【シゴトを知ろう】舞台演出家 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】舞台演出家 ~番外編~

2016.12.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】舞台演出家 ~番外編~

舞台演出家として、また、自身で脚本・演出を手がけるステージユニット「LIPS*S」の代表として活躍されている吉田武寛さんに、アイデアの膨らませ方、アンテナの張り方、集中力を保つための工夫などについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 一度考えたアイデアを違う視点から見るとさらに深まる
  • 全く違うテーマや言葉を組み合わせることで新しいアイデアが生まれる
  • 演劇や舞台の世界は人のつながりから仕事が生まれる

バカにされても続けていたから今がある

――吉田さんは演劇が盛んな大学に通われていましたが、その後プロの道へ進む人は少ないのでしょうか

周りの舞台仲間は就職して辞める人が多かったです。「私、絶対売れるから!」と言っていた人ほど意外と辞めてしまったように思います。食べられないイメージがあるので周りに反対されることも多いと思います。思えば自分は、バカにされても続けていたから今があるのかもしれません。


――自ら企画・脚本も手がけていらっしゃいますが、劇の題材はどんな風に思いつくことが多いですか?

アイデアはぱっと出てくることが多いです。一度考えたアイデアは、なるべく違う視点からも見ることを心がけています。主人公の目線で考えていたけど、ヒロインの視点から見るとどうだろうか、というように。

あと僕は、何かと何かを関連づけることが好きなんです。たとえば「新たな生命を創造する」というテーマがあったします。最近ニュースで「VR(仮想現実)」や「人工知能」というキーワードを耳にすることが多いですが、僕はそのワードを聞いたとき、「それも新たな生命なんだな」と思ったことがあったんです。それを組み合わせたのが先日上演した舞台『フランケンシュタイン・プロジェクト』です。昔から馴染みのある人造人間・フランケンシュタインの物語の舞台を、未来の仮想現実ゲームの世界に移したら……という発想でつくりました。


――すごく面白い舞台でTwitterでの評判もよかったですね。吉田さんはフリーランスとして活動されていますが、普段はどこで仕事しているんですか?

演出家は舞台稽古には必ず立ち会うので、稽古の時間はその現場に行きます。舞台本番はもちろんその劇場に。脚本を書くときはもっぱらカフェです。朝起きてすぐに家を出て、池袋や新宿のカフェに行きます。3時間ほど書くと集中力が切れるので外をぶらぶらして、午後にまた別のカフェに入って、3時間ほど書いたらまた外に出て。夜はファミレスに入ってまた書いて……というのが執筆に集中する日のスタイルです。よく利用するのはスタバです。Wi-Fiも入るし、モノづくりしたくなる雰囲気があります(笑)。

世の中で今、何が起きているかは見ておきたい

――他の人がつくった舞台を観に行くこともありますか?

月2〜3本は観に行きます。最近だとミュージカルの『キンキーブーツ』がおもしろかったです。他の人の舞台は、もちろんヒントを求めて行くところもありますが、勉強に必死だった若い頃に比べると今は純粋に楽しめるようになりました。


――発想力が求められる仕事ですが、普段から意識してアンテナを張っているのでしょうか

本はよく読みます。東野圭吾さんや伊坂幸太郎さんなど、メジャーなエンタメ系の小説が多いです。よくある「スターバックスはなぜ儲かるのか」「人前でしゃべるのが上手くなる方法」みたいなビジネス書やハウツー本も読みますよ(笑)。こないだはプロジェクションマッピングのイベントにも行きました。世の中で今、何が起きているかは常に見ておきたいなと思っています。


――舞台関係者との横のつながりは深いですか?

演出家同士のつながりはあまりないですね。売れっ子の演出家さんが仕事を受けられないときに流してもらえたり、手伝いに入ったりという関係性はありますが。でもそれもタイプが違う者同士だから仲良くできるのかも(笑)。俳優さんとのつながりはたくさんあります。脚本を書いている時点でキャストが思い浮かびますね。人のつながりで仕事が生まれる世界なので、交流の場に出かけることもよくあります。

シェークスピアの舞台化が目標

――休日はどんな過ごし方をしていますか?

休日は取っていません。仕事をしていないと落ち着かなくて。いい息抜きの仕方を探しているところです。でも先日たまたま時間が空いて、1人で箱根に行ってきました。あまりにも休んでいなかったのでマイナスイオンを浴びたくて(笑)。でも結局台本のことを考えたり、書いたりしてしまって、落ち着きませんでした。訪れた箱根神社でも今後の仕事のことを祈願していたし……。ただ、神社の絵馬を眺めていたら、友達や家族の幸せを願う絵馬ばかりで。世の中には愛情があふれているんだなということを感じた旅でした。


――そうした日常のささやかな1シーンの記憶も活きてくるお仕事なのでしょうね。今後、舞台でチャレンジしたいことはありますか?

繰り返し何度も上演されるような、長く愛される舞台をつくりたいです。漫画やゲームなどを原作にした2.5次元の舞台もやりたいです。長年の夢はシェークスピアの『真夏の夜の夢』。まだ自分には実力が足りないかなと思っていましたが、そろそろやれるようになってきたかもしれないと思い始めています。



吉田さんのつくる舞台は普遍的な題材を扱いつつ、現代に生きる私たちが共感できる舞台設定になっていたり、効果的に音楽やアクションが入ったりするエンタメ性の高い“飽きない”舞台です。ご本人からは「2時間飽きさせない自信があります!」というイケメン発言も。皆さんも機会があればぜひ見に行ってみてください。舞台のお仕事に興味のある人は、そういう場で演出家や役者の皆さんに思い切って話しかけてみるとよいのではないでしょうか。


【profile】ステージユニット「LIPS*S」代表・脚本・演出 吉田武寛
LIPS*S official Website:http://www.lipss.info

【公演情報】
ILLUMINUS Debut Stage 舞台「ジュブナイル」
2017年1月21日(土)~22日(日)
シアター1010
脚本・演出:吉田武寛
Official Page :http://illuminus-creative.net/juvenile

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台演出家」
はこんな仕事です

演劇の舞台演出プランを立て、出演者の演技をはじめ、舞台装置の配置や照明、音響などの効果を最大限に引き出す仕事。舞台監督や助手、役者、脚本などで経験を積んでから、主に劇団や劇場と契約するケースと、フリーランスで活動するケースがある。作品の印象や実績を決定付けるポジションであるため、アイデアや感性の豊かさや、人間的な魅力、リーダーシップが求められる。近年では演劇に限らず、大掛かりなスポーツイベント、開会式や閉会式など、活躍の場も広がっている。

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