【シゴトを知ろう】エアロビック・インストラクター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】エアロビック・インストラクター ~番外編~

2016.12.20

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】エアロビック・インストラクター ~番外編~

鳥巣愛佳さんは大学を卒業してすぐにフリーランスのエアロビック・インストラクターになりました。通常はスポーツクラブに就職したり、別の仕事で資金を貯めてから独立を目指すインストラクターが多い中、なぜそのような道を選んだのでしょうか。その時の心境とはどのようなものだったのでしょうか。

この記事をまとめると

  • エアロビクスはあらゆるダンスエクササイズの源泉
  • インストラクターで稼ぐなら事業主としての才覚も必須
  • フリーランスには発信する技術も必要

非日常な空間の魅力

――エアロビクスとダンスは似ているところもありますが、どのような違いがあるのでしょうか?

ダンスは必ずしも体に良い動きでないこともありますが、エアロビクスは運動理論に基づいてつくられていて、「安全」「効果がある」「楽しい」という3つの要素を備えていることが特徴です。


――最近はそれに加え、ダンスのかっこいい動きを取り入れることもあるとか?

時代とともにエアロビクスのトレンドも変わっています。以前は弾む動きが主流でしたが、最近は沈んだ状態でステップを踏むようなダンステイストな動きが主流になっています。エアロビクスはさまざまなダンスエクササイズの基本になっていることが多く、「ズンバ」「リトムス」「コアリズム」などの流行りのエクササイズは全てエアロビクスが源泉になっているんですよ。


――スポーツクラブでもそうしたスタジオプログラムはすごく人気がありますよね

非日常な空間というのが大きな魅力なんだと思います。インストラクターや他の参加者がいるから頑張れるというところも。そこにいるだけで違う自分になれる。そんな独特な高揚感のある空間ですよね。

大学卒業間際にフリーランスになることを決めた

スタジオだけでなく、より身近な場でエアロビクスを楽しむ提案も(写真は由比ヶ浜でのレッスン)

スタジオだけでなく、より身近な場でエアロビクスを楽しむ提案も(写真は由比ヶ浜でのレッスン)

――鳥巣さんは大学を卒業してすぐにフリーランスになったそうですが、一般的にはエアロビック・インストラクターになるにはどんな方法があるのでしょうか

スポーツクラブに就職するのが一般的だと思います。スポーツクラブの主な要素はプール、トレーニングジム、スタジオなので、入社するには水泳、トレーニング、ダンスの基本スキルを身につけていることが必要と言われます。また、別の仕事に就いて資金を貯めてからインストラクターを目指す方も多いです。


――鳥巣さんはどうしていきなりフリーランスになろうと思ったんですか?

スポーツクラブに就職すればどこかの店舗に配属されることになります。一つの場所に留まりたくなかったし、エアロビクスの活動に特化したいと思ったのでフリーランスという働き方を選びました。実は全く別の業種で既に内定をもらっていた会社があったのですが、就職活動後にいろいろな社会人の話を聞く中で、やはり自分はエアロビクスが好きで、これを諦めるのはもったいないということに気づき、決意しました。大学を卒業する年の1月のことでした。


――突然の決意表明に周りの人は驚きませんでしたか?

ゼミの卒業論文の発表の時に「フリーランスのエアロビック・インストラクターになる!」と宣言しました。その時に一番うれしかったのは、ゼミの仲間たちが「何かあったらすぐに呼ぶから!」と言ってくれたこと。今、いろんな会社の新入社員として頑張っている彼らですが、仕事で私が必要な時があったら声をかけるからねと言ってくれたんです。内定を辞退した会社の人たちからも同じような言葉をいただきました。すごくうれしかったです。その方々にも恩返しをしたくて今頑張っています。

お世話になった人たちに丸ごと恩返ししたい

――フリーランスになることを決めた時に不安はありませんでしたか?

フリーランスになる時は自信満々でした。そうでないと内定辞退はできません(笑)。エアロビを教えることは学生の頃からしていて、そこで自信を得ていたのが大きいと思います。もちろんフリーランスは収入が安定しないという不安はあります。いかに長期的にマネタイズするかは大きな課題です。複数のスポーツクラブと契約すればある程度の安定収入は確保できますが、ケガをしてしまったり、クラブが突然閉鎖したりする可能性もあるため、そのリスクも考えています。

そもそもスポーツクラブからいただくレッスン報酬はなかなか上がることがありません。エアロビック・インストラクターは25年ほど前までは花形の職業で、スポーツクラブ勤めで年収1千万円くらい行く人もいましたが、今はそんな時代ではありません。収入を安定させる・増やしていくには自分で教室を主宰したり、法人向けにサービスを提供したりするスキルも必要です。私はそこに力を入れていきたいなと思っています。


――そのためには営業活動やブランディング活動も必要になると思いますが、鳥巣さんはインターネットを使って上手に活動されていますよね。そうしたスキルはもともと持っていたんですか?

全然! 去年までは本当にITオンチだったのですが、今ではWord Pressを使ったサイト開設もできるようになりました。また、最近までインストラクターの仕事と並行してWebメディアの会社でインターンをしていたので、メディア運営の基礎知識はそこで学びました。フリーランスには発信する技術も必要。今まではトップクラスの人にしか注目が集まらなかったものが、HP・ブログ・SNSなどのメディアが出てきてから個人の可能性が広がりました。使わないわけにはいきません。私もブログをきっかけに大きな仕事につながったことが何度かあります。ネットで目立てば叩く人も必ず出てきますが、恐れずにそれをエネルギーに変えていくしかありません。高校生の皆さんも発信すれば何かチャンスが生まれるかもしれませんよ。


――今は夢が叶っている状態ですか? 今後チャレンジしていきたいことは?

そうですね。叶っています! 私はもともとブログでアホなことをやるのが大好きなのですが(笑)、今後は発信力をさらに高めていきたいです。そして集客の基盤をつくり、自分のやりたいイベントやつくりたいプログラムの販売につなげたいです。ゆくゆくは法人化してエアロビック・インストラクターの新しいロールモデルを示していきたいなと思っています。正直給料も少なく、体力的にも厳しい仕事です。地位を高めていくには誰かが成功モデルをつくらないといけません。できるだけ早いスピードで事業化をして、お世話になった人たちに丸ごと恩返ししたい! というのが今の目標です。


鳥巣さんの話を伺う中で何度も出てきたのは、「恩返しをしたい」という言葉でした。1人で活動されているからこそ、助けてくれた人たちの存在をいつも感じながら、その人たちに恩返しをしたいという気持ちを持ち続けることが、大きなモチベーションになるのかもしれませんね。


【profile】エアロビック・インストラクター 鳥巣愛佳
HP:http://www.aikatorisu.net

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「エアロビック・インストラクター」
はこんな仕事です

エアロビックとは、アメリカで提唱された運動処方理論「エアロビクス」が起源。その後エアロビックダンスやエクササイズと派生し、体系化したものが音楽を使って手軽にできる有酸素運動として発展した。現在は世界80カ国で行われているとされ、国際大会なども開かれている。インストラクターは主に、スポーツクラブなどで、年齢や性別、レベルに応じたエアロビックの指導にあたる。民間資格は複数あるが必須ではなく、スポーツクラブなどでの専属契約や、フリーでかけ持ちするケースも多い。

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