【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

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【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

2016.12.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

映画制作の中でも重要な存在となる「プロデューサー」。映画のエンドロールなどで目にしたことはあっても、それが具体的にどんな仕事なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、主演:福士蒼汰さん、ヒロイン:小松菜奈さんの映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を企画し、公開まで作品に携わられた東宝株式会社のプロデューサー・西野智也さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 映画プロデューサーは、企画の発信点から作品公開まで携わる仕事
  • 熱意と責任感がある人が、映画プロデューサーに向いている
  • 10代のうちに好きなものを増やすことが、後々役に立つ

企画書制作を繰り返す毎日、理想が叶ったときは大きなやりがい

Q1.お仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

人によってさまざまなケースがあると思いますが、僕の場合まず基本となるのが、原作から映画に出来るものを探すという、企画の作業です。
年間300冊ほどの小説やマンガを読んで、その中から「これはいけるんじゃないか」と思ったものに関しては企画書をつくります。とは言っても、僕一人の力では映画化は出来ません。社内で企画が通れば先に進めますが、企画書の段階で「これは難しいんじゃない?」と言われたらお蔵入りです。
そんな企画書制作を繰り返すことが日常業務の一つです。また、それと同時進行で企画が通った後の制作も行います。キャスティング(※役を振り当てること)やスタッフィング(※職員を配置すること)、脚本……そこからは撮影に立ち会ったり、編集の打ち合わせに参加したり映画を実際につくる作業ですね。そして公開前には宣伝にも関わるので、企画の発信点から公開まで携わることになります。

<一日のスケジュール>
10:00 出社・部署内会議
11:00 新聞などに目を通し情報インプット
12:00 昼食後、読書時間(企画に出来そうな原作探し)
13:00 脚本打ち合わせ
16:00 宣伝関係打ち合わせ
19:00 東宝スタジオにて編集確認作業
21:00 終業

主演の福士蒼汰さん

主演の福士蒼汰さん

Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

制作中の段階ですと、自分の企画が通ったときや、自分の希望したキャストの方がオファーを受けてくれたときですね。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」という映画(以下「ぼく明日」)は、僕が企画を出した作品ですが、企画の最初の段階で福士蒼汰さん、小松菜奈さんをメインキャストとして希望していました。結果的に見事理想どおりのキャスティングが叶いましたし、お二人とも企画を気に入ってくれて嬉しかったです。
あとは映画完成後、良い評価を頂けたり、「泣けました!」なんて言って頂けるときは、すごくやりがいがあります。「ぼく明日」の公開はこれからですが、原作者の七月隆文さんにも太鼓判を押して頂けたので、観てくれた方々の感想の声を聞くのが楽しみです。
毎日の業務には大変なこともありますが、その分成功したときには大きなやりがいを感じられる仕事だと思います。

ヒロイン役の小松菜奈さん

ヒロイン役の小松菜奈さん

Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

企画が通らないときですね。どんなに渾身の企画が出来ても、提出して「これは難しい」と言われてしまったら終わりなので……そういうときは辛いなと。
なかなか企画が通らない時期もありますが、そういう時期は、次のものに向けて頑張るしかないと思っています。辛いけれど、常に先を見据えてやっているので、落ち込んだりはしないです。

大学時代、サークルと映画の現場で学んだことが今につながる

Q4.映画プロデューサーを志すようになったきっかけを教えてください。

小学校のときから映画が好きで、映画に関わる仕事に就きたいという気持ちはずっとありました。大学時代、映画サークルに入って、制作なども経験していくうちに、監督よりもさまざまな側面から作品を支える立場が面白いなと感じて。そうした想いや経験を就活のときに話していたら、今の会社が採用してくれました。
最初は支社の宣伝にいたんですが、その当時も自分なりに企画を考えて、先輩に送ったりしていました。それがきっかけで2年後に映画企画部という部署に呼ばれ、それからは今のような形で仕事をしています。現在の所属は映画調整部になりましたが、仕事内容としては企画部にいた頃と大きくは変わりありません。


Q5.映画プロデューサーになるために学ばれたことは何ですか?

大学は文学部で、映画の歴史に関する授業を受けたり、サークル活動を積極的に行ったりして多くのことを学びました。それに加えて、実際の映画の現場でアルバイトもしていました。いろんな人がいて映画が成り立っていることや、スタッフとしての作品への関わり方など、現場で学べたことは大きかったです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は部活のアメフト中心の毎日でしたが、相変わらず映画は好きで。空いている時間は映画を観ていましたし、映画の仕事に就きたいと何となくは思っていましたね。
うちの高校は、3年生は映画制作を必ずしなければならないという決まりがあって。その頃には部活も引退していたので、せっかくだからと脚本・監督に立候補して、一本映画をつくろうと意気込んで取り組みました。結局完成したのは、すごくつまらない作品だったんですけど(笑)。その経験は今につながっていると思います。

学生のうちに、何か一つ「これは頑張ったな」と思うものをつくる

Q7. どういう人が映画プロデューサーに向いていると思いますか?

熱意と責任感がある人がいいですね。
局面によっては、全部自分が抱え込まなきゃいけない責任も生じる仕事です。
僕自身は「適当に真面目」な性格で。しっかりしていると周りに言われますが、しっかりしなくていい部分は抜けていることもあるんです。そのあたりの柔軟性のような部分が、仕事に生きていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

趣味でも部活でもいいので、学生のうちに何か一つ「これは頑張ったな」と思うものをつくっておくと、その後の人生の自信になります。僕の場合、高校はアメフト、大学は映画制作が出来たことが大きかったです。
そして映画プロデューサーを目指すなら、映画はもちろん絵でも読み物でも音楽でも、10代のうちにいろんなものを吸収して下さい。それはきっと、後々役に立つと思います。


企画から公開まで作品に携わる映画プロデューサーのお仕事、背負う責任も大きい分やりがいを感じられると教えてくれた西野さん。
常に新しい企画を考え、多くの人と関わる映画プロデューサーを目指すには、西野さんの仰るとおり、今からいろんなものを吸収し、興味の幅を増やして毎日を充実させることが近道となるのかもしれません。

【profile】
東宝株式会社
映像本部 映画調整部
映画プロデューサー 西野智也

<「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」概要>

150万部突破の人気小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文著)が、映画化。2016年12月17日より全国ロードショー。
「わたし、あなたに隠していることがある…」初めてキスをした日、高寿(福士蒼汰)は、愛美(小松菜奈)から想像もできなかった大きな秘密を明かされる…。そして、二人の運命は“すれ違い”始める―――
主人公は、『ストロボ・エッジ』の福士蒼汰。世の女性を胸キュンさせた彼が、2016年冬―。胸アツ&感涙必至のラブストーリーをお贈りします!ヒロインは、『黒崎くんの言いなりになんてならない』『溺れるナイフ』の小松菜奈。初共演の二人が、せつない運命を背負ったカップルを熱演。

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この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映画プロデューサー」
はこんな仕事です

映画づくりの数ある専門職の中でも、全権を掌握しているのがプロデューサーだ。作品の撮影や演出については映画監督が判断するが、その監督を任命できる立場にいるのが、映画プロデューサーである。ほかにも主演する男優・女優、脚本家(シナリオ作家)、さらに映像・照明・録音スタッフなどの任命決定権を持っている。作品がめざす方向性を明確に掲げて、製作予算の調達、撮影後の最終編集、封切り前の宣伝活動まで、一切の業務を指揮する、映画づくりの総責任者だ。映画界をめざす人の憧れの職種の一つだといえる。

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