【シゴトを知ろう】米国不動産鑑定士 編

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【シゴトを知ろう】米国不動産鑑定士 編

2016.11.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】米国不動産鑑定士 編

不動産の価値を評価する「不動産鑑定士」という仕事。中でも、米国の不動産を鑑定することができる「米国不動産鑑定士(MAI)」の資格を持つ人は、国内にわずか20人程しかいないのだそう。

今回は、そんなMAIの資格を持つ、大和不動産鑑定株式会社の新井香里さん(写真左)と中庭吾朗さん(写真右)に、不動産鑑定士という仕事の内容ややりがいについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 海外の不動産を鑑定したり、日本の不動産を海外の方に仲介したりする仕事
  • 勉強することが多い仕事!コツコツ努力できる人が最適
  • 無駄な経験はない! 興味を持ったらチャレンジすることが大切

国内外の不動産契約をスムーズにするのが役割

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
新井さん:土地や建物の売買・賃貸に関する仲介や、不動産の価値を鑑定する仕事をしています。主な業務は、現地で物件の調査をし、それをもとに鑑定評価を行い、物件の購入を希望しているお客様とのやりとりを仲介するというものです。

中庭さん:海外の不動産を扱う際は、現地の鑑定士に調査を依頼したり、実際に現地に赴いたりします。

<一日のスケジュール>
9:30 出社
午前中 メールチェック、案件の打ち合わせ
12:00 昼食
午後 現地で物件調査
夕方 帰社後、レポート作成や打ち合わせ、調整作業など
18:00 帰宅
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
新井さん:オフィスビルやマンション、ホテルやゴルフ場などあらゆるタイプの不動産を扱っているので、普段は入れないようなところに入って調査ができるところが面白いです。海外の案件は規模が大きいものが多いので、完了した時は達成感もひとしおですね。

中庭さん:不動産の価値を判断するために、ホテル鑑定の際は実際に泊まってみたり、ゴルフ場鑑定の際はプレーしてみたりすることもあります。また、海外の物件は不動産価値の判断方法が日本とは異なるので、そうした違いも楽しいです。
 
 
Q3. 不動産鑑定の仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
中庭さん:海外とのやりとりには時差が発生するので、メールの返信が1日後になるなど、どうしても時間がかかってしまいます。また、以前カンボジアに行った際は、現地での不動産鑑定に関する制度が確立されておらず、判断基準となるデータがほとんどなく、情報集めが大変でしたね。

新井さん:私は昨年ミャンマーの不動産を扱ったのですが、現地はWi-Fiがなかなか繋がらず、メールが送れなくて大変でした。インドネシアも常に道が渋滞していて物件に着くまでに時間がかかるなど、発展途上国での仕事は思いがけないことが起こりやすいですね。

社会人になってからも勉強したことが結実

新井香里さん

新井香里さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で不動産鑑定士の仕事に就きましたか?
 
新井さん:以前は外資系の金融機関に勤めていましたが、先のことを考えた時に資格を持ちたいと思い、会社を辞めて不動産鑑定士の勉強を始めました。実際に鑑定士として働き始めた後に、もっと付加価値を高めたいと考えるようになり、MAIの資格も取得しました。

中庭さん:私は、以前は生命保険会社に勤めていました。そこで不動産の仕事に携わらせてもらい、面白い仕事だなと思ったのがきっかけです。仕事をしながらMAIと英語の勉強をして、約2年後に資格を取りました。仕事と勉強で、当時は睡眠時間が今の半分でした。
 
 
Q5. 大学・専門などでは何を学びましたか?
 
新井さん:大学では経済学部を専攻していました。英語に関しては、大学では授業で習った程度だったので、実際に習得したのは社会人になってからです。スピーキング能力は現職で外国の方と交渉することになってから身についた感じですね。

中庭さん:私も大学は経済学部でしたが、ずっと水球に打ち込んでいました。そのため留年してしまったんです。でも、「学生時代に何か残そう」と思い不動産鑑定士の資格を得ました。その結果、不動産に関わるチャンスにも恵まれ、今の仕事につながっています。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
新井さん:高校生の時は、どんな仕事が自分に向いているか分かりませんでしたね。やはり実際に働いてみないとわからない部分もあると思います。振り返って思うのは、「これはやらない」と決めつけてしまわずに、英語の勉強などできることをやっておいて良かったということです。

中庭さん:私たちの頃は、いい大学に行っていい会社に行くことがステータスになっていたので、私もそう思っていました。でも今はそうではないと感じます。働き方も多様化していますし、ライフスタイルも人それぞれ。だからこそ学生時代に留学などさまざまな経験をしておくことが大事なのかな、と思います。

すべての経験が糧になる

Q7. どういう人が米国不動産鑑定士に向いていると思いますか?
 
中庭さん:マイペースに進めることができる分、資格を取るための勉強も必要なので、コツコツと努力できる人が向いていると思います。
 
新井さん:真面目で寡黙な人が多い職種なのですが、それに加えて営業力などを兼ね備えていると、より有利になりますね。
 

Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
新井:「この仕事だけを一生やる」と決めても、なかなかそうはいかないものです。かつては国内の案件のみだった不動産鑑定士の仕事も、今や海外の不動産も扱う時代。どの業界も変化していくものなので、どの経験が後に役に立つかわかりません。だからこそ自ら可能性を捨てることはせず、興味を持ったことにはチャレンジしてみてください。

中庭:私は学生時代に打ち込んだ水球を辞めた時期がありました。勉強との両立が大変だったからなのですが、その問題は社会人になっても一緒。仕事と勉強や人付き合いのバランスを取ることが重要になります。そうしたことを身につけるためにも、勉強のために興味があることを後回しにせず、今しかできないことを楽しんでください。
 

MAIの資格を取るには約2年はかかるそう。お二人は資格を取るための勉強を重ね、現在は海外の案件にも対応していらっしゃいます。マイペースにできるところが仕事の魅力だとお話いただきましたが、その裏側にある、努力を続ける揺るぎない意志の強さと、努力を成果につなげるための強い行動力がうかがえました。
 
 
【profile】
大和不動産鑑定株式会社 国際室マネージャー 新井香里
大和不動産鑑定株式会社 東京本社 鑑定・証券化部 海外チーム/ホテルチーム 課長 中庭吾朗

大和不動産鑑定株式会社のHPはこちら

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「米国不動産鑑定士」
はこんな仕事です

米国不動産鑑定士(MAI)とは、アメリカが認定する資格名称。米国内の不動産を鑑定することができるが、世界的にも認知されているため、国際的に不動産の仕事をしたい人におすすめ。履修やレポート提出は英語で、不動産、経済、金融まで幅広い知識を要する。たとえば、日本企業がアメリカに支社や工場などを設ける際に物件を探し、適切な価値を査定し、契約交渉に携わることもある。現地の専門家や鑑定協会と連携する上でも、英語でのコミュニケーション能力は必須。日本と異なる不動産事情に精通していることも重要だ。

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