【シゴトを知ろう】童話作家 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】童話作家 ~番外編~

2016.12.06

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】童話作家 ~番外編~

ビジネス書の編集者という顔を持つ一方で、童話作家という夢のあるお仕事もされている中村文人(もんど)さん。お仕事についての話を伺う中で、イメージとのギャップや厳しさも知ることができました。
今回は番外編として、童話作家としての適性や勝ち残るための秘訣など、具体的なエピソードを交えてご紹介します!

この記事をまとめると

  • 感動屋さんくらいでちょうどいい! 日常にあるささいなことでも童話の題材になる
  • メジャー作家へステップアップするには? 鍵は自分で発信する力
  • これからも童話を書き続け、いずれは自分自身が「きっかけ」となる存在に

大切にしたいのは、子どものようなピュアな心

――童話作家に向いている性格やタイプはあるのでしょうか?

童話は子どもたちを楽しませるものなので、どんなに小さなことでも、感動したことを大切にできる人はとても向いていると思います。
また、童話の題材は日常にたくさん落ちているので、それらをきちんとキャッチできる、興味のアンテナが広いということも重要ですね。
あとは、作品を書くことはとても孤独な作業なので、その孤独に耐えられる力も必要だと思います。


――ちなみにご自身はいかがですか?

それらの要素は持っていると思います。
編集者という仕事柄もあるのかもしれませんが、さまざまな人やモノに興味を持ち、掘り下げて取材していくことが好きなので、取材を基にした児童向けのノンフィクションを書くこともありますね。

童話作家の世界はサバイバル!?

――他のジャンルの出版分野と童話の分野で異なることはありますか?

童話というと、ほんわかとした優しい世界をイメージされることが多いので、意外に思われるかもしれませんが、童話の担当編集者の原稿を読む力はすごくて、とても厳しい目を持っています。プロット(物語の構想)を作るところから全力で取り組んでいかないと、すぐに手厳しい指摘を受けてしまうんです。
優しい言葉で厳しいことを言われることが多いので、それが余計に言葉の重みを感じさせますね。


――それは意外でした! 他にもこの世界に入ってギャップを感じたことはありますか?

女性が圧倒的に多いというところは少し意外でしたね。割合でいうと男1:女5くらいでしょうか。
童話や絵本には柔らかい雰囲気があるので、外からのイメージには合っているのですが、実際には2割のメジャー作家が8割の仕事を取り、それ以外の作家たちが残りの2割の仕事を奪い合うと言われるような厳しい世界です。

でも、男性が少ないということは、男性の童話作家は目立つ存在になりやすいということでもあるので、その点ではちょっとだけ有利かもしれませんね。


――そんなに厳しい世界なのですね。では、そのような厳しい場所で勝ち残っていくのに必要なことはどんなことでしょうか?

やはりいい作品を書いて、大きな賞を取ったり、出版した作品が売れたりして話題になることでしょうか。口で言うのは簡単ですが……。

メジャーな作家の本は書店に長く置いてもらうことができ、売れていくのですが、「その他大勢」の作家はそう簡単にはいきません。
本が売れるために、さまざまなメディアを使って自分から発信して読者に訴求していくなど、どんどんPRして作品を読んでもらう機会をできる限り増やしていくしかないと思っています。

次世代を担う書き手の夢を叶える「きっかけ」を作りたい

中村さんの著作の一部。画面左『コロッケ先生の情熱! 古紙リサイクル授業』(佼成出版社)が2016年全国夏の読書感想文コンクールの課題図書に選ばれた

中村さんの著作の一部。画面左『コロッケ先生の情熱! 古紙リサイクル授業』(佼成出版社)が2016年全国夏の読書感想文コンクールの課題図書に選ばれた

――中村さんは、ご自身の作品を世に広めるためにどんな努力をされていますか?

これはデビューから今まで欠かさず続けていることですが、まず児童書の編集者に「中村文人」という書き手の存在を知ってもらうために、名刺交換した編集者には、はがきで近況を報告するようにしています。毎月40通くらい出します。
数年前からは、SNSを使って出版された作品のPRも始めました。


――今年、全国夏休み読書感想文コンクールの課題図書に選ばれたことで、童話作家として認知されたかと思います。次のステップはどんなことを考えていますか?

自分の作品をもっと世に広めるために、さまざまな題材で新しい作品を書き続けていきたいです。

また最近、次世代の児童書の世界を担う書き手たちに作品発表の場を提供しようと、「新作の嵐」というWebサイトを立ち上げました。
最近では、紙だけではなく電子書籍での出版も増えてきているので、童話や絵本作家を目指す若者たちが気軽に作品を発表し、そこで生まれた作品が世に出ていくきっかけになれたらと願っています。


メジャー作家になるためには、仕事を待っているだけではなく、自分から発信して狭き門をクリアすることが必要不可欠。そんな厳しい世界だからこそ、読む人の心に残る童話が数多く生まれ続けているのかもしれません。
自分の作品が形になり、その作品を手に取った子どもたちの笑顔に出会える。その瞬間の喜びは、どんな時でも童話作家の方々の大きなモチベーションになっていることでしょう。


【profile】童話作家 中村文人(もんど)
絵本・童話の創作online 新作の嵐
HP http://shinsakunoarashi.com/
Twitter https://twitter.com/shinsakuarashi
Facebook https://www.facebook.com/shinsakunoarashi

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「童話作家」
はこんな仕事です

子どもから大人まで楽しめる物語をつくる仕事。童話には、日常の生活を題材にした生活童話、異次元の空想世界を描くファンタジー、SF、ミステリー、さらに事実を基にした冒険童話や歴史童話などのジャンルがある。伝えたいテーマやアイデアに基づき、流れや構成、絵の配置・色付け、文章などの配分を考えていく。やさしい言葉で、想像力をふくらませる、豊かな表現を生み出すことが重要。多くの本を読み、日常でいろいろなことに興味を持ち、想像力を高めることも大切。よい作品は翻訳されて海外でも出版される。

「童話作家」について詳しく見る