【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント) 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント) 〜番外編〜

2016.12.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント)  〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント)編」では、山本キヨシさんに仕事を始めた経緯や魅力について語ってもらいました。今回は「番外編」として、さまざまなアーティストとかかわってきた山本さんならではのエピソードについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 山本さんはローディーをしながら、楽器店の店長もしている
  • ステージの裏方のスタッフは、ホームセンターに行くのが好きな人が多い
  • 一つひとつのツアーが終わるごとに達成感を感じる

阿部真央さんが一番最初に使っていたアコースティック・ギターが店に置いてある

――ローディーの仕事と並行して渋谷にある楽器店「アムリタ・カスタム・ギターズ」の店長さんもしていらっしゃいますが、ここでも楽器の調整などをするんですか?

店では楽器の電気回りとかナットを作るくらいは自分でやりますけど、ボディが割れたといった木工関係はほかのギター職人がやっています。

じつは当店には、阿部真央さんがギターを始めたときに一番最初に使っていたアコースティック・ギターが置いてあります。これはライブの転換(楽器のセッティング)のときにネックが折れてしまい、それをうちで修理したんですけど、修理が終わって本人に見せたら、「ああ直ったんだ! じゃあ、あげる」と言われて(笑)。それで今、うちの店で預かっているような感じです。


――ステージ上でトラブルがあったときにどのように対処するのか教えてください。例えば、ギターの弦が切れたときにはどのギターを代わりに渡すかというのは曲ごとに決まっているのでしょうか?

それはもう、その場の判断ですね。例えば、ローリングストーンズという世界クラスのバンドだったら、全部の楽器のサブ、さらにサブのサブまで用意されているらしいんですけど、誰もがそこまで用意できるものではないので、私はその場でできることを判断して、対応しています。

演奏中にギターの弦が切れるのはよくあることですが、人によっては切れたまま曲が終わるまでそのまま演奏する場合もあります。だから「この人どうしたいのかな」というのを見ていてその時の状況によって考えますね。阿部真央さんとは弦が切れたらどうするかという話を事前にして、1本切れたくらいならその曲では替えないでやり切る、ということにしています。忌野清志郎さんはよく弦を切る人で、切れたら自分でギターを外し始めるので、それを見たらすぐにステージに持って行ってました。

裏方のスタッフは、ホームセンターに行くのが好き?

ザ・クロマニヨンズや阿部真央さんのライブに携わっている山本キヨシさん

ザ・クロマニヨンズや阿部真央さんのライブに携わっている山本キヨシさん

――ローディーならではの、仕事上の「あるある」なことがあれば教えてください。

これは裏方のスタッフ全般に言えることだと思いますが、ホームセンターに行くのが好きな人が多いと思います。工具や部品がやっぱり好きなんですよね。プロの現場においては、売っていないものを作らなきゃいけないことがあるんですよ。だから「こういうのがあったらいいな」というのが、なければ作るという人が多いですね。それでホームセンターに行くのが好きな人が多いんだと思います。


――ライブでは予定外のアンコールに応えるアーティストも多いのでしょうか。

人によりますが、けっこうありますね。ほぼアンコールをやることは決まっているんですけど、もう1曲やりたいからやる、ということはよくあります。ただ、会場によって近隣住民への配慮とかで音を出してはいけなくなる時間があるので、そういうことがあるとできないときもあります。

一つひとつのツアーが終わるごとに達成感を感じている

忌野清志郎さんと山本キヨシさん

忌野清志郎さんと山本キヨシさん

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

最近よく、ツアーが誰一人欠けることなく終わったりすると、奇跡みたいなものだなと思うんです。お世話になった先輩が亡くなったり、年齢を重ねるとともにそういうことをすごく感じるようになりました。今、このショーがあることが当たり前に思っているけど、本当はそんなことはないなと思いますし、1本のツアーごとに「無事終わってよかったなあ」と安心します。一つひとつのツアーが終わるごとにみんなが達成感を感じていると思いますよ。



演奏やパフォーマンスに情熱をかけるバンドやミュージシャン。その音楽を楽しみにやってくるたくさんのファン。ローディーは、そんなライブの現場を陰から支える存在です。ローディーの仕事に興味を持った人は、まずは自分のお気に入りのバンドやミュージシャンのライブに足を運び、どのような人達によってライブが支えられているのか、音楽を楽しみながら体感してみてはいかがでしょうか。


【profile】ローディー 山本キヨシ
【取材協力】アムリタ・カスタム・ギターズ
http://amritaguitars.com/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ローディー(ミュージシャンアシスタント)」
はこんな仕事です

ミュージシャンから、演奏時に使う楽器や機材などのメンテナンス管理を任され、ライブや収録に必要な運搬・セッティング・サブ機材の用意などを行う仕事。本番時の機材トラブルへの対応など、裏方としてミュージシャンを支えていく責任があり、マネージャーや付き人のような役割を担う場合もある。ミュージシャン個人やバンド、事務所に所属するケースと、楽器機材レンタル会社やPA会社などに就職するケースに大別される。国内外のツアーに同行する場合、機材車を運転することもあり「普通自動車免許」は必須といえる。

「ローディー(ミュージシャンアシスタント)」について詳しく見る