【シゴトを知ろう】日本舞踊家 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】日本舞踊家 ~番外編~

2016.12.26

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】日本舞踊家 ~番外編~

江戸時代から伝わる伝統芸能・日本舞踊。着物や漢字など、日本古来のものが世界から注目されることはよくありますが、日本舞踊も例外ではありません。浅草の教室で日本舞踊を教える日本舞踊家の波島陽子さんは、これまで様々な国の人たちに踊りを教え、また日本舞踊を通じて国際交流をされてきたそう。番外編では、海外の方々との交流におけるエピソードなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 日本舞踊は海外の人々からも人気
  • 波島さんは、招かれて海外での公演に出演することも
  • 早く上達するためには想像力やセンスが必要

文化の違いに驚かされることも

――波島先生の教室には、どのような方が日本舞踊を習いにいらっしゃるのでしょう?また、どのような目的でいらっしゃる方が多いですか?

小学生から年配の方まで、幅広い年代の方がいらっしゃいます。いらっしゃる理由は人によってさまざまですが、「女性らしく、美しい仕草を身につけたい」というのがもっとも多いです。また、時にはほかで日本舞踊を教えている先生がいらっしゃることもあります。先日も、台湾で教えている先生がここでお稽古をするため、お弟子さんを連れて来日されました。

――台湾からわざわざいらっしゃったんですか? 台湾にも日本舞踊の教室があるとは、意外です!

台湾では日本舞踊をはじめとして、和太鼓や浴衣といった日本の文化に人気が集まっているようですよ。先生などをお迎えするだけでなく、招待されて、台湾で開かれる日本舞踊の公演に私たちが出演することもあります。


――日本舞踊を通じて、国際的な交流もされているのですね。他にはどのような国の方との交流がありましたか? また、印象的なエピソードがあれば教えてください。

これまでにアメリカやインド、シンガポールをはじめとするさまざまな国からゲストを迎えてきましたが、文化の違いに驚かされることもありました。印象的だったのは、シンガポールからゲストを迎えた時のこと。観光ツアーの一環だったのですが、シンガポールの女性5〜6人が、日本舞踊を体験するためにこの教室にやってきたんです。彼女たちはイスラム教を信仰しているため、頭からすっぽりと黒いベールを被っていました。日本舞踊を体験される方には着物を着ていただいているのですが、彼女たちは信仰上の理由から、首や腕はもちろん、顔も見られることがはばかられたようで。「黒いベールの上から着物を着てもいいですか?」と聞かれた時は驚きましたが、それも文化の違いですね。

想像力やセンスが上達するうえでの鍵に

――日本舞踊の動きはとても優雅ですが、意外に筋力を使うのでは?

立つ、しゃがむ、という動作を繰り返したり、腰を落とした姿勢をキープする、といった仕草が日本舞踊の中にはたくさん組み込まれているので、自然と筋肉はつきますよ。太ももやお尻の筋肉は、若い人よりも強いのでは、と自負しています(笑)。また、背中などにも贅肉が全くつきません。


――やはり運動神経のいい人が、早く上達する傾向があるのでしょうか?

そんなことはありません。驚かれるかもしれませんが、私は運動神経がほとんどなく、学生時代は水泳やスキーをはじめとする、スポーツ全般が苦手でした(笑)。日本舞踊はスポーツではなく伝統芸能。つまり芸術の範疇に入るものなので、運動神経や体力よりも、想像力やセンスのある人が早く上達します。また、不思議なことに、日本舞踊を習いにいらっしゃる方の多くは、性格がとてもいいんです。


取材後、波島陽子さんと生徒さんたちによる公演「燦陽譜(さんようふ) 波島陽子の世界」に招かれ、初めてじっくりと日本舞踊を鑑賞しました。登場する女性たちの華やかさ、そして優雅で美しい踊りの数々にすっかり魅せられるとともに、その世界の奥深さを感じました。日本舞踊が伝えるものは、一言で言えば“心”。言葉はなくとも“心”が伝わる日本舞踊が、海外の方を惹きつけるのは当然のことなのかもしれません。


【profile】波島陽子日本舞踊教室 家元 波島陽子
http://www.namishima.jp/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「日本舞踊家(にほんぶようか)」
はこんな仕事です

舞踊家として芸を披露するのはもちろん、弟子や生徒をとって指導に当たり、日本舞踊を継承する仕事。歌舞伎舞踊、上方舞、京舞、民謡舞踊などの古典舞踊と、それらから派生した創作舞踊など、流派は数百にも及ぶ。西川流、藤間流、坂東流、花柳流、若柳流など伝統的な代表流派では現在、約5000人の日本舞踊家が活躍している。どの流派へ進むかを決め、師匠の元に入門するか教室の門弟としてスタートする。各流派それぞれに受け継がれる型を体得して踊りを磨き、名取や師範名取に認められたら指導者として活動できる。

「日本舞踊家(にほんぶようか)」について詳しく見る