【シゴトを知ろう】著作権エージェントで働く人 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】著作権エージェントで働く人 ~番外編~

2016.12.27

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】著作権エージェントで働く人 ~番外編~

クリエイターのエージェント会社である株式会社コルクで法務を担当する半井さん。会社の全ての契約書をチェックする、重要な役割を担っています。「本が好きだったことがこの業界に入ったきっかけ」という半井さんに、仕事の中で驚いたこと、生かされている経験などを伺いました。

この記事をまとめると

  • 法改正で契約書の内容が変わるため、常に勉強が必要
  • あらゆるエンターテイメントやサービスが参考になる
  • 仕事は自分で作るもの。それが苦労でもあり、楽しさにもなる

法律の知識は日々アップデートが必要

――仕事のために勉強していることはありますか?

法改正によって法律が変わると、それまで作っていた契約書の文章が全く役に立たなくなることもあります。ですから著作権に関わらず、法律の動きについては常にキャッチアップしていかなければいけません。たとえ実務には直接関係のない分野であっても、日々法律の勉強は必要ですね。また担当する業務の幅が広がると、その分野の知識の勉強が必要です。本当はプログラミングもちゃんとやりたいんですけど、時間がなかなか……。高校生の皆さん、残念ながら学校を卒業しても勉強は終わりませんよ(笑)。


――この業界に入って驚いたことはありますか?

ほかの業界とは違い、出版業界には、きちんとした契約書を取り交わす慣行があまりないことに驚きました。10年くらい前までは、出版物が刊行されてから契約書が作られる、ということも珍しくなかったようです。作家と出版社の信頼関係で成り立っていた部分も多かったんでしょうね。

雑談の中からアイデアが生まれることも

――社内での打ち合わせも多いのですか?

コルクには「コミュニティプロデューサー」という職種のスタッフが多く在籍しています。彼らの仕事は、クリエイターさんと一緒に連載などの作品をつくりあげるだけでなく、グッズ企画やメルマガ発行など、クリエイターさんや作品の魅力をファンに届けるためのあらゆる活動をしています。私が担当している法務は全ての契約に関わるため、彼らとのやりとりも多いですが、会議室できっちりミーティングをするようなケースよりも、用があったらお互い声をかけて、雑談の中でアイデアが磨かれていくことが多いですね。作品やグッズの発売日などには社員みんなで盛り上がっていますよ。


――自身の作品の好みが仕事に影響することはありませんか?

幸いなことに、良い影響しかないかもしれないですね。好きな作品に対して、ついつい法務の領域を超えた仕事までしてしまうことがあります。あまり想像出来ないですが、好みではない作品だったとしても、きっと、好きになれるポイントを探すでしょうね。私の場合、作り手の姿が見えると、その作品をより好きになれるんです。お笑いが好きでライブにもよく行くのですが、当日までに積み重ねられた芸人さんやスタッフさん達の苦労を思って涙してしまうこともあるくらい(笑)。日頃から自分が何に心動かされるのかを観察していれば、それを応用して何でも楽しめるものだと思います。

積極的にエンターテインメントに触れ、良いところはどんどん取り入れる

――普段から本はたくさん読んでいるのですか?

以前は月に20冊くらい読んでいたこともあるのですが、今ではだいぶ少なくなりました。仕事中にたくさん原稿や文章を読みますが、本ということで考えると月5~6冊くらいかもしれません。この仕事をはじめてから、読み方もコントロールするようになりましたね。自分が楽しむためだけに読むのと、他の人に内容を紹介するために読むのとでは、やっぱり読み方が違いますから。


――仕事以外の経験で、仕事にもプラスになっていると思うことは?

休日出かけた先で素敵なアイデアやグッズに出会うと、つい「どうやって仕事に取り入れようか」と考えてしまいます。映画やライブなどにも積極的に行っていて、その内容や感想を、いろいろな人と話すようにしています。あらゆるエンターテインメントやサービスから、良いと思ったところはどんどん仕事に生かしていきたいですね。


――仕事は楽しいですか?

働き始めるまでは、仕事は“誰かが用意して依頼してくれる””待っていれば誰かに頼まれる”ものだと思っていました。でもこの会社に入ってから「仕事は自分でつくるものだ」と実感しました。自分で仕事を作り出すことは、自分の居場所を作ることでもあり、どんな状況にあっても必要とされる、重要なスキルだと思います。特に会社のルールや仕組みを作っている段階にある今は、大変なこともたくさんありますが、きっとこれが「楽しい」ということなんだろうなと感じています。


半井さんのお話からは、クリエイターや作品に対する熱い思いが伝わってきました。さまざまな状況を想定し、出版社との交渉や契約書の作成を行うのは、大変なことも多いようです。それでもやりがいを持って仕事の取り組めるのは、「クリエイターに最大限の利益を得てもらいたい」「作品の魅力を多くの人に伝えたい」という思いがあるからなのですね。


【profile】株式会社コルク 半井志央(@shionakarai
HP:http://corkagency.com/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「著作権エージェントで働く人」
はこんな仕事です

海外の書籍を日本で出版する際には、著者や編集者と著作権契約を行う必要がある。両者の仲介を行うのが主な業務だ。出版社から仲介を依頼されることもあるが、エージェントが海外の書籍の版権を売り込むことも。日本でヒットしそうなテーマの書籍の情報を、海外で開催されるブックフェアなどで集めて、日本語にまとめたものを出版社に提案していく。出版が決まると、海外の権利者との契約を結び、印税などの支払処理、献本などを行う。流行を見抜く目や契約をまとめる能力を磨けば、ヒット作を生み出すことも可能だ。

「著作権エージェントで働く人」について詳しく見る