【シゴトを知ろう】アクアソムリエ 編

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【シゴトを知ろう】アクアソムリエ 編

2016.12.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】アクアソムリエ 編

「ソムリエ」がいるのはワインだけだと思ってはいませんか? 実は、みなさんが毎日のように飲んでいるお水にも、ソムリエが存在しているのです!
今回は、日本人初のアクアソムリエであり、ミネラルウォーター専門スクール「AQUADEMIA(アクアデミア)」の校長でもある山中亜希さんに、お仕事やアクアソムリエの資格について伺いました。

この記事をまとめると

  • テイスティングだけじゃない! セミナー、販売相談、輸入相談まで、多岐にわたるアクアソムリエの仕事
  • アクアソムリエの資格を取得するには、水に関する幅広い知識が必要
  • 奥深い水の世界を見つけた! みなさんにも夢中になれる世界を見つけてほしい

水の微妙な味の違いを言葉で表現するのは難しい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

アクアソムリエの仕事は多岐にわたります。
ホテル・レストラン・デパートや各自治体、企業様からのご要請で水に関するセミナーを行ったり、水を扱っているメーカーさんからの販売に関するご相談に乗ったり、テイスティングで水の評価をしたり。また、小売店様に対して水を紹介するコメントを考えたり、雑誌やWeb媒体から水に関する取材を受けたり、各国のミネラルウォーターのメーカーから日本への輸入相談などを受けたりすることもあります。

これはアクアソムリエというより私の仕事ですが、ミネラルウォーター専門店「AQUA STORE(アクアストア)」のディレクターをしているので、水を売り込む営業にレストランへ行くこともあります。
アクアデミアで、2カ月に1度アクアソムリエの養成や、年に数回水に関する勉強会なども行っています。

<一日のスケジュール>
※アクアソムリエ養成講座があるとき
09:30 準備
11:00~16:30 授業
17:00 後片付けをして帰宅

※講座がないとき
10:00~11:30 取材
13:00 メーカーさんと打ち合わせ
15:00 営業
16:00 ブログ等執筆
17:30 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

「水」に興味を持たれるきっかけや、「水」に関係する職種というのは実に多種多様ですので、いろんな業界のさまざまな分野で活躍される方々とお話できる機会が持てるというのがまず非常に楽しく、勉強になることも多いです。
水を包括的に勉強されている方というのはまだあまりいらっしゃらないので、授業を受けられて驚かれたり、自分の専門に生かしていただいていたりする様子を見ると、うれしく思います。

また、セミナーや授業をきっかけに、水を飲んだり自分で勉強したりして、体調や体質だけでなく、生活や人生観そのものが変わったとおっしゃる生徒さんやお客さんの声などを聞くと、やりがいを感じるとともに、もっと水のことを多くの方に知っていただきたいなと思います。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

水の味の違いはとても微妙ですので、その味の違いを他の方にも理解できる言葉で表現することが難しいです。また、一度にたくさんの水を飲み比べしてコメントをしなければいけないときは辛いこともあります。

アクアソムリエとの出会いは、イタリアの友人がきっかけ

アクアアドバイザーコースでは、水道水とミネラルウォーターの違いや正しい水の飲み方について学ぶことができる

アクアアドバイザーコースでは、水道水とミネラルウォーターの違いや正しい水の飲み方について学ぶことができる

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

イタリアの友人から誘われて、アクアストアというミネラルウォーター専門店がオープンするときに、オープニングスタッフとして入社したことがきっかけです。
水には全く興味も知識もなかったのですが、ミネラルウォーターを100種類ぐらい扱う店だったので、水について勉強せざるを得なくなりました(笑)。

その際、イタリアにはアクアソムリエという資格があることを聞き、イタリアで研修を受けました。帰国してから日本の水について勉強し、4年後の2008年にミネラルウォーター専門スクール「アクアデミア」を開校して、現在に至ります。


Q5. 大学では何を学びましたか? また、アクアソムリエの資格を得るためにはどのような勉強が必要となりますか?

大学では心理学を専攻していました。ある心理学的な仮説を実験や観察によって検討し、得られたデータを統計的に分析。背景となる要因や事象間の関係性を探り、科学的な一般性や法則性を見出すための手法について学びました。

そこでデータ収集や統計的な解析の仕方、論文の書き方、消費者行動などについて学んだことは、今の仕事でスクールのみなさんにレポートを書いてもらったり、水を実際に販売・販売協力したりする際に役立っているかなと思うことがあります。

アクアソムリエの資格を得るためには、「水」の基本的な性質から始まって、市場で販売されているミネラルウォーターの種類や性質(硬度や含まれているミネラルそれぞれの効能)、水道水、また、世界の水の現状や環境における水についても理解していただくことが必要となります。

スクール「アクアデミア」でこうしたことを学んでいただけますが、アクアソムリエとして身に付けた知識を活かしていくには、自分から積極的に水やミネラルウォーターについて学んだり考えたりすることがとても重要です。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

いろいろと思い悩むタイプの高校生でしたので、同じように悩みを抱えている人に役に立てるようなカウンセラーになりたいと思い、大学では心理学を専攻しました。
今は全く違うことをやっているようですが、水は健康や美容に密接に関わっていますので、そういう悩みを持つ人たちのために活動しているということや、人が健康になるお手伝いをする仕事をしているという意味では、高校時代の夢が少し叶っているのかなと思います。

アクアソムリエの資格、どう生かすかはその人次第

Q7. どういう人がアクアソムリエに向いていると思いますか?
 
アクアソムリエの活躍できる分野は広いので、いろんなタイプの方がいていいと思っています。
味を評価することを求められる機会も多いので、感性が豊かで食の経験値が高い方、舌が敏感な方たちはもちろんですが、アクアソムリエを養成する立場の場合は、いろんな方が生徒さんとしてお越しになるので、世の中のことにある程度精通し、みなさんの状況を適格に判断しながら授業を進めるという、柔軟さやバランス感覚が求められるかと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

残念ながら、アクアソムリエの資格を取ったからといってすぐ職には結びつかないというのが現状ですが、「水」はあらゆる世界や職業に通じるキーワードですので、どんな職業に就かれるにしても、そこで生かせる部分はあると思います。
ある意味、生かし方はその人次第というところがあります。

一つの職業の中にもいろんな側面があり、その全ての業務に向いている人というのはいないと思います。ただ、その中で一つでも好きなことややりがいが感じられれば、その仕事を続けられるのではないかと思います。また、それを自分で見つけていただきたいと思います。
私もアクアソムリエがテイスティングだけの仕事だったとしたら、こんなに長く続けられなかったと思います。
水は奥が深いので、飽きることはありません。みなさんにとっても、何かそういう世界を見つけていってほしいと思います。


人間の体のおよそ6割は水であるといわれています。アクアソムリエの資格を取得し、それをそのまま職業にというのは難しいとのことですが、食にまつわる職業、医療や健康に関わる仕事などにおいて役に立つかもしれません。
毎日口にする水のこと、興味がわいたら深く勉強してみるのもいいのではないでしょうか?


【profile】ミネラルウォーター専門スクール「AQUADEMIA(アクアデミア)」 校長 山中亜希

一般社団法人 アクアミネラーレ協会 http://www.aquaminerale.jp/
ミネラルウォーター専門スクール「AQUADEMIA(アクアデミア)」 http://www.aquademia.jp/

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アクアソムリエ」
はこんな仕事です

民間団体によって認定される「アクアマエストロ」と「アクアアドバイザー」の2つの資格の総称。科学的に根拠のあるミネラルウォーターの深い知識を活用して、食生活やライフスタイルの提案をする水のスペシャリスト。また、自然環境保全や保護に貢献する活動を行う場合もある。レストランやカフェで料理やお客に合わせた水を提案したり、浄水器などの水に関連のある企業で活躍したり、セミナーや講演会で講師をしたりと、その活躍のフィールドは幅広い。

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