【シゴトを知ろう】リンパケアセラピスト 編

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【シゴトを知ろう】リンパケアセラピスト 編

2017.01.11

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】リンパケアセラピスト 編

みなさんは「リンパケア」を知っていますか? リンパケアとは、一人ひとりの身体の状態に合わせて施術を行い、滞っているリンパ(「リンパ液」「リンパ節」の略)の流れをよくすることで、老廃物や毒素の排出を促すものです。現在、医療や介護の現場でも用いられ、病気を患った人や高齢者の症状や痛みを緩和、改善に導くケアとして活用されています。

今回は、株式会社フレアスで在宅医療マッサージを行っている菊池さんに、リンパケアセラピストのお仕事ややりがいについて伺いました!

この記事をまとめると

  • リンパケアセラピストは、美容系だけではなく、医療系に特化した人もいる
  • マッサージだけでなく、多方向からアプローチできる技と知識を持っている
  • コミュニケーションの中で、相手に興味を持つことできる人が向いている

患者様のお宅に伺いマッサージを施すということ

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

私が所属するフレアスでは、「在宅医療マッサージ」と「訪問看護」という大きく分けて二つのサービスを提供しています。

私が担当している「在宅医療マッサージ」は、国家資格である、あん摩マッサージ指圧師の資格を持った者が、主に高齢者の歩行困難な方や、お若くても難病を患った方、生まれながらにしてご病気を患っている方の元に伺い、マッサージを施すというものです。患者様のお宅や施設、老人ホームなどで、お一人あたり20分ほどのマッサージを行います。1日およそ10件、10名の患者様の施術を行っています。

医療マッサージは、一般的に知られている肩や腰の凝りを緩和するものとは異なり、血液やリンパの循環を改善したり、筋肉の緊張を緩和したりすることで、寝返りがうてない方がご自身でうてるようになるなど、筋力の増強運動や機能訓練も含まれるマッサージのことをいいます。私は、あん摩マッサージ指圧師の資格とともに、日本リンパドレナージ協会が認定する資格も持っています。リンパマッサージやその知識を取り入れた施術を行うことで、指技だけでは解消することがなかなか難しいむくみに対しても、ある程度の効果を出すことができるんです。

在宅医療マッサージは、患者様が生活していらっしゃる所に私たちが伺うので、その方の今の状況を、患者様のお体からや会話からだけでなく、家の中を見ることでも推測することができます。例えば、お菓子ばかりを召し上がってらっしゃる方は、お家に行くとゴミ箱や机の上を見させていただくと分かります。その場合は、食生活からお声がけするようにしています。施術だけではなく、患者様の生活も含めて関わらせて頂きたいと思っています。

<ある一日のスケジュール>
08:30 出社
09:00 患者様のファイルを確認
10:00 訪問マッサージ開始
13:00 昼食
14:00 介護施設で介護予防の健康教室
16:00 社内実習
18:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

私たちの施術を通して、患者様の辛い症状が緩和され、患者様の気持ちや表情によい変化を実感できたときが、一番やりがいを感じますね。患者様はご病気などの症状が辛く、気持ちが下向きになっている状態が多いので、初回の施術に入り問診をしてご様子を伺う際に、患者様に受け入れられていないと感じることがあるんです。ですが、施術を通して症状が緩和していく中で、だんだんと笑顔を見ることができるようになっていきます。そのように、段階を踏んで信頼関係を築けていることを実感できるときが、この仕事においてとてもうれしい瞬間です。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

リンパケアセラピストは大きく分けると、美容系に特化している人と医療系に特化している人がいます。私たちは医療系なので、お客様である患者様は、何かしら原因があり辛い症状があって、リンパケアが必要になり施述に入らせていただくことが多いです。なので、その方の持病や怪我が進行していくのを目の当たりにするときはやはり辛いです。

ただ、現在では患者様もご自身の病気を把握されていて、その上で、症状に対してどうアプローチしていくかということを考えていらっしゃいます。そういう意味でも、心のケアも含めてマッサージを施すことで、その日だけ、その瞬間だけでも楽になっていただければという気持ちで関わらせていただいています。

マッサージだけでなく多方向からのアプローチで症状を緩和させる

Q4. どのようなきっかけ・経緯でリンパケアセラピストの仕事に就きましたか?

私は、中学・高校とバスケットボール部に入っていました。部活動をする中で、試合に出られるかどうかという怪我をしたことがあり、リハビリを受けたことがありました。そのおかげで、試合に出場することができ、その体験を通して、人に接してケアできる仕事はいいなと感じ、そういう仕事に就きたいと思ったのがきっかけですね。

専門学校であん摩マッサージ指圧師の資格を取った後は、資格を生かせる女性専用の治療院などで働いていましたが、ご病気などで本当に困っている方にサービスを届けたいという思いから、在宅医療マッサージのサービスを提供しているフレアスに就職しました。

リンパドレナージュの資格は、フレアスに就職してから取りました。実際に患者様に施術をする中で、学校で学んだり経験したりしたことだけで結果を残せるかというと、そうではないので、新しい技術は学び続けなければいけません。特にむくみに対して改善がうまく図れず、別のアプローチを取り入れなければいけないと思ったのが、リンパマッサージの資格をとろうと思った一つのきっかけでした。

そういった経緯で、日本医療リンパドレナージ協会の認定資格を取りました。この資格は、看護師や理学療法士などの医療資格を持っていないと講習を受けることができない資格なんです。認定をもらってからは、そこで学んだ知識を生かし、マッサージだけではなく、うまくほかのものも取り入れ、「どのように相乗効果が図れるか」ということを考えられるようになりました。多方向からのアプローチができるようになり、視野が広がったと思います。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?

あん摩マッサージ指圧師の資格が取れる専門学校へ進みました。学校では、実技や座学を通して、筋肉や骨などの身体の仕組み全般や、病気のことなどを学びました。卒業と同時に国家試験を受けて資格をとり、臨床に入れるプログラムになっていました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のときに人に接してケアできる仕事に興味を持ってからは、迷うことなくこの道を進んできたと思います。病院・介護施設・治療院など、働き方はいろいろあるのですが、まずは資格をとって、それから考えようと思っていましたね。自分がスポーツをしていたこともあり、トレーナーを志していた時期もあります。

コミュニケーションの中で、相手に興味をもつことが大切

Q7. どういう人がリンパケアセラピストに向いていると思いますか?

この仕事は、施術するだけではなく、患者様とコミュニケーションを取っていかなければ成り立たない仕事だと思います。人を喜ばせたいという気持ちがあることは大前提ですが、その上で、人と接することが楽しいと感じられたり、コミュニケーションをとっている相手に「この人はどんな人生を送ってきたのだろう」「この人はどんな人なのだろう」と興味を持つことができたりすることが、とても大事だと思います。コミュニケーションの中で、その相手に興味を持つことできる人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

患者様はみなさん大変辛い中で施術を受けられているので、こちらから心の扉をノックしていかなければ、信頼関係は築けません。人と接することがどういうことかを学ぶためにも、まずはアルバイトなどで、職種の違う接客業の仕事に就いてみるといいと思います。そういう仕事を通していろいろな人と、いろいろな形で接する経験をしてください。さまざまな人と関わった経験がみなさんにとって大きな財産になると思いますよ。



菊池さんのお話から、患者様の気持ちに寄り添い、少しでも症状を緩和、改善に導きたいという強い気持ちを感じました。そのために、リンパケアの知識と技術を習得し、それを生かすことで、患者様の辛い症状を緩和させていることもよく分かりました。日々の技術向上に努めていらっしゃるからこそ、患者様を笑顔にすることができるのですね。

リンパケアセラピストに興味を持った人は、一度自分自身でリンパケアがどのような現場で活用されているのか調べてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

【profile】株式会社フレアス 菊池里子

この記事のテーマ
エステ・ネイル・リラクゼーション」を解説

ネイルアーティストやエステティシャンなど、美容のスペシャリストを育成したり、アロマセラピストやマッサージ師のように身体のもみほぐしや香りでの癒しに関わる知識と技術を身につけます。あわせて学校では、職業に応じた専門技術と接客能力を磨きますが、新しい技術やトレンドに対応するため、自ら学び続ける好奇心やセンスが求められます。

「エステ・ネイル・リラクゼーション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「リンパケアセラピスト」
はこんな仕事です

倦怠感や不調を感じる人に対し、身体の仕組みについての基本知識とリンパマッサージの技術を駆使し、施術を行う仕事。一人ひとりの身体の状態に合わせて施術を行い、滞っているリンパの流れをよくすることで、体内の老廃物や毒素の排出を促進。コリやむくみの改善をはじめ、ストレスの緩和やデトックス、免疫機能の向上、排泄機能の改善が望める。エステティシャンやセラピストはもちろん、医療・福祉関係に従事している人のプラスアルファの技術としても活用されている。

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