【シゴトを知ろう】ミキサー 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】ミキサー 〜番外編〜

2017.01.13

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】ミキサー 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】ミキサー 編」では、シュールサウンドスタジオでミキサーとして働く谷栄治さんに仕事を始めたきっかけや魅力などを教えていただきました。

こちらでは「番外編」として、ミキサーの仕事ならではの「あるある」などについてより深くお話を伺います。

この記事をまとめると

  • スタジオに出前でラーメンを取ると、麺が伸びてしまうことが多いから頼まない
  • 楽器に歌を入れて調整してものから歌を抜いたものが「カラオケ」
  • どんなに徹夜でキツくても、朝はちゃんと目を見て挨拶する

スタジオで出前を頼むときには麺類は頼みたくない

――ミキサーという仕事ならではの「あるある」があれば教えてください。

仕事が長丁場になってスタジオで出前を頼むときがあるのですが、麺類は頼みません。というのも、「あともうちょっとで終わる」というときに、食事を挟んだら忘れちゃうんですよ。チャーハンなら冷めても食べられますけど、ラーメンは30分置いておいたらもう伸びてしまって食べられたもんじゃないですよね(笑)。ですからどのミキサーさんも「スタジオで麺類だけはやめよう」というのは同じ考えだと思います。ですから僕は中華ならチャーハン、そば屋ならカツ丼を頼みます。


――一般の人には意外と知られていない、知られざる事実やトリビアがあれば教えてください。

「カラオケ」の由来について、ご存じない方も多いと思います。「カラオケ」はもともと「歌の入っていない空のオーケストラ」という業界用語なんですが、まだ歌が入っていない楽器だけで演奏したものは「カラオケ」とは言わないんです。それは「オケ」と言います。そこに歌を入れて楽器とのバランスを取ったものから歌を引いたものが「カラオケ」なんです。みなさんがよくカラオケで歌うものは、歌を抜いたカラオケをMIDI(電子楽器のデータ規格の一種)で打ち直しているんです。あれを生演奏で12音全部(ド・ド♯・レ・レ♯・ミ~を全部作って行くと12音になる)作るとしたら、普通の曲を録音する12倍予算がかかってしまうのですが、その点、MIDIでやればいくらでも好きなキーが出るので、いまだにMIDIが使われているんです。でも、その音も全部、本人が歌ったものから歌を抜いたものの真似をしてそっくりに作っているんですよ。

インターネットラジオを聴くなどして、常に新鮮な音楽を取り入れている

「常に新鮮な音楽を取り入れている」と話す、ミキサーの谷栄治さん

「常に新鮮な音楽を取り入れている」と話す、ミキサーの谷栄治さん

――新しい音楽知識を得るために日々努力していらっしゃることがあれば教えてください。

今はインターネットラジオで色んな音楽が聴けるので、欠かさずチェックはしています。常に新鮮な音楽を取り入れていないと情報が古くなって世界の中から置いて行かれてしまいますから、そういうところは気を付けています。


――レコーディングのときにアーティストの方と接する上での工夫や心がけなどあれば教えてください。

朝、ちゃんと目を見て挨拶することですね。どんなに徹夜で眠くても、熟睡していい朝を迎えたような顔で「おはようございます!」と挨拶するんです。その一言があれば、(ミキサーに向かって)背中を向けて仕事をしていても、壁がなくなって、何でも言ってもらえます。とっつきやすくする工夫をするということですね。

とある有名ミュージシャンとのエピソードが一番の思い出

レコーディングで使われる、アナログテープレコーダー

レコーディングで使われる、アナログテープレコーダー

――お仕事の中で、一番の思い出について教えてください。

私は音響機器を駆使して音のバランスに仕上げるミックスだけでなく、スタジオで歌う人や演奏する人たちの前にマイクを立てて録音することも行っていますが、録音における思い出深いエピソードがあります。とあるミュージシャンの方がバンド演奏にマラカスを重ねるために録音したことがあったんですが、何回やってもリズムが合わなかったので、「マラカスのリズムがぐるぐる円運動していると考えて、ドラムのスピードと合わせるようにしてみてください」とアドバイスしたことがありました。マラカスを鳴らすのに「円運動」というと、ほとんどの人にとってはちょっと分かりづらいかもしれませんが、私がそう言ったら、1回でうまく録ることができたんです。

こういったアーティストの方々との印象的なやり取りは今でもよく覚えていますし、理論だけでは簡単に説明できない、音楽をつくることのおもしろさだと思います。


「人々をどう幸せに導いていけるのだろう?」と考えられるミュージシャンを育てられるような環境を作っていきたいという谷さん。今後はプロデュースなどもやっていきたいそうです。ミキサーに関心のある人は、谷さんの言葉を参考に、さらにミキサーの仕事について深く調べてみてください。


【profile】ミキサー 谷栄治
【取材協力】シュールサウンドスタジオ
http://www.s-u-r.co.jp/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ミキサー」
はこんな仕事です

ミキサーとは、主にレコーディングスタジオやコンサート会場で、ミュージシャンやディレクターの理想とする音のバランスに仕上げる仕事。レコーディングエンジニアとも呼ばれる。音響機器を駆使し、各楽器のセクション、ボーカルなどの音源を演出に応じて仕上げる。レコーディングスタジオなら、マスターテープに収録する。まずは音楽大学や音楽専門学校で知識と技術を学び、レコード会社、音楽制作会社、レコーディングスタジオなどに就職して、現場での経験を積んでいくのが一般的。

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