【シゴトを知ろう】乗馬インストラクター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】乗馬インストラクター ~番外編~

2016.12.22

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】乗馬インストラクター ~番外編~

「NPO法人横浜市馬術協会」に乗馬インストラクターとして勤める川田大貴さんは、1日に5~6ものレッスンを担当しながら、日々馬たちの世話もこなしているそうです。体調を崩すこともしばしばあるという“馬”という生き物を扱う上でどのようなことに気をつけているのでしょうか。レッスンをする際の注意点なども含め、伺いました。

この記事をまとめると

  • 馬の体調の変化にすぐに気がつける環境づくりが大切
  • 性格や目的に合わせて、ゲストへの接し方を変えることが必要
  • 「この人から教わりたい」と憧れられるようなインストラクターに!

夜間も見回り、馬たちの体調を気遣う

――このクラブにいる馬たちは、みんな毛並みがきれいで元気そうですね。

こまめに手入れをしているので見た目はきれいですが、ほとんどが人間でいうと80歳くらいの子たちなんですよ。一般の方のために乗馬レッスンを行っているクラブの多くが、年をとった馬しか置いていません。


――それはなぜですか?

若い馬は元気が有り余っているので、人を乗せたまま突然全力で走り出してしまうことがあるんです。その子には悪気は全くなくて、ただちょっと遊びたかっただけ、というのがほとんどの動機なのですが。あまり経験を積んでいない方が乗っていた場合、その方には本当に怖い思いをさせてしまいますし、最悪の場合、大きな事故につながってしまうかもしれません。そのため特にビギナーの方には、性格がある程度おとなしくなった、年をとった馬に乗っていただくようにしています。


――馬も年齢を重ねると、体調を崩すことが増えるのでは?

そうですね。特にお腹に不調をきたす子が多いです。馬の腸は約30mととても長いので、消化しきれなかった食べ物などが途中で詰まりがちなんです。痛み止めを打つなどの処置を施せば、すぐに回復するケースがほとんどなのですが、まれに悪化して腸がねじれてしまうこともあって。馬は身体の造り上などの問題で、簡単にオペができないので、安楽死させるという道を選ばざるを得ない時もあります。そうなることを未然に防ぐためにも、スタッフで交代で泊まり込み、夜間も見回るなどして、馬の体調の変化にすぐに気がつけるような環境をつくっています。

ゲストが100人いたら、100通りの人間関係が成立する

――このクラブでは、どのような方がレッスンを受けているのでしょう?

小さな子からご年配の方まで、幅広い世代の方がいらっしゃいます。競技会への出場を目標にしている方もいれば、「健康増進したい」、「馬が好きだから」などの理由で来られる方もいます。


――本当に、さまざまなタイプの方がいらっしゃるのですね!

そのゲストがどんな性格の方なのか、そしてどのような目的でいらっしゃったのかを見極めたうえで、接し方を微妙に変えるようにしています。例えばゲストが100人いたとしたら、100通りの人間関係を結ぶことが大切だと思っています。


――そのほか、どのようなことに気をつけてレッスンを行っていますか?

必ずその日の目標を決めて、それを達成できるようにレッスンをしています。毎回達成感を味わうことで、ゲストの方により乗馬を好きになってもらえたらうれしいですね。また、段階的にステップアップしながら、できる限り上達してほしい、という気持ちが強いです。


――川田さんは、将来的にどのようなインストラクターになりたいですか?

ゲストに「ぜひこの人から教わりたい」と思ってもらえるようなインストラクターになりたいです。ゲストは馬に乗る際の身のこなしや馬の扱い方など、僕らの行動をよく見ているので、いついかなる時も恥ずかしくないようにありたいです。そのためにも、自分自身にも目標を課して、スキルなどを継続的に磨いていくつもりです。


「時に優しく、時に厳しく」をモットーに日々レッスンに臨んでいるという川田さん。その言葉の端々から「ゲストにより喜んでもらいたい」という思いが伝わってきました。乗馬インストラクターは、レッスン時もそうでない時も、細心の注意を払うことが求められるお仕事。ゲストや馬たちに対する思いやりの気持ちが強い川田さんだからこそ、それを大きな苦と思わずに、お仕事を続けてくることができたのかもしれません。


【profile】NPO法人横浜市馬術協会 インストラクター 川田大貴さん

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「乗馬インストラクター」
はこんな仕事です

乗馬スクールや乗馬クラブで乗馬のやり方を教える仕事である。どうすれば安全に楽しく馬に乗ることができるか、見本を示しながら、分かりやすく指導する。対象は子どもから年配の初心者まで幅広い。馬は繊細で神経質な動物なので、まずは生徒に馬の習性をよく理解してもらい、馬と仲良くなる方法を体得してもらうことが重要になる。また、乗馬に使う馬を健康な状態に保つことも大事な仕事である。そのため、乗馬技術だけでなく、馬の病気や生理などの知識にも精通していることが望ましい。

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