【シゴトを知ろう】音楽教師 編

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【シゴトを知ろう】音楽教師 編

2016.12.14

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】音楽教師 編

音楽が好きな人の中には、「音楽にまつわる仕事をしたい」と考えている人もいると思います。音楽にまつわる仕事はさまざまありますが、歌や楽器の演奏を指導する「音楽教師」はそのうちの一つです。

そこで今回は、「一般社団法人 日本あそびうた音楽協会」の代表理事であり、音楽教師として活躍中の坪田佳子さんに、お仕事内容についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • たくさんの生徒を教えていると、「スケジュール調整」が大変になる
  • 歌を聴いた赤ちゃんが寝入ったとき、「歌の力」を感じた
  • 音楽教師になるには、「音楽が好き」という気持ちが一番大切

生徒一人ひとりの上達が、音楽教師として最大の喜び

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
私は現在、1~3才の子どもを対象とした「リトミック教室(※)」や「ピアノ教室」、障がい児のための「歌とピアノのレッスン」、女性に向けた「カラオケ・ボイストレーニング教室」、高齢者のための「カラオケ教室」を行っています。

また、障がい児のための学童保育、18歳以上の障がい者施設、重度の障がい者施設への出張レッスンや、音楽教師の育成もしています。

<ある一日のスケジュール>
10:00前 池袋の教室に入る
10:00~12:00 京都から来てくださった生徒さんのレッスン
13:00~ レッスンの準備(ダンスを覚える)、スケジュール調整
16:00~17:00 難病の子のためのピアノレッスン
 
※「リトミック」……音楽を聴き、身体を動かすことによって、幼児の心と身体の発育を促す教育法のこと。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
障がいを持った生徒さんの場合、「言葉が出ない」ことが多いんですけれど、そんな生徒さんが歌えるようになって、喜びといった感情を表現できるようになったり、肢体不自由の生徒さんが踊れるようになったり、めきめき上達しているときにやりがいを感じますね。

ほかにも、お子さんが作曲ができるようになったり、ピアノが上手に弾けるようになったり、そういった生徒さん一人ひとりの上達が私にとって最大の喜びです。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
仕事で、大変さや苦労は感じないんですよね。ただ強いて挙げるとするなら、「スケジュール調整」は大変です。私は延べ120人ほどの方を教えているので、生徒さんが希望された日程にレッスンを行えなかったりすると、申し訳ないですし、心苦しさを感じます。

高校のころ、いつも音楽に励まされ、慰められていた

Q4. どのようなきっかけ・経緯で音楽教師に就きましたか?
 
私は3才から、音楽教室で電子オルガンを習い始めていて、小学生くらいから作曲や編曲も行っていました。音楽は小さいころから大好きだったんです。

高校卒業後の進路選択では、音楽の専門学校に進み、専門学校卒業後は、シンセサイザーのマニュピレイター(※)の方のスケジュール管理をする仕事をしていました。働き始めてからも、歌・作曲の個人レッスンを受けに行くなどして、自分のやりたい勉強は進めていました。

音楽教師になったきっかけは、出産と子育てです。自分の子どもに『七つの子』を歌ってあげて、ぐっすり眠ったとき、すごく感動したんですね。あと、子どもを泣き止ませるための歌を作曲して歌ってあげたら、本当に泣き止んだり……、「歌って、すごいんだな」と。子育てを続けていくうちに、「歌と踊りを組み合わせたリトミックで人の役に立ちたい。地域貢献をしてみたい」と思うようになって、45歳のときに、リトミック教室を開くことになったんです。
 
※「マニピュレーター」……シンセサイザーなどを使って、音楽をプログラミングする人。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では、主に演奏法を学びました。ただ私の中で、音楽は「勉強する」ものではなくて、「楽しむもの」「発見するもの」だという考えが強かったので、専門学校時代はバンド活動にはまっていました(笑)。

担当はキーボードで、「ヴァン・ヘイレン」といった洋楽ロックのカバーなどをしていました。今の仕事で弾いている曲とは趣向が違いますが、自分が好きなもの・楽しく思えることを追求していったという点では、同じだと思います。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のときから、「音楽で仕事がしたい」と思っていました。ソロでエレクトーンを弾いたり、合唱部に入ったりして音楽を楽しんでいました。実は、私が17才のとき、父が亡くなったんですが、亡くなる前、父は長い長い療養生活に入り、家庭がとても暗かったんです。

だから、私にとっては音楽が希望でした。いつも音楽に励まされ、慰められていました。高校生ながらに「自分が音楽に励まされたのだから、きっと他の人も音楽に励まされるはずだ」という確信があって、音楽を仕事にしようと決めたんです。

「生徒の魅力」を引き出すのが、音楽教師の仕事

Q7. どういう人が音楽教師に向いていると思いますか?
 
この仕事は、「音楽が大好き」「人に何かを伝えるのが大好き」であれば、誰でもできるんじゃないかな、と思いますね。ピアノの演奏などの技術は、後からついてきます。私も、45歳でヒップホップを始めました(笑)。好きな気持ちさえあれば、新しいことはいつでも始められます。まずは、音楽を通して、自分が楽しむことを大事にしてほしいです。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
高齢者から子どもまで、音楽は幅広い層から求められています。みんな音楽を通して、「表現」がしたいんですよね。そんな相手に対して、「あなたは、こういう表現ができますよ」と教えてあげること、つまり「相手の魅力」を引き出してあげることが、音楽教師の仕事だと思っています。今日も、京都から来た57歳の生徒さんに「あなたの声は低音が魅力ですね」と伝えたところ、「これからがんばって、ライブハウスに出ます!」とすごく喜んでくださいました。

よく「音楽では食べられない」というような意見も聞かれますが、今はインターネットもありますし、音楽家にとっての「黄金時代」だと思っています。私もSkype(スカイプ、オンラインの音声通話)を使って、レッスンを行っているんですよ。音楽が好きな高校生には、「好き」をどんどん仕事にしていっていいんだよ、と伝えたいですね!
 

 
「音楽が好きだけど、仕事にするのは難しいんじゃないかな……」と思っていた人は、坪田さんのお話に励まされたのではないでしょうか。仕事を選ぶときの基準はさまざまですが、「好きなこと」を仕事にするのも1つの方法。この記事を読んで、音楽教師の仕事に興味が湧いた人は、ぜひもっと詳しく調べてみてください。
 
 
【profile】一般社団法人 日本あそびうた音楽協会 代表理事 坪田佳子
【取材協力】一般社団法人 日本あそびうた音楽協会
http://asobiutamusic.sakura.ne.jp/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「音楽教師」
はこんな仕事です

中学校や高校で生徒たちの音楽の授業を担当する場合、「教育職員免許状」が必須なため、教育学部、音楽学部、芸術学部を設置する大学で学ぶ必要がある。また、楽器の演奏技術を教える教師として、専門学校や一般の音楽教室、文化センターなどで活動したり、独立して自宅で教室を開く道もある。こちらは免許が必要ない場合が多いため、現役ミュージシャンが従事するケースも見られる。音楽や楽器演奏の基礎を教える知識と、生徒の技量を判断する能力、欠点を克服して上達へと導いていくコーチングのスキルなどが広く求められる。

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