【シゴトを知ろう】テレビプロデューサー 編

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【シゴトを知ろう】テレビプロデューサー 編

2016.12.26

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】テレビプロデューサー 編

日々さまざまな情報を発信し、社会の動きを私たちに知らせてくれるテレビ。そんなテレビの番組はどのように作られるのでしょうか。NHK科学・環境番組部のチーフ・プロデューサーである井上智広さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 取材を通じて得る新しい発見や、視聴者からの感想が仕事のやりがい
  • 最先端の情報を分かりやすく社会に届けることがメディアの役割の一つ
  • 好奇心にあふれ、他の人と発見を分かち合いたいと思う人は向いているかも

視聴者の方からの「面白かった」という声がやりがいに

Q1. 仕事概要を教えて下さい
 
番組の企画・取材・構成・編集など番組作りの全般が仕事です。制作期間は番組によって異なりますが、たとえば生活科学番組の『ガッテン!』では、番組完成のおよそ4カ月前から取材を始め、何をテーマにするかを決めて企画書を書きます。

企画が通ったら、いよいよ本格的な取材。さまざまな方のお話を伺ったり、資料を読み込んだりしながら、丁寧に情報を集めます。それを元に番組の台本を書き、ロケ、編集、スタジオ収録などを経て完成した番組が放送されます。

制作期間において、時間をどう使うかは個人の裁量に任されています。1日中取材に出かけていることもあれば、社内でずっと台本を書いていることも。編集が始まれば終日編集室に閉じこもります。仕事内容は制作段階によって違うのです。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
取材を通して、さまざまな人の話を聞くと知らなかったことや新しい発見があるんです。それに感動する機会が多いことですね。

また努力した分だけ伝わったという実感がもてることもやりがいにつながっています。作り上げたあとに視聴者の方から「面白かった」「まさにこんなことが知りたかった」というコメントをいただくと、やっていてよかったなと思います。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
私はあまり物事を大変だと思わない性格ですが、一般的には締め切りに追われるプレッシャーが大きい仕事だと言われています。

自信をもって作った番組でも「あまり面白くなかった」「期待はずれだった」といったコメントをいただくことも。人によっていろんな感じ方があることを学び、「次はもっと多くの人に満足していただける番組をつくろう」という意欲に変えています。

最先端の研究と社会を結び付けたいとマスメディアの世界に

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
実はもともとテレビ業界で働くつもりはなく、研究者を目指して大学院で地震の研究をしていたんです。転機となったのは、1995年に起きた阪神・淡路大震災。震災後に調査で現地に入り、想像を絶する被害を目の当たりにしました。人々や社会を震災から救うためには、地震を科学的に探求するだけでなく、起こりうることを科学的に社会に伝えることが重要だと、そのとき気づかされたのです。

また震災の現場を見たことで、研究者の常識と社会の理解や認識との間にはさまざまな隔たりがあることも痛感しました。その溝を埋めて、科学と社会を結びつけたい。そこで研究者ではなく、科学を学んだ者としてメディアの世界で働くことを決めました。


Q5. 地震の研究は、今の仕事に役立っていますか?

大学院では、地震はなぜ起きるのか、またどのように揺れが伝わるのかなどを科学的に分析・解明していました。

現在私は地震に限らず科学全般の番組をつくる部署で働いていますが、大学院で得た専門知識や科学的なものの見方・考え方は、とても役に立っていると感じています。
 
 
Q6. 高校生のときに抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
小さいころから宇宙や地球に興味があり、それらの神秘について描いた科学番組を夢中で見ていました。

高校生になっても、宇宙や地球への興味は尽きませんでした。ある日、地球科学者である竹内均先生の『ムー大陸から来た日本人―私の古代史』(徳間書店)という本を読みました。ムー大陸とは、一夜にして沈んだとされる伝説の大陸です。そんな一見非科学的なことに第一線の科学者が「科学の視点」で迫り、真相を解明していく様はまさに圧巻。科学ってなんて夢とロマンにあふれているんだろうと興奮したのを覚えています。

今でも地球や宇宙、この世界にあふれる「未解明の謎」を科学の目で解き明かしたいという思いは変わりません。そんな自分の情熱を、自分が手がける番組に活かすことができるのは、とても幸せなことだと感じています。

 

番組制作に向いているのは、知的好奇心にあふれた人

Q7. どんな人がテレビプロデューサーに向いていると思いますか?
 
知らないことを知りたいと思う好奇心にあふれている人が周りには多いですね。また、新しく発見したことを人と分かち合いたいという思いを持っている人も向いているのではないでしょうか。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
高校生のみなさんに伝えたいのは、「自分の可能性を狭めないでほしい」ということ。今興味のあることが、10年後も同じとは限りません。いろいろなことにチャレンジして面白いと思えることをたくさん見つけてもらいたいと思います。下手であろうと、失敗しようと構いません。大切なのは、自分自身が心の底から楽しいと思えることです。

もちろん、心の底から楽しいと思えることを見つけるのは簡単ではありません。でもだからこそ、いろいろなところに出かけたり、本や映画、テレビ番組などに触れたりして、自分がワクワクすることに出会うきっかけをつかんでほしいと思います。
 

普段何気なく目にしているテレビ番組の裏側には、視聴者に分かりやすく魅力的に物事を伝えようとする番組制作者の方々の努力がありました。その苦労を乗り越えて作り上げた番組が放送されたときの喜びは、言葉には言い表せないと教えてくださった井上さん。そんな経験をしてみたい方は、ぜひテレビ業界で働くことを目指してみてはいかがでしょうか。
 
【profile】NHK 制作局 井上智広

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「テレビプロデューサー」
はこんな仕事です

自分が担当するテレビ番組の総責任者として、番組制作を管理。仕事の範囲は広く、企画立案や制作スタッフの決定、出演者の交渉、予算の管理、スポンサーへの営業など、番組づくりだけでなく側面支援的な仕事も担当する。大部分のテレビ番組は、テレビ局と番組制作会社が協同で制作しており、プロデューサーも双方に存在している。いずれの立場であっても、番組制作の現場で下積みから経験を重ねながら、徐々に成長して大きな役割を任されるようになるケースがほとんど。番組制作の全般を取り仕切れる充実感が得られる。

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