【シゴトを知ろう】アートディレクター 編

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【シゴトを知ろう】アートディレクター 編

2016.12.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】アートディレクター 編

毎日のようにどこかで目にしている看板やポスターなどの広告。アートディレクターは、「どのようなビジュアルの広告にするのか?」といったことを決めていくのが主なお仕事です。
今回は、株式会社クオラスで広告のアートディレクターをされている梅本千愛(ちえ)さんに、お仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • 正解がないからこそ、どれだけ正解に近いと思える仕事をできるかが大切
  • 悩みを聞き、それを解決する方法の提案力が求められる
  • 絵が苦手でも大丈夫!? コミュニケーション能力が重要なデザイン関連のお仕事

チョコから化粧品の成分まで、携わるものによっていろんな知識が入ってくる

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい。

テレビCMから看板、交通広告、チラシなど、広告のクリエイティブな部分全般に携わっています。文字だけの広告の時には文字の組み方などを考えますし、写真を使う場合には、「どのような写真なら魅力的に映るか」という企画から撮影、デザインなどに関するディレクション(管理)を行います。

撮影がある日は、朝から晩まで丸一日スタジオにいて撮影に立ち会うこともあります。社内にいるときも、デスクに向かっているだけという日は基本的にありませんね。

<一日のスケジュール>
09:50 出社・メールチェック
10:00 始業
    社内での打ち合わせ
    クライアントの会社で打ち合わせ(1日2カ所くらい)
    制作会社と打ち合わせ
20:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

幅広い業種のさまざまなメディアの広告に携わらせていただくことは、非常に楽しいと思っています。
お菓子のメーカーさんなら、パッケージデザインからキャンペーンの企画、それを告知するためのWebサイトを作らせていただくこともあります。化粧品のテレビCMや、販売促進のためのパンフレットやリーフレットを作成したことも。
チョコレートに詳しくなることもあれば、化粧品の成分に詳しくなることもあって、毎日違うことに関わらせていただけるのは、広告代理店ならではのことだなと感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

「正解がない仕事」であるということは、大変な部分ではありますね。「どれだけ自分たちが正解だと確信できるところへ持っていけるのか?」ということが、仕事の大きな部分だと思います。
「新しいお客様と関わらせていただく」という楽しさの裏側には、業界や業種が全く違うお客様とお仕事させていただくときの「ゼロから知識を身に付けていかなくてはいけない」という難しさもあるので、なかなか最初は知識の面で苦労することが多いです。

本が好き。紙のデザインに興味を持ったきっかけの一つは書籍の装丁

撮影の日は朝8時にスタジオに入って、そのまま夜までずっと撮影に立ち会うことも。

撮影の日は朝8時にスタジオに入って、そのまま夜までずっと撮影に立ち会うことも。

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

グラフィックデザインを勉強していたので、それを生かす仕事をしたいなと思っていました。ただ、就職活動をしていた時に、自分と企業をつないでくれている「求人広告・人材広告」というジャンルに対して興味がわいて、人材広告に関連する会社に興味をもったことが広告にふれた最初のきっかけです。
結局、大学で専攻していたグラフィックデザインに興味があったので、広告代理店の制作に就職しました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学ではグラフィックデザインの学科に進学しました。あと、教員にも興味があったので、美術の教員課程も履修しました。
大学時代は美術やデザインに関することを勉強しましたが、実際にアートディレクターをしていて感じるのは、専門的な知識の量よりも「人から悩みを聞いて、それを解決する方法を提案する力」などが重要になるということです。
「人に何か伝える」という意味では、教員課程での経験も多少生きている部分はあるかもしれません。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

小説家になりたいと思っていた時期がありました。
読書が好きだったので、文字を読んで知識にするということは苦にならず、新しいクライアントさんの情報をインプットするという作業には役に立っているなと思います。
書籍の装丁も好きで、紙のデザインや加工というものに興味を抱くようになった根底は、本が好きだったということだと感じますね。

人の引き出しには限りがある。だからこそコミュニケーションが大切

Q7. どういう人がアートディレクターに向いていると思いますか?
 
「人と話すこと」が好きな人というのはあるかなと感じます。人間のアイデアの引き出しって、決して無限にあるものではないんですね。どうしても一人の人間が出すものには、知識的な偏りが反映されてしまうことがあります。
打ち合わせをしている中で、周りの意見を柔軟に素直に取り入れていくことができる人というのが向いているように思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

もし進路に悩んでいる人であれば、広告代理店のアートディレクターも選択肢の一つにしてもらえるといいかなと思います。
アートとかデザインって、どうしても「自分で手を動かしてデザインできないとダメなのかな?」と思われる人も多いとは思うのですが、実際に仕事をしてみると、外部の制作会社の方が実際の制作をしているということも多いんですよ。

だから、本人にアート的な技術があまりなくても、「コミュニケーションという技術さえあれば携わることができる唯一のデザイン関連の職種」なんです。
絵が描けないからと諦める必要はありません。ぜひ目指してみてほしいと思います。


梅本さんが生き生きとした表情でお仕事について話されている様子から、本当にアートディレクターという仕事が楽しいんだなということが伝わってきました。
「コミュニケーション技術があれば携われる唯一のデザイン関連の職種」と聞くと、絵が苦手という人も興味がわいてくるのではないでしょうか。広告に興味があって人と話すのが好きという人は、アートディレクターを目指してみるのもいいかもしれませんね。


【profile】株式会社クオラス コンテンツソリューション局クリエイティブ部 梅本千愛(ちえ)

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アートディレクター」
はこんな仕事です

総監修的立場で、グラフィック広告のビジュアルに関する指示をスタッフに出すことが仕事。略称はART DIRECTORの頭文字を取ってAD。グラフィック広告とは、ポスターや中づり、新聞、雑誌、カタログなど、主に紙媒体を使ったコマーシャルのこと。アートディレクターは広告プランの企画段階から関わり、フォトグラファーやコピーライターなどとモデルの人選、写真やイラスト、キャッチコピーの方向性を固めて指揮を取る。いわば、デザインに関する決定権を持ってプロジェクトを牽引するリーダーだ。

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