【シゴトを知ろう】楽器インストラクター 編

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【シゴトを知ろう】楽器インストラクター 編

2017.01.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】楽器インストラクター 編

音楽が好きな人なら、一度は楽器を演奏してみたいと思ったことはあるはず。でも、最初はどんなことから始めたらいいのか分からないですよね。そんなときに頼りになるのが、「楽器インストラクター」(楽器講師)です。

そこで今回は、ロックバンド「THE TON-UP MOTORS」のドラマーとしても知られる一方、日本一の店舗数を誇る楽器店「島村楽器」に所属し、ドラムの講師として働く堀内俊聡さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 教室・曜日によって、レッスンのスケジュールや人数が異なる
  • 音楽大学のジャズコースで演奏を学び、音楽性の幅が広がった
  • 常に「音楽最高!」と感じている向上心がある人は向いている仕事

朝9時に出社し、1日13コマほどこなす日もある

Q1. 仕事の概要と一日のスケジュールを教えて下さい

私は楽器店「島村楽器」の4カ所の店舗の教室(南砂町スナモ店、千葉店、イオンモール船橋店、ららぽーと豊洲店)でドラムのレッスンを行っています。曜日によってレッスンを行う教室が異なり、教室、曜日によってスケジュールも異なります。

例えば、まだレッスンを開講したばかりで生徒さんが少ない教室だと、一日の流れは以下のようなスケジュールになります。教室によっては生徒さんが非常に多く、朝9時に出社し、1日13コマ程こなす日もあります。1コマは基本的に個人レッスンが30分、グループレッスンが1時間です。

<ある一日のスケジュール>
13:00 出社、レッスンの準備、レッスン用譜面の作成等
16:00〜 レッスン開始
17:00 レッスン2コマ目
18:00 レッスン3コマ目
19:00 レッスン4コマ目
20:00 レッスン5コマ目
21:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

自分が24時間音楽のことしか考えられなかった人間なので、自分が大好きな音楽、ドラムに関して日々レッスンできるのはとても楽しいですね。自分の発信する情報で、生徒のみなさんがどんどん上達する姿に感動し、やりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

常にレッスンの質を落とさず、満足した内容を提供できるようにする為にも、レッスンの準備にはかなり時間をかけます。ドラムの譜面の作成から始まり、レッスン室にパソコンを持ち込んで既存の楽曲を音楽制作ソフトを使って楽曲の冒頭にクリック音(テンポを刻む音)を差し込んだり、3~4才の生徒さんでも満足して曲を演奏できるように、楽曲をエディット(編集)したりします。

事前に準備をしっかり行うことで、レッスンの質をキープできる仕事なので、生半可な気持ちで臨んではダメだなと感じます。そうした部分は大変かもしれませんね。そのため、島村楽器ではレッスンの質の向上を図る講師会議が定期的に行われ、情報交換などをしてレッスンのクオリティを向上させる取り組みをしています。

音楽活動が忙しくいったん楽器インストラクターを辞めてしまったものの……

「島村楽器」でドラムの講師として働く堀内俊聡さん

「島村楽器」でドラムの講師として働く堀内俊聡さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で楽器インストラクターの仕事に就きましたか?

大学を卒業して、アルバイトをしながら地道にバンド活動を行う中で、島村楽器の講師募集の求人広告を見て採用試験に合格し、講師になることができました。ただその後、次第に音楽活動が忙しくなり、実は講師を一旦辞めてしまったんです。しかし、音楽を教えるという講師の仕事が自分に向いていると理解して、「やはり講師を真面目に再度やってみよう」と思い、再び採用試験を受け直し、島村楽器の講師として再び仕事をさせていただくこととなりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

高校生になってからドラムを始めたのですが、プロミュージシャンになる夢があり、ドラムが上手くなりたい一心で音楽大学のジャズコースに入学しました。今でこそ自分の音楽に対するやる気はロックやポップスといった音楽ジャンルにあるのですが、ジャズコースでの経験は今でもとても役に立っています。ジャズを学ぶことにより、音楽性の幅がとても広がりました。クラブでのバンド演奏や、レストランのBGMなど、さまざまな現場を経験することによって培われた学生時代の経験は今でも生かされています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のころの夢を思い出すと、現段階では完全なる夢につながっていると言い切れるものではありませんが、叶えられた夢もいくつもあります。自分が持てる力の多くを注いだバンド「THE TON-UP MOTORS」では、活動を続ける中で念願のメジャーデビューができました。ライバルが多かった自分たちの世代で勝ち取ったメジャーデビューには、多くの方々のお力添えがあってこそのものでした。今でもバンドのメンバー、自分たちを支えてくれた方々、自分の家族、そして何よりも全国の素晴らしいファンのみなさまには感謝しています。どんな形でも、一生をかけてでも恩返しすることが現在の夢でもありますね。

それと、ドラムメーカーのCANOPUS(カノープス)とエンドース契約(楽器の提供を受ける代わりにそのメーカーの楽器を使う契約)を果たして、そのメーカーの製品カタログに載ったときには、うれしすぎて身体の震えが三日三晩止まりませんでした。

10年後、20年後に、「あのとき悩んで、本当によかった」と思える瞬間が必ずある

Q7. どういう人が楽器インストラクターの仕事に向いていると思いますか?

演奏家としての技量はもちろんですが、何よりも常に「音楽最高!」と感じている向上心がある人は向いていると思います。ときに真面目にぶつかったり、疑問を感じたり、人によってプロセスは異なりますが、まずは「音楽最高!」の精神を常に持っていることが大事だと思います。


Q8. 高校生に向けてメッセージをお願いします

高校時代は、自分と向き合うことに必要な大事な時間だと思います。失敗しても全然問題ないし、取り返せる時間もあると思います。悩めば悩むほど大人になったときに成長できる、輝かしい時間でもあります。何よりも行動力がすべてだと思うので、ぜひたくさん悩んで、たくさん動いてほしいです。10年後、20年後に、「あのとき悩んで、本当によかった」と思える瞬間が必ずあると思うので、頑張ってください!



楽器インストラクターは技術力はもちろん、人柄や話しやすさ、第一印象など、人としての価値を問われる仕事でもあると感じいるという堀内さん。3歳のお子さんから65歳くらいの生徒さんまで、60名以上をレッスンしているという活躍ぶりはそんな気持ちを常に持っているからこそなんですね。楽器インストラクターの仕事に興味を持った人は、まずは気になる楽器教室の体験入学などに参加することから始めてみてはいかがでしょうか。


【profile】楽器インストラクター 堀内俊聡
【取材協力】島村楽器 南砂町スナモ店

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「楽器インストラクター」
はこんな仕事です

楽器の演奏法を人に教える仕事。需要が多いのはキーボード楽器やギター、ドラムだが、管楽器、和楽器などジャンルは多彩だ。教える相手は幼児から大人、未経験者から音楽経験者まで幅広い。生徒が未経験者の場合は楽器の扱い方、音の出し方、音楽理論などから始め、自ら手本を見せつつ演奏を教える。楽器メーカーや楽器店が開催する教室、市民講座などで講師を務めたり、近所の子どもに教えたり、働き方はいろいろ。生徒がミュージシャンとして活躍するようになれば、インストラクターとしての評価につながる。

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