【シゴトを知ろう】植物園職員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】植物園職員 ~番外編~

2016.12.20

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】植物園職員 ~番外編~

世界各国の珍しい植物や花を楽しめる東京都調布市にある、都内唯一の植物園である神代植物公園。そこで植物の管理をする職員の徳平さんに仕事での意外なアイテムや、植物公園をより楽しめる裏話などを伺いました。

この記事をまとめると

  • クイズラリーの景品には、職員のこだわりが詰まっている!
  • 健康の秘訣は地下足袋での生活
  • ダース・ベイダーに似た面白い花って?

徳平さんがデザインしたおしゃれなバッグが人気!

持っていると楽しい気分になれそうなグッズやパンフレット。

持っていると楽しい気分になれそうなグッズやパンフレット。

――一般の方から見ると驚くような用語や常識はありますか?
 
“かかり枝”でしょうか。折れた枝が下まで落ちずに、途中の枝にひっかかっている状態のことです。風で突然落ちてきたりするので、安全上、私たちはすぐにそれを取り除けるように見回っています。でも目が慣れていないと意外と気がつきません。一部だけ葉の表裏が他と違うなと思う部分があったら、かかり枝があることが多いです。みなさんも周囲の木々を注意深く見てみると発見できるかもしれません。


――植物公園のイベントでは、どんなものが人気ですか?

園内や温室をまわって、そこにある掲示を見ると答えがわかるクイズラリーは、シンプルですけど人気で、年に数回行っています。出口で答えた紙を提出すると、ちょっとした景品がもらえます。最近ではエコバッグが好評でした。手前味噌で恐縮ですが“おしゃれなデザイン”と言われた植物の特徴をとらえたマークは、私がパソコンでせっせと作ったんです(笑)。メモ帳も人気でしたね。景品以外にも私たち職員のこだわりが詰まったオリジナルグッズもありますので、ぜひチェックしてください。

地下足袋で大地を踏みしめると気持ちいい!

徳平さんがこよなく愛する地下足袋。

徳平さんがこよなく愛する地下足袋。

――このお仕事をしている中で、周囲の人に驚かれたことはありますか?

園内にいたお客様から「あら、地下足袋履いているのね!」と驚かれることが多いですね。地下足袋は作業用の靴として日常的にはいています。地面の凹凸や、枝を踏んだなどが直接分かりますし、大地を踏みしめている感じが快感です。ボトムの裾を地下足袋の中に入れられるので、とても動きやすいです。要するにブーツインですね(笑)地下足袋、いいですよ! それに小鉤(こはぜ・足袋の内側に縫いつけられた爪型の金具)をかける位置もいくつか選べるので、脚がむくんでいる時もきつくならずにすみます。先日、靴屋で足裏のバランスを見る機械に乗ってみたら、どこにも偏りがなくなく完璧だと店員さんに驚かれました。あれはきっと普段から地下足袋をはいて足全体を使っているからだと思います。


――仕事柄、ついやってしまう行動などありますか?

街に出ると、店のディスプレイやポスターなどを興味深く見てしまいます。植物が何も使われていなくても、やはり最先端の“見せる”センスは勉強になりますね。植物公園も“どんな植物を見せるか”に加えて、“どのように見せるか”が魅力を生むポイントですから。例えばツル科植物の展示に、この見せ方を取り入れてみようとか、大きな花が特徴の植物ならこう見せるとさらに現代的だなとか、いろいろなヒントをもらえます。

ダース・ベイダーの花、発見!

写真右下の地表近くにダース・ベイダーの花が!

写真右下の地表近くにダース・ベイダーの花が!

――お気に入りの植物はありますか?

今の時期だとダース・ベイダーの花ですね。食虫植物の一種で、正式名は“アリストロキア・サルバドレンシス”といいます。とても可愛いのでぜひ写真を撮ってください。指示ボードを設置して、来園者が分かりやすいよう工夫しています。

植物への愛を語りだすと止まらない!

植物への愛を語りだすと止まらない!

――この仕事を始めて驚いたことはありますか?

大学と大学院である程度は植物の勉強をしてきたつもりでしたが、植物公園で働いてみると、知らない植物が多くて驚きました。一般的な公園と違って、遠い国の植物や、限られた地方にしかない植物もここにはあります。ちなみに大学では葉の静脈や枝のつき方などで植物の種類を見定める“同定”という科目を学びますが、その知識を使っても“なんだ、これは!”と思うものばかりで(笑)。最初は打ちのめされましたね。でも、だからこそやっぱり植物公園の仕事は面白いです」

ちなみに植物園によっては、夏休みの期間のアルバイトなどを募集しているところもあるそう(神代植物公園は未定)。「植物を育てて管理するためには、本当に手間と人手が必要」と徳平さんもおっしゃっていたので、もしチャンスがあれば実際の植物園で体験してみるといいかもしれません。そこで“ダース・ベイダーの花”のようなお気に入りに出会えたら、植物に関わる職業への熱意がさらにアップするはずです!
 
 
【profile】神代植物公園 園芸係職員 徳平友里恵

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「植物園職員」
はこんな仕事です

国立・公立、大学付属、民間などの植物園で働くスタッフである。一般の企業や団体組織と同じく、植物を育成管理するスタッフ以外にも、入園受付の窓口スタッフや来場促進のための広報スタッフ、人事・経理・総務などの管理スタッフなどが働いている。また、大学の付属植物園であれば研究スタッフ、民間の植物園であれば園芸商品などの接客販売スタッフなどが加わることもある。求められる能力は、それぞれの部署によって異なるが、来場者と接する部署では、植物に関する知識だけでなく、コミュニケーション能力が重要になる。

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