【シゴトを知ろう】チャイルドマインダー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】チャイルドマインダー ~番外編~

2016.12.07

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】チャイルドマインダー ~番外編~

訪問保育を中心にお仕事をされているチャイルドマインダー・草間麻衣美さんのインタビュー番外編。保育士としての経験もある草間さんが、チャイルドマインダーの仕事に導入している保育手法や仕事を始めて感じたギャップなどについて聞いてみました。

この記事をまとめると

  • イタリア発祥の幼児教育法「レッジョ・エミリア・アプローチ」って何?
  • 同業者との交流会は貴重な情報交換の場
  • 定期枠・一時預かり枠など、組み合わせ次第で自由な働き方ができる

時には両親の代役で発表会・授業参観に参加ということも

――チャイルドマインダーのお仕事ってまだ広くは知られていないように思うのですが。

そうですね。「チャイルドマインダー」という言葉を聞いて、どんな仕事内容なのか分からない人もいるので、小学生のお子さんにも対応できるという話をすると結構驚かれたりということもあります。

「発表会」や「授業参観」に、代わりに参加してくださいという依頼をいただくこともあるんです。お父さんもお母さんも仕事が忙しいので学校に行けず、お子さんが寂しい思いをするのであれば、「いつもお世話になっている麻衣美さんに」という風にご依頼いただくという形ですね。
そういう意味では、ベビーシッターや保育士、幼稚園の先生ではできない、チャイルドマインダーだからこその仕事だと思います。


――業界用語のようなものってあるんでしょうか?

チャイルドマインダーならではの用語というのはあまり無いのですが、私が取り入れている教育法の「レッジョ・エミリア・アプローチ」というのは業界用語になるかもしれません。

イタリアの北部にあるレッジョ・エミリア市というところで、街全体で作り上げた教育法です。子どもたちの表現力やコミュニケーションを重視する教育法で、アート的な部分を大切にしていきます。
おもちゃで遊ぶのではなく、その子の興味が向いたものを使うというのが特徴の一つですね。秋だったら、公園に出かけてどんぐりや落ち葉を拾って、そこから何かを作ってみたり。絵の具を手でぐちゃぐちゃして遊んでみたりもします。
ほかにもレストランやお店などで流れている音楽に興味が向いたとすれば、「今流れている音楽は何色?」という風に感性を大切にします。
レッジョ・エミリア・アプローチによって、より心が豊かになる子が増えるのかなと思っています。

保育のプロではなく、親戚のお姉さん風に装う理由とは?

草間さん自身の想いを反映した保育園をつくりたいという夢も持っている

草間さん自身の想いを反映した保育園をつくりたいという夢も持っている

――お仕事をする上で特に気をつかうことはありますか?

「世間の目を気にする」というご両親も多くいらっしゃいます。チャイルドマインダーやシッターを雇っていると周囲に知られたくないと感じている方もいるため、いかにも保育園の先生やベビーシッターさんがしそうなエプロンなどはしないです。
もし、エプロンをつける場合は、普通に主婦の方が料理の際に身につけるようなタイプのものですね。「親戚のお姉さんが遊びにきて面倒をみている」といった雰囲気になるよう心掛けています。


――チャイルドマインダーさん同士の横のつながりというのはあるんですか?

どうしても緊急対応が必要な場合などは、あくまでもご依頼いただいている親御さんの了承があった上でですが、知り合いの方に入っていただいたり、逆に私が代わりに入ったりと融通し合うということもあります。

チャイルドマインダーの交流会というのも2、3カ月に1度くらいのペースであるので、そういうところで知り合った方と、「どの辺りにお客様がいるの?」とか、「この辺りで定期保育してほしいお客さん知ってるよ」という情報などを交換します。
ほかにも、「どんな病気が流行しているのか?」といった情報も得ることができるので、交流会はとてもありがたい場ですね。

「こうしなくてはいけない」が無い。自分の理想や特徴を生かした保育の形

――仕事をはじめてから感じたギャップはありましたか?

自分が想像していた以上に自由だったなと感じました。
あくまでもお預かりするご家庭の方針を第一にさせていただくのですが、「こうしなくてはいけない」というものがほぼ無いんです。
私の場合は、アートや感覚的なものを取り入れた保育をしていますが、歌や音楽を特徴にしているチャイルドマインダーさんもいらっしゃいます。

定期保育を受け付ける枠や一時預かりの枠を組み合わせることで、スケジュールの面でも自由な働き方ができるというのも、いい意味でのギャップだったかなと感じますね。

保育園や幼稚園という大きな集団での保育、教育というもののよさはもちろんあると思うのですが、そこには限界もあります。そういったものに対して「ちょっと疲れたな」と感じた保育士さんや幼稚園の先生が、ゆったりと自分のペースで仕事ができるというよさもチャイルドマインダーにはあるかもしれません。


発表会や授業参観への代理参加というのはあまり無いようですが、チャイルドマインダーだからこそ、子どもやご両親とより深い関係を築くことができるということなのかもしれません。
保育に関わる資格はいろいろとありますが、狭く深くというスタイルの保育や幼児教育に興味がある人は、チャイルドマインダーというお仕事が合っているかもしれませんね。


【profile】訪問保育専門「popo room」 代表 草間麻衣美

この記事のテーマ
保育・こども」を解説

乳幼児から小学生までのこどもの生活を保護し、心身の成長を促すための専門知識を身につけます。こどもの心身の発達や行動、保健・衛生、基本的な読み書きや情操教育、体操といった体力向上教育など、学びの分野は多岐にわたります。保育士の資格取得者の職場は保育園だけでなく、企業内の保育施設などにも広がりつつあります。

「保育・こども」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「チャイルドマインダー」
はこんな仕事です

保育士が保育施設で働くプロであるのに対し、チャイルドマインダーは自宅で子どもを預かる在宅保育のプロを指す。イギリスでは歴史があるポピュラーな職業で、国の認証機関が資格認定を行っている。日本では、保育所や幼稚園などの集団保育が主流なため、とくに在宅保育の国家資格はなく、いくつかの民間機関がライセンスを認定。乳幼児の発達や心理、栄養、家庭保育における環境とリスク管理などの知識はもちろん、子どもへの深い愛情が求められる。企業の保育室などでの活躍や、独立開業への道も開かれている。

「チャイルドマインダー」について詳しく見る