【シゴトを知ろう】水中フォトグラファー ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】水中フォトグラファー ~番外編~

2016.12.22

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】水中フォトグラファー ~番外編~

小笠原諸島の父島でダイビングガイドとして活躍した後、本格的に水中フォトグラファーとしての活動をスタートさせた杉森さん。プロとして活動するうえで、どのようなことに気をつけてこられたのでしょう? また雑誌やテレビで作品を発表しつつも、ライフワークとしてクジラを撮影し続けてきた杉森さんには、思い出深く素敵なエピソードがありました。

この記事をまとめると

  • 雑誌だけでなく、街中やテレビで自身の作品を見かけることも
  • 潮のよみ方など、海に関する知識も必要
  • 家族の理解や協力が必要な場面も

駅の構内に大きく飾られたマッコウクジラの写真

――杉森さんは雑誌やテレビをはじめとする様々なメディアで作品を発表されていますよね。これまでに発表されてきたなかで思い出深い、もしくは思い入れのある作品はありますか?

メディアではないのですが、10年以上前に都営地下鉄「大江戸線」が開通した時、駅の構内に僕の作品が大きく飾られたことがあります。小笠原諸島の海で撮影したマッコウクジラの写真で横幅にして6メートル、縦は4メートルほどと大きなものでした。実際に駅の構内で作品を目にした時は、とてもうれしかったのを覚えています。


――大きなマッコウクジラの写真が構内に飾られていたら、利用者も楽しい気分になれそうですね!

都内にある地下鉄の中で、大江戸線は地上からもっとも深い場所にありますよね。マッコウクジラは深海にまで潜る習性があるので、“深さ”をキーワードに、マッコウクジラの写真を選んだようです。
また僕の地元の静岡のとある駅で、僕が撮影したザトウクジラの写真がラッピング広告として使用されたことも思い出深いエピソードの一つです。
撮影している最中はもちろん楽しいですが、自分の作品をメディアや街中で見かけるとうれしいものです。

ダイビングガイドとしての経験が大きく活きた

――海という自然環境では、予期せぬことも起きるのでは?普段から何か安全対策などはされていますか?

天気が急変したり、それに伴い海況が変化したりすることもあります。また潮の流れの向きが突然変わることも。かなりのレアケースですが、漂流などの非常事態が起きた場合に備えてセーフティフロート*1やホイッスル(笛)などはいつも持っています。
プロの水中フォトグラファーである以上、自分の身は自分で守るべきで、撮影中の怪我などもあってはならないことだと考えています。
*1 水中でも携行できる浮き具のこと。水面で膨らますことで、ボート上や陸上にいる人にダイバーの位置を知らせることができる


――つい撮影に夢中になって周りが見えなくなってしまうことはありませんか?

僕は周りが見えなくなることはありません。ただお目当ての生き物や珍しい生き物を見つけた場合、潜水可能時間*2を目いっぱい使って、その生き物を撮影したくなります。ダイビングは数人のグループで行うことが多いのですが、その場合僕一人だけその場所にとどまり、生き物を撮影することを選びます。
*2タンクの容量には限りがあるため、一回のダイビングで潜水できる時間は限られている。潜水可能時間は、通常40分〜1時間ほど


――他の人たちと離れて、1人で撮影するということですよね。不安になりませんか?

潮の流れを読めば、他の人たちがいる場所の予測ができますし、ボートがどのあたりに停まっているかも大体わかります。20代の頃、小笠原でダイビングガイドをしていた経験を通じて潮の流れが読めるようになりました。それに小笠原ではよく1人で海に潜って作品撮りをしていたので、1人は慣れっこです(笑)。自分で安全管理をする習慣も自然と身につきました。


――ダイビングガイドとしての経験が、今のお仕事で大きく役立っているんですね。そのほか、水中写真家として活動するうえでの支えになりことは何かありますか?

家族の理解や協力があったからこそ、僕は水中フォトグラファーとして活動できているんだと思うことはとても多いです。水中写真家として駆け出しだった頃は、実家への仕送りもできず、そもそも将来水中写真家として生計を立てられるかも分かりませんでした。でも両親は何も言わずに僕の夢を認めてくれました。今も仕事で家を空けることが多いですが、妻をはじめとする家族はそんな僕をサポートしてくれています。家族には感謝してもしきれません。


水中という特殊な環境において、安全に撮影するためには海に関する知識や経験が重要なんですね。水中写真家に興味を持った人は、海やダイビングについて学んでみることで新しい自分を発見するきっかけになるかもしれません。


【Profile】水中フォトグラファー 杉森 雄幸
杉森さんのHPはこちら

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「水中フォトグラファー」
はこんな仕事です

水中の被写体を撮影し、雑誌、新聞、広告などの媒体に提供する仕事。海中や河底を撮影するため、ダイビングのライセンスは必須となる。クジラやイルカなど保護対象生物の撮影には、国や地域によるルールもある。したがって撮影技術だけでなく対象物の生態、各地域のルールなどの知識が必要。光の加減による水の色の変化など、経験によって得られる技術も数多い。スポーツフォトグラファーと兼業で、マリンスポーツなどを扱う場合がある。近年では、水中写真を通じて生態系や環境問題について世の中の人々に伝える役割も担う。

「水中フォトグラファー」について詳しく見る

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける