【シゴトを知ろう】レコーディングエンジニア ~番外編~

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【シゴトを知ろう】レコーディングエンジニア ~番外編~

2016.12.26

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】レコーディングエンジニア  ~番外編~

アーティストがCDをリリースする時に絶対に欠かせない「レコーディング」というプロセス。アーティストやプロデューサーの気持ちを汲み取りながら、技術的な面でサポートしていくのがレコーディングエンジニアというお仕事です。華々しいイメージがつきまとう音楽業界ですが、実際はどんな世界なのでしょうか?

この記事をまとめると

  • アーティストとのプライベートなつき合いが仕事でもプラスに
  • レコーディング時は絶対に「できない・分からない」と言わない
  • さまざまなジャンルの音楽を自分の中に蓄積することが大事

アーティストの人柄を理解することが仕事に役立つ

――アーティストたちとプライベートでも付き合うことはありますか?

もちろんありますよ。食事に行ったり、飲みに行ったり、個人的につき合ってどんな人柄かが分かると、レコーディングがしやすいです。結局レコーディングという作業は、アーティストがどうしたいか、何を考え何を表現したいのかを理解して、具現化する仕事なので、相手のことを理解できたらできた分だけ役にも立つし、仕事がスムーズに進みます。

そもそもレコーディングエンジニアは機械を操作して録音だけしていればいいというものではなく、人とコミュニケーションを取ってレコーディング作業を円滑に気持ちよく進める役割も担っています。そういう意味でもアーティストと相互理解を深めておくのはプラスになります。


――一連のお仕事のなかで一番好きなプロセスはどこですか?

スタジオでアーティストやプロデューサーたちと話しながら進めるレコーディングも楽しくて好きですが、その後にひとりで黙々と行うミックス作業が特に好きですね。ミキシングとは録音した音源の音質を整え、バランスを微調整して楽曲として完成させる作業のことです。

よく料理に例えられますが、レコーディングが素材の吟味と下ごしらえであるとしたら、ミックスは調理です。一番美味しく食べてもらえるように適切な調味料と火加減、時にはスパイスを効かせたり、冒険もしたりして、アーティストが思い描く通りの楽曲へ仕上げていきます。その作業を私一人で行うので自分の思いや感覚が込めやすく、個人的に一番好きなプロセスです。

幅広い音楽を聞いた蓄積が仕事の糧になる

――レコーディングの現場でお互いの主張がぶつかり合うことなどはありませんか?

お互いの意見を言い合うことはもちろんありますが、目指しているものは全員が“良い作品を創る”という点で共通しているので、ぶつかり合いにはなりませんね。特に僕のようなレコーディングエンジニアという立場の人間が、相手を受け入れずに「できない」とか「分からない」と言ってしまうと、それは仕事を放棄するのと同じで、全てがストップしてしまうので絶対に言わないと決めています。

以前、担当したアーティストのレコーディングで“新雪に初めて足を踏み入れた時のような音”と言われたことがあって、正直最初は迷いました。でも「相手が何を言おうとしているのか」「どう表現したいのか」を理解しよう、汲み取ろうと必死で想像した時にふと見えて「分かりました」とやってみたら、相手の望み通りの音になったというような経験が多々あります。

ですから相手を拒絶せず、丁寧に話を聞いて諦めずにトライするということが、レコーディングエンジニアの仕事にはとても大切な要素なんです。何度やってもNOと言われて、四面楚歌のような状態になることもありますが、必ず突破口は開けますから。

――レコーディングエンジニアになるために高校生のうちにやっておいた方がよいことってありますか?

まず音楽をたくさん聞いて蓄積することです。いろんな種類の音楽をどれだけ聞いてきたかで、仕事にも人間の幅にも歴然とした差がつきますからね。僕はロックサウンドが一番好きなんですが、ジャズもブルースもクラッシックも、基本的に何でも聞きます。それが糧になる仕事です。

あと趣味を持つこと。例えば僕は釣りが趣味なんですが、釣りをしていると癒しもあり、感覚も研ぎ澄まされてくるのが分かります。それは単純に好きで熱中しているからなんですが、その感覚だからこそ見えてくるものがあると思います。先日、ルアー(疑似餌)を手づくりする時のアプローチの方法が、仕事にも生かせたということがありました。嘘みたいですけど……。だから目指す仕事以外にも何か夢中になれることを見つけておくといいと思います。


幼稚園の頃からラジカセで録音をしていたという競さんは、まさに生まれながらのレコーディングエンジニア。しかし生活や趣味のなかにも仕事に繋がる何かを見つけ、常に真摯な姿勢を貫いているからこそ、数々の有名アーティストたちからも指名を受けるエンジニアとして第一線で活躍できるのでしょう。


【profile】レコーディング・ミキシング エンジニア 競紀行

【取材協力】ランドマークスタジオ http://landmark-st.com/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)」
はこんな仕事です

録音スタジオのコントロールルームのエンジニアとして、スタジオでつくられる全ての音に責任を持つ。そしてプロデューサー、ディレクター、ミュージシャンの意見を聞き、その通りの音へと味付けする。とくに録音したいくつもの音源を一つの楽曲にミックスダウンして、イメージ通りに仕上げる仕事が腕の見せどころである。まずは音楽大学、音楽専門学校で音楽や録音についての専門知識を身に付け、レコード会社、音楽スタジオに就職して、現場での経験を積むことでステップアップしていく。

「レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)」について詳しく見る