【シゴトを知ろう】幼児リトミック指導員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】幼児リトミック指導員 ~番外編~

2017.01.04

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】幼児リトミック指導員 ~番外編~

幼児リトミック指導員として講座を開いたり、保育園で講師を務めたりしている笹岡富士子さん。リトミックで使う音楽選びの方法や仕事を始めて感じたことなど、お仕事の裏側について伺いました。

この記事をまとめると

  • リクエストされる音楽は「銀河鉄道999」、昭和歌謡、洋楽などさまざま
  • 子どもと接するお仕事なので、けがや病気には気を遣う
  • 潜在能力を秘めている子どもたち。「子ども」ではなく一人の人間として向き合う

リクエストは渋い昭和歌謡!! 「銀河鉄道999」をひたすら弾いたことも

――そもそもリトミックは子ども向けのものなんですか?

幼児向けの教室が多いので、「リトミック=幼児教育」というイメージが強いですよね。でも最初は、「音楽の基礎的な部分を体で感じる」ために、音楽学生に向けて開発されたものなんです。
最近は、子ども向けだけではなくて「大人向けリトミック」や「親子リトミック」の教室もあるので、大人がやってもいいものだと思います。


――幼児向けのリトミックの場合、基本的には童謡などが使われるんですか?

「リクエスト」という形を取らせていただく場合は、結構バラエティに富んだものになる場合もありますね。
アニメだと、電車好きなお子さんから「銀河鉄道999」を弾いてほしいと言われたことがありました。世代的には全然違うと思うのですが、YouTubeでアニメを見たり、最近だと別のアーティストにカバーされていたこともあってか、この曲を知っていたみたいで。
その時は、一緒に参加していただいていたお子さんたちもいい具合に盛り上がってくれたので、何回もリクエストされてひたすら「銀河鉄道999」を弾き続けていた感じです(笑)。

おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす時間が長いお子さんもいるので、渋い昭和歌謡のような曲のリクエストが来た時もありました(笑)。さすがに、その場で即興でリクエストに応えられるほど知っている曲ではなかったので、「ちょっと宿題にさせてねー」みたいな形で対応させていただいたこともあります。


――選曲には何か決まりがあったりするんですか?

基本的に「これでなくてはいけない」というものはありません。
リトミックに特化して作られている専用の楽曲を使ったりもしますし、開催する時期によっては、季節的な要素を取り入れることもします。

ただ、宗教的な理由で「クリスマス」や「ハロウィン」を題材にした歌を歌えないというお子さんや、「ハッピーバースデー」は歌えないというお子さんが参加されることもあります。そういう曲に関してはなるべく避けるといった配慮が必要になる場面もあります。

楽器を演奏できなくてもリトミック指導員になれる!?

指導員には子どもと音楽があれば笑顔になれるというタイプの人が多い

指導員には子どもと音楽があれば笑顔になれるというタイプの人が多い

――リトミック指導員に求められるピアノのスキルの基準はあるのですか?

リトミックの指導員にもいろいろなタイプがいて、私のようにピアノを弾いてという人ももちろんいますが、ギターでリトミックをされる人もいますし、教材の音源を使う場合にはCDをそのまま流しているという人もいます。なので、リトミックの指導員になるからといって、必ずしもピアノが弾けなくてはいけないということはないんです。
でも、生演奏でリトミックをするのであれば、易しいコードを見て弾ける程度の力があるといいかもしれませんね。


――仕事をされる上で気を遣う部分というのはあるのでしょうか?

「身に着けるもの」には気を遣います。
多くのリトミック指導員が気を遣っているのは、眼鏡や指輪などのアクセサリー類ですね。お子さんと接することになりますので、当たってけがをしてしまう可能性があるものはなるべく身に着けないようにしています。
服装も動きやすいというのが大切ですね。個人的には、なるべく明るい色の服装にしようと心掛けています。

お子さんと接する職業の方はみなさんそうだと思いますが、あとは体調。お子さんが多く集まる場所の場合、季節によっては風邪をひかれているという場合もあります。
自分自身の体調ももちろんですが、多くのお子さんに病気を広めてしまうことが無いようにするため、特に冬場の体調管理には気を遣います。

勉強会は、情報交換と自分の指導を見つめ直す機会

――幼児リトミック指導員同士の横のつながりはありますか?

毎月行っている勉強会があるので、そういった場で情報交換をしたりしています。
リトミック指導員は基本的に一人いれば成り立つものなので、実際に仕事をするときには孤独な部分もあるかなとは思います。
オリジナリティや自己流であることを大切にすることも重要なのですが、「自分自身の技術が落ちていないか?」「独りよがりになっていないか?」という点を見つめ直す意味でも、勉強会への参加は大切ですね。


――仕事をされるようになってギャップを感じたことはありますか?

仕事というよりは自分自身のことなのですが、「子どものことを子どもとして見過ぎてしまったな」という思いはありました。
お子さんを相手に話すとき、無意識に赤ちゃん言葉になってしまう方ってすごく多いと思うんです。決してそれが悪いわけではないのですが、大人が勝手に「子ども」という枠にはめてしまって「子ども扱い」し過ぎてしまうことは、そんなにいいことではないと思うようになりました。

子どもは、大人が思っている以上に高い潜在能力を秘めている存在だと思います。あくまでも一人の人間として接することが、「そのお子さんの能力を潜めたままにしない」ことにもつながるのではないかなと感じています。


昭和歌謡でリトミック……。なかなか想像がつかないですが、即興で演奏していくタイプのリトミックの場合、お母さんから「洋楽を」といったリクエストが飛んでくることもあるそうです。そんな時、演奏できる即興力やトークで切り返して行く対応力も求められるんだとか。
幼児リトミック指導員にはさまざまなタイプがいるようですが、コミュニケーション力を高めておくことが大切だといえそうですね。


【profile】幼児リトミック指導員 笹岡富士子

この記事のテーマ
保育・こども」を解説

乳幼児から小学生までのこどもの生活を保護し、心身の成長を促すための専門知識を身につけます。こどもの心身の発達や行動、保健・衛生、基本的な読み書きや情操教育、体操といった体力向上教育など、学びの分野は多岐にわたります。保育士の資格取得者の職場は保育園だけでなく、企業内の保育施設などにも広がりつつあります。

「保育・こども」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「幼児リトミック指導員」
はこんな仕事です

リトミックとは、スイスの作曲家が考案したリズム表現による音楽教育の方法。心で感じたことを身体で表現することで、幼児期において大切な心身のバランスをつくり出す。それにより豊かな感性が育まれ、表現力や集中力、運動能力を高めることにつながる。カルチャースクールや幼児教室が活躍の場となり、指導員はピアノを弾いたり、一緒に歌ったりして、身体でリズムを表現できるよう指導。公的な資格はないが、民間資格は複数ある。

「幼児リトミック指導員」について詳しく見る