【シゴトを知ろう】写譜屋(しゃふや) 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】写譜屋(しゃふや) 〜番外編〜

2016.12.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】写譜屋(しゃふや) 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】~写譜屋(しゃふや) 編」では、東京都港区にある「株式会社 東京ハッスルコピー」で写譜屋として活躍している柳田達郎さんに、お仕事内容や魅力について伺いました。

写譜の仕事は非常に奥深いものです。そこで、こちらの記事では番外編として、お仕事の「あるある」や、知られざる一面についてお話を伺ってみました!

この記事をまとめると

  • 写譜で使う万年筆は、「ミュージックペン」といわれる特殊なもの
  • 「手書きの譜面」を、根強く支持する演奏家は多い
  • ピアノやギターの譜面は、「コード」だけ書かれていることもある

写譜の仕事では、道具にこだわる

――写譜で使う万年筆は、特別なものを使うとお聞きしました。具体的には、どのようなものを使うのでしょうか?
 
写譜では「ミュージックペン」と呼ばれる、ペン先がちょっと平らになっている万年筆を使っています。ミュージックペンは各メーカーから販売されているんですが、それぞれペン先が微妙に違っているんです。なので、買うときは、試し書きをして、自分の手の角度に一番合うものを探し求めます。また人によっては、ペン先を書きやすいように自分で削っちゃう人もいます(笑)。


――写譜においては、万年筆の他にどんな道具を使うんですか?

万年筆と一緒に使う道具に、「三角定規」があります。タテ線・ヨコ線をなるべくスピーディーに引けるようにするために、私は三角定規を使っています。普通の定規を使っている写譜屋もいると思うんですが、圧倒的に三角定規を使っている人のほうが多いです。

ただ万年筆を使うんで、三角定規にインクがすれてしまいがちなんですね。ですので、写譜屋は三角定規を浮かせるために、何かを下に貼ったりして、各自で工夫しています。

手書きの音符には、「温かみ」がある

――コンピューターで楽譜を作ることもできるそうですが、手書きの楽譜とはどんな違いが出るのでしょうか?
 
コンピューターの音符より、手書きの音符のほうが「温かみ」があって、「読みやすい」とおっしゃる演奏家の方は多いですね。コンピューターの譜面を持ってきて、「これを手書きに直してください」という方もいるくらいなんですよ(笑)。コンピューターの技術が発展して、写譜屋の数が減っているのも確かなんですが、根強く支持してくださる演奏家の方々のおかげで、私たちの仕事が成り立っています。

ジャズやポップスの譜面は、「頭無し」でなるべく簡素化する

――このお仕事の知られざる事実やトリビアを教えてください。
 
一般的にみなさんが想像される楽譜は、初めに「ト音記号」があって、「フラット」や「シャープ」があって、「4分の4拍子」などと書かれていて、それが2段目、3段目と続いているものだと思います。でも、ジャズやポップスの譜面は、なるべく楽譜を簡素化しなければいけないので、2段目以降は先頭のト音記号などを省略するんですよ。業界用語では「頭無し」といいます。

ピアノ・ギターといったリズム系の楽器の譜面は、音符すらなくて、「コード(※)」だけ書いてある場合もあります。コードしか書いていないということは、要するに、曲がプレイヤーの力量に委ねられているということですね。

※「コード」……「ドミソ」「レファラ」といった、複数の音を一気に鳴らす「和音」を、「C」「C7」といった記号で表したもの。
 
 

「世界的なイベントの中継映像で、自分が書いた楽譜が映っているのを見たとき、達成感を感じる」と柳田さんは話します。写譜屋というお仕事は、誰もが名前を知っているようなイベントや、著名な音楽家の演奏会といった規模の大きな仕事にも携わることもあるそうです。今度、テレビで楽器の演奏場面を目にしたときは、ぜひ楽譜にも注目してみてくださいね。
 
 
【profile】株式会社 東京ハッスルコピー 写譜屋 柳田達郎
【取材協力】株式会社 東京ハッスルコピー
http://www.hustlecopy.co.jp/index.html

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「写譜屋(しゃふや)」
はこんな仕事です

編曲家が書いた楽譜やオーケストラの指揮者が使うスコア(総譜)を、それぞれの楽器別パートに書き写す仕事。写譜技術者、ミュージックコピイストとも呼ばれる。また、手書き譜面をきれいに演奏しやすく浄書(清書)したり、最近ではコンピュータへのデータ変換なども行う。多くのプロは、音楽制作プロダクションやオーケストラ等に所属しており、音楽大学や音楽専門学校出身者が多い。なお、音楽大学には写譜のアルバイト依頼が来ることもあり、そこで気に入れられて、そのままプロになることも少なくない。

「写譜屋(しゃふや)」について詳しく見る