【シゴトを知ろう】ライフセーバー 編

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【シゴトを知ろう】ライフセーバー 編

2016.12.22

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ライフセーバー 編

揃いのユニフォームを着た、精悍なライフセーバーの姿を夏の海水浴場で見かけて、かっこいいなと思ったことがある人はいませんか? 今回は神奈川県鎌倉市を拠点にライフセービング活動を行う「鎌倉ライフガード」所属のライフセーバー、林亮太さんにライフセーバーという仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 主な活動は夏期期間中のパトロール活動
  • 技術、知識、コミュニケーション面で得られるものは大きい
  • 自然を身近に感じながら身体感覚を研ぎすませて仕事をするライフセーバー

市と連携して夏の海水浴場でのパトロールを行う

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
メインとなる活動は、夏の海水浴場が開設している期間中のライフセービング活動です。私たちは“パトロール”と呼んでいます。鎌倉市の観光商工課と連携しながら、市内3ヶ所の海水浴場で活動を行っています。主な活動内容は、事故防止および万一の際の人命救助活動、天候や海岸の地形のコンディションのチェック、監視活動(監視台、徒歩パトロールによる監視)、けがの処置や迷子対応、清掃活動などです。
夏期期間外は、活動回数はぐっと減り、主に週末の活動になります。ですのでライフセーバーは専業ではなく、他に仕事を持っている人がほとんどです。
この間は、月例会のほかライフセービング活動の技術と知識の向上に取り組む活動、青少年育成を含むライフセービング活動の啓蒙普及活動などを行っています。

<海水浴場開設期間のある日のスケジュール>
6:00 トレーニング
7:30 天候および海に入って砂底の地形など自然環境のチェック
8:00 朝礼 体操、報告など
9:00 パトロール活動 開始
17:00 パトロール活動 終了 機材の片付け 夕礼 各種報告、明日への共有
17:30 トレーニング
19:00 終了 帰宅
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
ライフセービング活動を通して身につけた人命救助や危機対応の技術や知識、そして日々の活動の蓄積は人としての大きな自信をもたらしてくれました。それは、自分という人間を変えてしまったくらいの大きなことでした。
また監視活動やパトロールというと受け身の仕事のようですが、実際は人とのコミュニケーションがとても必要とされる仕事です。人との関わりという面においても鍛えられたと思います。
仕事は大変ですが、職場は美しい海岸であり、年間を通して海に接していると四季の移り変わりも感じられ、美しいなと思います。夏の賑やかな海もいいですが、冬の静かで水の澄んだ海もまたいいものです。
仲間同士は皆仲良しで、プライベートもしょっちゅう一緒に過ごしています。
ライフセービング活動で使われている「マリブボート」によるパドリングやサーフィンなど、マリンスポーツも身近な存在です。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
パトロール中は常に気を張っていますし、炎天下での仕事ですので、1日が終わるとぐったりするほど疲れます。正直はじめの1・2年目は下っぱだったので、仕事を楽しいと思う余裕は全くありませんでした。ですが1年目の夏が終わって夕方のサイレンを聞いた時、それまでの人生で感じたことのなかった充実感と達成感で、涙が出るような感激がこみ上げてきて。3年目くらいからは能動的に動けるようになり、どんどん仕事がおもしろくなってきましたね。

ライフセーバーという仕事が自分を変えてくれた

Q4. どのようなきっかけ・経緯でライフセーバーという仕事に就きましたか?
 
私は福島県出身、4人兄弟の末っ子で、引っ込み思案な子どもでした。ライフセーバーというと、水泳が得意なイメージがありますが、私の場合、子ども時代の海水浴は年に1度程度、通っていた高校にもプールはなく、泳ぎに関しては全くの素人でした。
大学進学で横浜に来て、大学1年生の夏の短期アルバイトで、ろくに職務内容も知らずライフセーバーのアルバイトに応募したことがきっかけです。
 
 
Q5. 大学・専門などでは何を学びましたか?
 
福島時代、知人の外国人に日本語を教えた経験が楽しかったので、日本語教師という仕事に興味を持って関連学科のある大学に進学しました。ですがライフセーバーという仕事に出会って、興味が完全に移ってしまいましたね。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
十代の頃は、はっきりとした夢のようなものはありませんでした。引っ込み思案だった私は、人と話すことも得意でなく、自分に自信がなくて。何とか自分を変えたいという思いを強く持っていました。ライフセーバーという仕事は自分のそうした部分にすごく応えてくれたと思います。

コミュニケーション力、正義感と熱意が大事

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
水泳技術が必須と思われがちで、実際、「ベーシック・ライフセーバー」においては、必要とされる一定のスキルや知識はあります。ですが、ライフセービングの世界では、後進の教育や指導にも力を入れており、日々の業務の中に水泳やトレーニングといった要素も組み込まれていますので、働きながらのスキルの習得は可能です。
むしろ、人と積極的に話す必要のある仕事ですので、コミュニケーション力があること、何より正義感と熱意を持って仕事に取り組めることが大事だと思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
ライフセーバーは、決して楽な仕事ではありませんが、やりがいのある素晴らしい仕事です。夏期パトロール活動では、高校生からアルバイトを受け入れています。ライフセーバーに興味のある人、また私のように「自分を変えたい」という思いがある人は、ぜひトライしてほしいと思います。
 



海という大きな自然の楽しさと怖さを常に身近に感じながら、人々の安全を守るため身体感覚を研ぎすませて仕事をしているライフセーバー。夏期期間の業務が中心なので、専業としている方は少ないのが現状ですが、ライフセーバーの皆さんはこの仕事にやりがいを感じ、自分なりのスタンスでライフセービング活動を続けておられます。
興味がある方は、まずは一歩足を踏み入れて、活動を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
またレスキュー技術の向上を目的に、年間を通じてライフセービング競技会が行われているので、こういった競技会を観戦してライフセービング技術に触れてみてもいいでしょう。
 
 
【profile】鎌倉ライフガード ライフセーバー 林 亮太
鎌倉ライフガードのHPはこちら
特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会HPはこちら

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ライフセーバー」
はこんな仕事です

海や川、プールなどで事故が起こらないように監督・指導をする仕事。事故が起こった際は溺れている人を救助し、応急処置を行う。泳ぐ技術はもちろん、心肺蘇生や応急手当の方法といった、専門技術を習得する必要がある。また、臨機応変な判断や、天候を常に意識して行動することも求められる。資格としては、日本ライフセービング協会が認定する、さまざまな資格がある。取得するためには、協会が実施する講習を受け、認定試験に合格する必要がある。人命を守る責任のある仕事といえるだろう。

「ライフセーバー」について詳しく見る