【シゴトを知ろう】バリスタ 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】バリスタ 編

2017.01.05

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バリスタ 編

有名チェーンのカフェや個人経営のコーヒースタンド、コンビニエンスストアなど、コーヒーを提供しているお店はたくさんあります。そんな中で、コーヒー豆の品質やコーヒーの抽出方法にこだわるスペシャリストとして活躍しているのがバリスタ。
一体どんな仕事をしているのか、東京・杉並区でカフェを営むバリスタの竹日渉(たけひ わたる)さんにお話しを伺いました。

この記事をまとめると

  • 表では接客、裏ではコーヒー豆や淹れ方の研究をするのがバリスタの仕事
  • 時代は就職超氷河期! カフェでアルバイトを始めたことが転機となる
  • 活性化するコーヒー業界。技術を身に付けた人材が不足している

おいしいコーヒーのために、日々研究は欠かせない

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

バリスタは「コーヒー職人」ともいわれ、カフェなどでおいしいコーヒーを淹れてお客さまに提供するのが仕事です。表では接客サービスを行いつつ、裏ではコーヒー豆やコーヒーの淹れ方について研究します。また、ラテアートなどのセンスも求められます。

私は自分の店を一人で運営しているので決まった休憩時間はありませんが、複数のスタッフで運営しているお店では、きちんと休憩があります。営業時間が長いお店が多いので、シフト勤務のところが多いですね。

<一日のスケジュール>
11:00 出勤
    開店準備(コーヒーの試飲・軽食の仕込み・掃除)
13:00 開店
    接客(コーヒーを淹れる・軽食を作る・お客さまとお話をする)
21:30 閉店
    翌日の仕込み・清掃
22:30 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

仕事のやりがいは大きく2つ。1つは自分が淹れたコーヒーをお客さまが「おいしい」と言ってくれた時で、もう1つはコーヒー農園の人たちに対するやりがいです。

料理人の場合は、肉や野菜などさまざまな素材を組み合わせますが、バリスタにとっての素材は、カフェラテのミルク以外、基本的にはコーヒー豆だけです。世界には数千種類ものコーヒー豆があり、さらに焙煎具合や抽出方法などの微妙な差によって味が変わるので、とても奥が深い仕事です。

コーヒー豆はコーヒーの木から収穫され生産地によって味が違いますが、コーヒー農園の多くは貧しい国にあります。お客さまにたくさんコーヒーを飲んでもらえるのは、農園の人たちを貧困から救う助けにもなっていると考えると、やりがいを感じますね。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

大変なのは、コーヒーに関する研究をし続けなければならないところ。コーヒーのおいしさには明確な答えがないので、その答えをずっと探し続けなければなりません。例えて言うなら、100点満点はないのに、ひたすら勉強をしなければならない感じです。

バリスタは味覚を鍛えることが大切で、それが命と言ってもいいくらいです。品質がいいさまざまな種類のコーヒーを飲んだり、味覚をトレーニングするセミナーに参加したりして学んでいます。いつも「もっとおいしいコーヒーを」という気持ちでいるので、研究し続けることが仕事ともいえるんですよ。

1着の洋服も1杯のコーヒーも同じ「ものづくり」

フレンチプレスという方法でコーヒーを抽出。コーヒーにはさまざまな抽出方法がある

フレンチプレスという方法でコーヒーを抽出。コーヒーにはさまざまな抽出方法がある

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

高校卒業後、アパレル業界を目指してファッション系専門学校へ進学しました。でも、専門学校を卒業する頃は「就職超氷河期」という時代で、希望する業界には就職できませんでした。そこで、もともと興味があったカフェでアルバイトを始めたのが、この業界に入ったきっかけです。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?

洋服を作ることを学んでいました。洋服を作るときは、どの素材にするのか、どういう形にするのかを計画して、生地を裁断して縫います。だから、デザインだけではなく、綿やウールなどの素材についても勉強しました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

今思えば、洋服を作ることとコーヒーを淹れることはつながっています。コーヒーの素材は豆です。どの豆にするのか、どういう淹れ方でお客さまに提供するのかを考えて仕事をします。どんなものを作るのか計画を立てて、それを正確に作ってお客さまに提供する。「ものづくりをしている」という感覚は、1着の洋服も1杯のコーヒーも同じだと思うんです。

コーヒーの研究は理科の実験!? コツコツ型が向いている

「もっとおいしいコーヒーを」という気持ちを持って研究し続けることが仕事と話す竹日さん

「もっとおいしいコーヒーを」という気持ちを持って研究し続けることが仕事と話す竹日さん

Q7. どういう人がバリスタに向いていると思いますか?

バリスタは、コーヒー豆のおいしさを追求する仕事です。
コーヒーの味を決める要素は豆の種類や焙煎など無限にあり、自分が「これだ」と思うコーヒーの味を見つけるまでは、同じ豆で焙煎具合を変えたり抽出方法を変えたりと、まるで理科の実験をしている感じです。だから、一つのことをコツコツとできる几帳面で研究肌の人が向いているんじゃないでしょうか。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

日本にも品質のいいコーヒー豆が輸入されるようになり、国内のコーヒー業界は現在、活発に動いています。そういう業界で働くのは楽しいし、やりがいを感じますよ。

コーヒーを飲む人が増え、新しいお店が次々にオープンしているのですが、技術を身に付けた人材が足りない状態です。今はカフェやバリスタに関する専門学校があるので、コーヒーに興味があれば、この業界を目指してほしいですね。


エスプレッソマシーンやハンドドリップなどでカッコよくコーヒーを淹れるだけではなく、コーヒー豆や淹れ方を地道に研究することがバリスタの仕事、ということがよく分かりました。ものづくりの心を大切にするところも、まさに「コーヒー職人」ですね。
コーヒー好きな人や一つのことをコツコツと突き詰められる人は、バリスタを目指してみてはいかがでしょうか。


【profile】メガネコーヒー 代表 竹日渉(たけひ わたる)
Facebook https://www.facebook.com/meganecoffee333/

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バリスタ」
はこんな仕事です

エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテなどのコーヒーを入れる仕事。イタリア語のバリスタは「バールでサービスをする人」を意味し、コーヒーに関する豊富な知識と確かな技術を備え、心地よい接客とともにおいしいコーヒーを提供する人を指す。スクールや講座でエスプレッソマシンの操作・抽出法などの技術や接客サービスを学べるが、調理師・製菓専門学校で料理やお菓子についても同時に学ぶと、働き方の選択肢を増やすことができる。カフェやレストランで働くほか、技術や接客術を磨いて自分の店を持つ人もいる。

「バリスタ」について詳しく見る