【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント) 編

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【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント) 編

2016.12.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ローディー(ミュージシャンアシスタント)  編

ライブが行われるとき、開演前にスタッフがステージを行き来している姿を見たことがあると思います。ライブにはたくさんの人が携わっていることを実感する瞬間ですよね。

そうした仕事の一つとして、ステージで使う楽器をセッティングしたり音をチェックしたりする「ローディー」という仕事があります。今回は、かつては日本を代表するロックアーティスト・忌野清志郎さんのライブ演出に欠かせない存在としてもファンに知られており、現在はザ・クロマニヨンズや阿部真央さんのライブに携わっている山本キヨシさんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ローディーとは、楽器を常にいい状態にしておく見張りのような仕事でもある
  • ステージの袖から、素晴らしい演奏を間近で観ることができる
  • 山本さんは、「高校生のうちから『大人は楽しい』と思って前向きに過ごしてほしい」という

楽器を常に良い状態にしておく見張り人みたいな感じ

Q1. 仕事概要を教えて下さい

私の仕事を一言で表すと、ライブやレコーディング時の楽器の管理です。楽器を常にいい状態にしておく見張り人のような存在です。

私が一番触っているのはギターですが、例えばザ・クロマニヨンズのライブのときにはドラムもチェックしますし、だいたいのライブでステージ上の楽器すべてに関わります。今は主にザ・クロマニヨンズ、阿部真央さんや憂歌団のライブでローディーをやっています。

都内のライブハウスでワンマンライブがあるときは、だいたい会場に11時くらいに入って機材を下ろして、ステージで他のスタッフが舞台の準備をしている間に、邪魔にならない場所でドラムセットを作ります。その後12時半からステージに楽器を並べます。昼食後、楽器の弦を張り替えて、楽器の調子をステージで見極める時間になります。会場によって音の鳴り方が全然違うので、楽器を鳴らして「この小屋(会場)変な鳴り方してるな」と思ったら、アンプの下に敷物をして音を締めたりします。そうすることでサウンドが変わるんです。ザ・クロマニヨンズは10年くらい同じ流れでやっているんですけど、ドラマーの方以外は、みんな一斉に来てバーンと始められるところまで、スタッフが音を作っておきます。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

ライブを観に来るお客さんは、お金を払って、その場所まで感動しにくるわけじゃないですか? そういったお客さんの想いと、ミュージシャンの素晴らしい演奏を、ステージ袖から間近で観て共有できることがすごくラッキーだなと思いますね。

また、ミュージシャンからはちょっとギターを調整したことによって、「すごく弾きやすくなった!」なんて言われるとうれしいですし、やりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

大変なこともありますけど、辛いと思ってしまうと辛いので、あまりそう口に出したり、思わないようにしています。楽しいことがある分、大変なこともあります。でも、大変な分なことがある分、それを乗り越えて楽しさを感じることもたくさんもあるので、まずは楽しむ気持ちを大事にしています。

中高生のころにたびたび夢の中で見ていた光景が正夢になった

ザ・クロマニヨンズや阿部真央さんのライブに携わっている山本キヨシさん

ザ・クロマニヨンズや阿部真央さんのライブに携わっている山本キヨシさん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でローディーに就きましたか?

もともとは、高校の友だちに紹介してもらった忌野清志郎さんのファンの人が、RCサクセション(※)の所属する事務所に入社したのが最初のきっかけです。その人と一緒に、同じ事務所のMOJO CLUB(※)というバンドを観に行ったら、そのライブがすごくよくて。それで今度は大阪まで観に行ったんですけど、そこでバンドのメンバーの方と会って、会場に入れてくれたり泊まる部屋も空けてくれたりしたので、一宿一飯の恩義を返さないといけないと勝手に思ったんです(笑)。

それで、MOJO CLUBが都内でライブをする際に私が手伝うようになったんですけど、MOJO CLUBがメジャーデビューするときにボーカリストでありギタリストの三宅伸治さんに「一緒にやんない?」と言われたんですよ。そこからローディーとして、バンドやミュージシャンに関わるようになりました。

※RCサクセション…忌野清志郎を中心に結成され80年代に大ブレイクしたバンド。
※MOJO CLUB…ギタリスト・ボーカリスト三宅伸治を中心としたロックバンド


Q5. どのようにローディーについて学びましたか?

なんとなく、ライブなど音楽の現場に行くようになって自然に身に付いた感じですね。ミュージシャンがやってほしいことって、演奏中になにか起こったときに適切な対処ができること、「こいつがいるから大丈夫」という安心感だと思うんですけど、初期の頃の僕にはそれがまったく無かったんです。ただ、現場にいるからおもしろがって一緒に遊んでくれていた感じなんですよね(笑)。だから仕事って何かなって、ミュージシャンが必要としていることを提供できているのかなって未だに思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

文字通りの寝ているときの夢になるんですが、中高生のころによく見る夢があったんです。それは、RCサクセションのライブをステージの裏側から見ている夢だったんです。仕事をするようになってイベントでライブを観ていたときに「あ、この景色は、夢で見てたな」って思ったんです。中高生に夢にまで見た光景が、正夢になったんです。

「大人は楽しい」と思って前向きに過ごしてほしい

忌野清志郎さんと山本キヨシさん

忌野清志郎さんと山本キヨシさん

Q7. どういう人がローディーに向いていると思いますか?

自分どうとかではなくて、「どうすればこの人が気持ちよく歌えるか」「どんな音が出てくればこの人はより楽しくギターを弾けるか」という、楽器やプレイヤーがどうかということを考えられる人だと思います。


Q8.高校生に向けたメッセージをお願いします

高校生のころって、気持ちが不安定になることも多いと思うんです。今は大変なことがあって逃げ出したくなることもいっぱいあると思いますけど、大人になって、自分で頑張って働いてお金をもらえるようになれば、きっと楽しいと思います。だから、もし嫌なことがあっても悲観せずに、大体のことはなんとかなると思って、あまり考えすぎないで過ごしてほしいです。そして、「大人は楽しいよ」ということを覚えておいてください。



小学生のときにRCサクセションの映像を見て、「なんだこのカッコイイものは!?」と衝撃をうけてから、ギター漬けの高校時代に送っていたという山本さん。今の仕事は、すべての局面において楽しいと感じているそうです。

ローディーの仕事に興味が湧いた人は、ぜひライブハウスやフェスに足を運んで、ステージ上で活躍するローディーの人々の仕事ぶりを生で感じてみてくださいね。


【profile】ローディー 山本キヨシ
【取材協力】アムリタ・カスタム・ギターズ
http://amritaguitars.com/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ローディー(ミュージシャンアシスタント)」
はこんな仕事です

ミュージシャンから、演奏時に使う楽器や機材などのメンテナンス管理を任され、ライブや収録に必要な運搬・セッティング・サブ機材の用意などを行う仕事。本番時の機材トラブルへの対応など、裏方としてミュージシャンを支えていく責任があり、マネージャーや付き人のような役割を担う場合もある。ミュージシャン個人やバンド、事務所に所属するケースと、楽器機材レンタル会社やPA会社などに就職するケースに大別される。国内外のツアーに同行する場合、機材車を運転することもあり「普通自動車免許」は必須といえる。

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