【シゴトを知ろう】ハイヤー運転手 編

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【シゴトを知ろう】ハイヤー運転手 編

2017.01.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ハイヤー運転手 編

タクシーと比べて、普段の生活ではあまり利用する機会がない「ハイヤー」。利用客の申し込みに応じて配車を行うハイヤーは、一見タクシーと似ているようで、その社会的役割は大きく異なります。

今回は、知られざるハイヤー運転手の仕事について、この道20年以上のベテラン運転手、すばる交通株式会社の木内賢さんに詳しくお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ハイヤーは、ビジネスや観光、冠婚葬祭などで使われる
  • ハイヤー運転手が観光案内も兼ねることがある
  • 車の運転のために、時間をかけて地図の勉強をした

観光やビジネスなど、仕事の内容によって、業務の接し方を変えている

Q1. 仕事の概要と一日のスケジュールを教えて下さい

ハイヤーは、ビジネスや観光、冠婚葬祭などで使われる自動車のことです。私はハイヤー運転手として、場面に合わせて、いろいろなお客様に対応できるように日々努力しています。観光の場合は、お客様に楽しんでいただけるように普段から勉強して観光スポットにご案内し、ビジネスでのご利用の際には、お客さまの要望通りに車を目的地に到着させるなど、その仕事の内容によって業務の接し方を変えていきます。

観光で利用されるお客様も多くいらっしゃるのですが、すばる交通では、お客さまに楽しんでいただくためにハイヤー運転手が観光案内も兼ねています。ときには2泊3日で宿泊しながらお客様を観光地にお連れしたり、お客様が食事するお店を選んだりすることもあります。

一日のスケジュールは仕事内容により異なりますが、大体お客様をお迎えする2時間くらい前に出社します。そこから行程表の確認や車の点検をして、指定された時間の30分前に現地に到着します。帰社してからは、車の点検・掃除をして車庫に入れて、帰庫チェックという報告書を上げて一日が終了となります。

<ある一日のスケジュール>
(ビジネス利用の場合)
07:00 出庫
08:30 都内ホテルにお客様をお迎え
09:00 出発
10:00 都内企業着
11:30 出発
12:30 お食事会場着
14:00 出発
15:30 都内企業着
16:30 出発
18:00 都内ホテル着
18:10 出発
18:30 夕食会場着~待機
22:00 都内ホテルにお客様をお送り
23:30 帰庫


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

ビジネスで利用されるお客様の場合には、急ぎだったり、時間が限られていたりする場合が多く、その中で、お客様を次の会社訪問に間に合わせないといけません。時間通りの行程を達成できて、商談をはじめとしたお客様のお仕事がうまくいくようにサポートできたときに達成感があります。観光の場合には、お客様の楽しそうな表情や、こちらでご提案させていただいたお食事をお召し上がりいただき、「おいしかった」や「ありがとう」といった一言をいただけたときに、この上ない充実感を感じますね。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

東京都内で仕事をしていますと、渋滞も気象によってかなり変わってきます。また、1ヶ月のうちの「ごとうび」と呼ばれる5日と10日や、師走の時期などは、どうにもならない渋滞のときもあり、お客様のご要望を叶えるために道路状況に悩むことが多くあります。

お金よりも仕事で得られる充実感が大きい

ハイヤー運転手の木内賢さん

ハイヤー運転手の木内賢さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でハイヤー運転手の仕事に就きましたか?

もともとは学校卒業後、別の会社に就職したのですが、その会社を退社をしたのち、入社したのがすばる交通でした。最初はタクシーの業務を3年間行っていましたが、たまたまそのころにハイヤーの部署ができまして、そちらをやらないかと上司から声を掛けてもらったことがきっかけで、現在のハイヤー運転手の仕事に就きました。


Q5. これまでにどんなことを学んできましたか?

タクシーの運転手として仕事を始めたときはまったく道が分かりませんでした。ですので、最初は「お客様に行先を言われて、もし分からなかったらどうしよう」と思って、怖くてお客様を乗せられなかったんです。でもこのままじゃいけない、とにかく道を覚えなければと思い、都内を4つのエリアに分けて、3ヶ月ずつ、1年かけて道を勉強しました。今みたいにカーナビもない時代ですから、お客様にも教えていただいたりして、1年経ったころには大体の地理や位置関係、幹線道路をマスターすることができました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはあります

高校生のころ、将来は何をやりたいということはなかったんですが、「お金持ちになりたい」と思っていました。ただ、そのためには何かをしなくてはいけない、そして自分のやり方で収入も変わって行くということを、タクシーの運転手を始めたときに感じました。自分のやり方次第で、お給料も変わってくるということに魅力を感じたんです。それがタクシーからハイヤーの運転手に変わって、今度はお金も確かにほしいけれども、それとは違う充実感が大切なんだということを、この年齢になって分かり始めてきました。今はどちらかというと、お金よりも仕事で得られる充実感が先行していますね。

お客様をいろいろな形でサポートできる、世の中に必要とされている仕事

木内さんが勤める、すばる交通株式会社

木内さんが勤める、すばる交通株式会社

Q7. どういう人がハイヤー運転手に向いていると思いますか?

素直である、ということでしょうか。今まで仕事をしてきて、「パーフェクトにやった」と思えたことは一度もないんですよ。「こうすればよかった」と思ったり、ほかの乗務員や上司にアドバイスをされたときに、素直であるということは大事だと思います。また、人と接することが楽しいと感じる人は向いているのではないでしょうか。お話するだけでなく、黙っているのも接客の一つですし、その中でお客さまが求めていることを察知することも大切です。それと、もちろん前提として運転が好きなことが必要です。


Q8. 高校生に向けてメッセージをお願いします

この仕事をしていると、「これでいいんだ」というものを感じないんですよ。「もっとどうにかできないものだろうか」という、常に終わりのない成長がある仕事です。ハイヤー運転手は、どこかでお客様のためにいろいろな形でサポートできている、世の中に必要とされている仕事だと私は思います。



木内さんのお話から、ハイヤー運転手は、乗車する人々の要望に応えるために、さまざまな気配りや努力をされていることが分かりました。ハイヤー運転手の仕事に興味が湧いた人は、家族行事などでハイヤーを利用することがあれば、運転手さんの運転やサービスにぜひ注目してみてくださいね。


【profile】ハイヤー運転手 木内賢
1993年5月にすばる交通株式会社入社。タクシードライバーを3年経験の後、ハイヤー歴20年のベテランドライバー。
【取材協力】すばる交通株式会社
http://www.subaru-t.co.jp/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ハイヤー運転手」
はこんな仕事です

街中を走りながら乗客を探すタクシーと異なり、ハイヤーは完全予約制の送迎車である。企業と契約して役員の送迎など、地位の高い人物が顧客として利用していることが多い。車種も国内および海外の高級車を用意し、上質な乗り心地を提供する。タクシーと同じく普通二種免許が必要だが、タクシードライバーと異なり、給与は固定給に歩合と残業代も入るため、収入は安定している。きめ細かで水準以上のサービスとマナーを身に付け、お客を迎えなければならない。

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