【シゴトを知ろう】マニピュレーター 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】マニピュレーター 〜番外編〜

2017.01.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】マニピュレーター 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】マニピュレーター 編」では、数々のアーティストのライブ現場で活躍する毛利泰士さんに、仕事の魅力や始めたきっかけなどを伺いました。

今回は「番外編」として、この仕事ならではの「あるある」などについてより深くお話を伺います。

この記事をまとめると

  • 自分以外のほかのマニピュレーターがいると、つい機材をのぞきに行きがち
  • パソコンは常に2台使用し、アクシデントがあっても対応できるようにしている
  • とにかく「音楽を聴くこと」が大事

ほかのマニピュレーターの機材をついのぞいてしまう!

――マニピュレーターという仕事ならではの、仕事上の「あるある」なことを教えてください。

マニピュレーターは、ライブで使うための専用機材というものがありません。使用するソフトも機材も、基本的にはマニピュレーターの自由で、みんながそれぞれ工夫しながらやっています。自分がやりやすくて、間違えない方法をそれぞれが模索しているのです。だから、自分以外のマニピュレーターがどんな機材を使っているのかは、やはり気になります。イベントなどでほかのマニピュレーターさんがいると、絶対にのぞきに行ってしまいますね。

それと、正しくは「マニピュレーター」なんですけど、「マニュピレーター」という書き間違いをされることが多いです(笑)。

パソコンは2台使用して、不測の事態に対応できるようにしている

数々のアーティストのライブ現場で活躍する毛利泰士さん

数々のアーティストのライブ現場で活躍する毛利泰士さん

――コンピュータを使う上で、ライブ中に生演奏とのズレが生じたり、パソコンが止まってしまうといったアクシデントが起こることはないのでしょうか?

ありますね。そのために、常に2台のパソコンを使用しています。例えば、ボーカルが間違えて歌い出してしまったりすると、みんなそれに付いていくしかないですから、そういうときは、すぐさまもう1台で時間軸を合わせるしかないです。バンドの演奏は止まらないで行ってもらうようにして、その間にもう1台のPCで今やっている演奏に手動で合わせ直して、歌のサビから切り替えます。ライブ中ですから、対処する時間は数十秒しかありません。

周りには分かりづらいという点では、ほかにもこんなトラブルがあります。生演奏しているメンバーは、外には聴こえないメトロノームの音もイヤフォンで聴きながら演奏することがあるのですが、そのメトロノームを鳴らしている回線が壊れてしまうときがあるんですよ。そうすると、メンバーはメトロノームが聴こえなくなってしまって、少しずつ演奏がズレていってしまいます。でもそれを理由に演奏を止めるわけにもいかないですから、私がステージ袖でメトロノームを聴きながらドラマーにむかって指揮者のようにリズムを指揮して乗り切ったことがあります(笑)。そういうこともあるので、ライブ中は気が抜けないですね。

とにかく「音楽を聴くこと」が大事

――多くの有名ミュージシャンの作品やゲーム、アニソンイベントなど、さまざまなお仕事に携わっていらっしゃいますが、いろいろな音楽の現場で対応するためにはどうすればいいと思いますか?

やはり、とにかく音楽を聴くことでしょうね。特に今は、いろいろなストリーミングサービスでたくさんの音楽を聴くことができます。音楽を仕事にしたいという場合は、知識こそが大事ですし、たくさんの音楽を知っているということが、音楽の構造をより深く知るために絶対必要なことだと思います。「こういう音にしたい」「ああいう感じにしたい」と言われたときに、自分が分からなかったら対応することができませんからね。だから、そういう意味でいうと、今はいい時代だなと思います。ストリーミングサービスに月額いくらか払うだけで、無限に勉強することができるので。今のうちから、ぜひいろいろなジャンルの音楽を聴いてみるといいと思います。

あとは、コンピュータ・ミュージックを手掛けるのであれば、聴いたものをそっくりそのままコピーして作る練習をすることです。どう聴いてもそっくりなくらいに作る努力をすると、音の構造がよく分かりますので、そういった地道な努力をするといいと思います。自分の作品を作ることも大事なことですが、コピーづくりを通して勉強するということも将来きっと役に立つはずです。


――では最後に、お仕事の中で一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

自分がものすごく準備を重ねてきたライブの初日を、無事に成功させられたときに大きな達成感を感じます。事故がないようにいい音を届けられるように、ということを考えて準備しているので、いいタイミングでボタンを押せて、いい流れでライブを終えられたときは、やはり気持ちがいいですね。このように音楽の現場にかかわって達成感を感じられることが、マニピュレーターの仕事の醍醐味の一つだと思います。



マニピュレーターからスタートして、アレンジ、プロデュースを行うようになり、現在はレーベルを立ち上げることで音楽についてより深く、総合的なチャレンジを始めた毛利さん。やはりライブで味わえる達成感はひとしおだといいます。マニピュレーターの仕事に興味を持った人は、ぜひライブハウスやフェスなどに足を運んで、バンドやアーティストのライブを通してマニピュレーターの仕事ぶりを実際に感じてみてくださいね。


【profile】マニピュレーター 毛利泰士
「マニピュレーターが知っておいて損しない話」
http://uroros.net/manipulator/
【取材協力】株式会社オフィス・インテンツィオ
http://intenzio.co.jp/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「マニピュレーター」
はこんな仕事です

コンピュータプログラムを用いて曲をつくったり、依頼に応じて音源を加工したり、ミュージシャンのニーズに応じてシンセサイザーやサンプラーによる音源をつくったり、自動演奏の打ち込みデータをつくるなど音楽専門のプログラマーともいえる職種である。電子楽器の発展により、コンサートでの活躍の場も増えている。音楽のネット配信などもあり、音楽業界での注目度は高い。まずは音楽大学、音楽専門学校で音楽だけでなく音楽ソフトについても学び、レコーディングスタジオや音楽制作会社に就職するのが一般的である。

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