【シゴトを知ろう】動物看護師 編

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【シゴトを知ろう】動物看護師 編

2016.12.21

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】動物看護師 編

ペットの体調が悪くなってしまったとき、健康診断をするときなどに訪れる動物病院。動物病院には、診察や治療などを行う「獣医師」がいますが、獣医師をサポートする「動物看護師」という人たちもいます。今回は、埼玉県の〈みずほ台動物病院〉に「動物看護師」として務める、小嶋哲也さんにインタビュー。その仕事内容から仕事のやりがいまで、幅広くお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 動物看護師は、病院内のほぼ全ての業務をこなしている
  • ペットの生活環境改善のため、飼い主にアドバイスすることも
  • コミュニケーション能力や包容力などが求められる

犬や猫が元気に暮らせることが喜び

Q1. 動物看護師のお仕事内容と一日のスケジュールを教えてください。

病院での受け付け業務、病院にペットを連れてお越しになった飼い主さんへのヒアリング、検査や手術の補佐、電話応対と、仕事内容は多岐にわたります。人の一般的な病院には受付担当者や看護師、レントゲン技師などがいて、それぞれの業務内容も決まっていますが、動物病院だと獣医師と動物看護師しかいないため、看護師が病院内のほぼすべての業務をカバーすることになります。

<一日のスケジュール>
8:30 出勤
受け付けと待合室の整備、来院予定の動物のカルテの準備、入院動物の看護、診察の補助、服薬指導、食事指導など
12:00頃 昼休憩
13:00 受け付け業務、手術準備、診察および手術の補助、など
19:30退勤


Q2. どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

入院していた動物たちが、元気になって飼い主さんのもとに帰るのを見るとうれしく感じます。また、動物たちにもっと元気になってもらうため、飼い主さんに対して食事の内容や散歩の仕方などのアドバイスをさせてもらうことがあります。後日、「アドバイスの内容を実行したら、うちの子が健康になった」といった報告を聞いたら、自分のアドバイスが役に立ってよかった、とホッとしますね。

Q3. お仕事をされるなかで、どんなことが大変、もしくは辛いと感じられますか?

どれほど努力しても治療がうまくいかず、自宅で看取っていただくため、飼い主の方に動物を引きわたす時です。動物を救えなかったこと自体がとても悔しいですし、飼い主さんの悲しそうな顔を見るのは辛いです。また、先ほど、食事の内容や散歩の仕方などについて、飼い主さんにアドバイスをすることがあるとお話しましたが、そのアドバイスを実行してもらえず、結果、彼らの生活環境が改善されていない、と知った時も残念に思います。食事の内容などを変える意義や目的を、うまく伝えることができなかったのだと、落ち込むこともあります。

動物看護師の温かい言葉に勇気づけられた

Q4. どのようなきっかけで、現在のお仕事に就かれましたか?

幼い頃から動物の存在がすぐ近くにあったということが大きいと思います。僕の実家では農業をやっているので、庭でニワトリを飼っていましたし、中学に入った頃からは猫を飼っていました。
具体的なきっかけとしては、飼っていた猫の具合が悪くなり、動物病院に治療に行ったときです。その動物病院で対応してくれた看護師の対応がとても丁寧で、また、不安になっていた僕に対し「大丈夫?」と優しく声をかけてくれました。その一言に勇気づけられたのと同時に、「治療を頑張ろう」と前向きな気持ちになることができました。「動物看護師」という仕事に対して憧れを抱くようになったのは、その頃からです。


Q5. 高校を卒業した後、どのような進路を選択しましたか?

動物看護を学べる専門学校に進み、動物の体の仕組みから実際の治療方法まで、幅広く学びました。具体的には薬学、解剖学、生理学、栄養学、繁殖学、臨床検査学、外科動物看護学、動物看護師にかかわる法律、といった分野になります。2年間で、仕事に直結する知識や技術を習得することができました。


Q6. 高校生のときに経験したことで、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

テニス部に所属し、日夜テニスに打ち込んでいたことです。ハードな練習を通して体力をつけることができましたし、責任感も身につきました。動物看護師は1日12時間以上立ちっぱなしで仕事することも多く、体力が要りますし、犬や猫など“命”を預かる仕事をするうえでは、常に責任がつきまといます。高校時代の部活動の経験が、仕事に生きていると感じることが多いです。


Q7. どんな人が動物看護師に向いていると思いますか?

飼い主さんからペットの普段の様子を細かく聞き出すことで、治療がうまくいくことも多いので、きちんと人の話が聞ける人、円滑なコミュニケーションができる人がいいと思います。
また、包容力や柔軟性がある人も向いていますね。
動物病院には、中学生から年配の方まで、幅広い年代の方が来院し、時には、ペットの具合が急に悪くなって気が動転している方もいらっしゃいます。そのような方に対して落ち着いて対応すると同時に、安心させてあげる必要があります。


Q8.最後に、これを読んでいる高校生に対して、メッセージをお願いします。

将来動物看護師になりたい人は、相手の気持ちを深く考えることを普段から心がけてほしいと思います。また、さまざまな人と交流するのと同時に、多くのことを経験して、豊かな心を養っていただきたいです。日々様々な人と接する動物看護師を務めるうえで、これらの心がけは必ず生きてくると思います。
また、仕事だけでなく、普段の生活においても、人の気持ちを理解しようと心がけるのは大切なことなのではないでしょうか。


皆さんは、犬や猫などのペットを飼っているでしょうか? 家族同様、大切にしている彼らが病気や怪我をした時は、不安な気持ちでいっぱいになってしまうはず。そんな気持ちを理解しつつも、冷静な判断と適切な対応をしなくてはならないのが、「動物看護師」です。必然的に、動物が好きなだけでは務まらない仕事と言えるでしょう。「動物看護師」に興味がある人は、まずは動物病院に行ってみることをおすすめします。彼らがどのような態度で飼い主さんたちに接しているか、よく見てみるといいかもしれません。


【Profile】みずほ台動物病院 動物看護師 小嶋 哲也

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「動物看護士(師)」
はこんな仕事です

獣医師の指示の下で、動物の診療や治療の補助をする仕事。そのほかにも、入院中の動物の世話をしたり、獣医師と飼い主との間の橋渡しをしたり、受け付けや薬品の発注などの事務作業も担当するなど、仕事の範囲は広い。勤務先によってはブラッシング、シャンプー、歯・爪・耳の手入れといったグルーミングを行うことも。主な資格に、2011年に設立された動物看護師統一認定機構による「認定動物看護師」がある。これは民間資格だが、公的資格化に向けた活動が進められている。

「動物看護士(師)」について詳しく見る