ方をトータルで提案するのがこの仕事の特徴です。例えば、看板などのデザイン、場に置く小物、時にはイベントの内容に関わることまで、協力会社の方たちと一緒に考えていきます。

仕事の内容は大きく2つに分かれています。まず一つが、図面(空間の設計図にあたるもの)の作成、会場のスケッチ、試作品を考えるなどの室内で行う仕事です。そしてもう一つが、大工さんや造形会社さん、印刷会社さんなど、魅力的な空間を作るために一緒に仕事をする協力会社さんや、クライアント様との打合せ、また現場に直接足を運ぶなどの外で行う仕事があります。1ヶ月に3〜4つの仕事を回すので、毎日少しずつ違うスケジュールで進みます。

<ある一日のスケジュール>
09:00 出社。メール対応など
11:00 社内打合せ、図面作業など
12:00 昼休み
14:00 クライアント様との打合せ
15:00 協力会社さんとの打合せ
16:00 帰社
17:00 資料作成など
20:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

この仕事は、一人では決して達成できません。一緒に働く大工さんや印刷会社さんなどとのスムーズな連携が必要です。例えば、「こんな素材を使って装飾したい」と協力会社さんに相談したときに、「それよりも最適な素材があるよ!」と逆に提案してもらうこともあるんです。よりいいものを作るためにチームで協力できることがやりがいにつながっています。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

時間や予算に限りがある中で、よりいいものを作るのに苦労します。でも、これはやりがいにもつながっていて、限りのある中で、魅力的な空間を作ることができたときは達成感があります。また、例えば、お酒のイベントの時はお酒の銘柄を、お花のイベントの時はお花の種類を把握していた方がいい提案につながります。その時々で、様々な知識が必要になるのは大変ですが、自身の勉強になり、楽しさもあります。

仲間と創り上げたイベントで人と人が出会う喜びを知る

ショップや百貨店のショーウィンドウ作りに携わる、株式会社ノムラデュオの高橋純さん

ショップや百貨店のショーウィンドウ作りに携わる、株式会社ノムラデュオの高橋純さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でディスプレイデザイナーの仕事に就きましたか?

私は大学生のころ、友人と一緒に親子向けのワークショップを企画したり、大学主催の地方のアートイベントに参加して、人と人が出会う「場」を作ることに興味が生まれました。そんなときに、知り合いの紹介や大学の求人でこの仕事を知ったことが、ディスプレイデザインを始めることになった最初のきっかけです。


Q5. 大学では何を学びましたか?

美術大学でグラフィックデザインを専攻していました。それとは別に、地方の街を盛り上げる、アートイベントやワークショップにも積極的に参加していました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のころは、友人たちと日々を楽しむのに夢中でした。行事にも力を入れている校風で、文化祭ではミュージカルを台本から作ったり、体育祭では衣装もみんなで作るなど楽しんでいたのを思い出します。そんな中で生まれた、将来はものづくりに関わりたいという想いは、今の仕事につながっていると思います。

SNSでは得られない「リアルな現場を見て感動する」気持ち

Q7. どういう人がディスプレーデザイナーの仕事に向いていると思いますか? 

まず、好奇心旺盛な人ですね。加えて、新しいモノや美しいモノが好きな人ですね。また、この仕事が達成できるのは、クライアント様や協力会社さんあってこそ。一緒に仕事をする人に対して常に尊敬の気持ちを持ち、誰かと協力してモノを作るのが苦にならない人に向いています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

最近はSNSの普及で、さまざまな美しい風景をPCやスマートフォンで手軽に見ることができます。その画像を見て、実際にその場に出かけなくても見たような気持ちになることも多いのではないでしょうか? でも、実際にその場に出かけて「リアルな現場を見ること」で生まれる感動は、インターネットの画像で受ける感動とはまったく別ものです。

この仕事で活躍されているベテランの方は、どんなに忙しくても、実際にその場に出かけ、五感をフルに使って楽しんでいる方が多いです。おいしいレストラン、好きなアーティストのライブ、街の中……ぜひみなさんも、興味のある場所ならどこでもいいので、「リアルな現場を見て感動する」ことを大切にし、感性を磨いてくださいね。


ディスプレーデザイナーの仕事は、人々が会場を訪れた時に感動を呼び起こすような装飾を作らねばなりません。そのためには、今から五感をフルに使って感動する体験を積み重ねることが大切だということが分かりました。ディスプレーデザイナーの仕事に興味が湧いた人は、お休みの日は気になる場所に出かけて、空間の美しさを味わってみるのもいいかもしれませんね。

【profile】株式会社ノムラデュオ・ディスプレーデザイナー 高橋純

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ディスプレーデザイナー」
はこんな仕事です

百貨店などのショーウインドウは、お客の購買意欲を高めるために重要な役割を果たしている。このショーウインドウの展示を手掛けるのが、ディスプレーデザイナー。展示するのはクライアントの新商品、お薦め商品、イベントなどにマッチした商品などさまざまで、これらを限られた空間の中で照明や配置の工夫によって、いかに魅力的に見せるかがデザイナーの腕の見せどころになる。必須ではないが、関連資格に国家資格の「商品装飾展示技能士」がある。

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