【シゴトを知ろう】コレペティトゥア ~番外編~

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【シゴトを知ろう】コレペティトゥア ~番外編~

2016.12.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】コレペティトゥア ~番外編~

オペラの歌い方や発声、発音だけでなく、曲の意味や背景まで理解して、オペラ歌手に伝えるコレペティトゥア。ここでは世界を股に掛けて活躍する、コレペティトゥアの寺元智恵さんにオペラについてのお話や海外での経験を伺いました。曲の背景にある歴史や文化だけでなく、さまざまな国の語学も勉強する必要があるため、寺元さんは6カ国語を話すことができるんだそうです!

この記事をまとめると

  • 1. オペラは演技もあるので、曲を理解してイメージすることが重要
  • 語学は勉強するほどに知識や幅が広がる
  • イタリアやスペインも住み心地がいいけど、一番いいのは日本

一つの曲にもいろんな解釈があって、そこから深めていけるのが楽しい

――オペラを歌う際、重要なことって何ですか?

オペラは歌だけではなくて、演技もしなければなりません。歩き方や表情もすごく大事なので、私が曲を細かく分析して伝えて、その人がしっかり理解してイメージして、表現することが重要になってくるんです。


――さまざまな言語に歴史、文化と、学ぶことも掘り下げていくと際限ないですよね?

そうですね。同じ曲でも歌い手の人と話してみると解釈が違ったり、10年前に分析していたことも、今分析すると「違うな」と思ったり。でも、一つの曲にもいろんな解釈があって、そこからさらに深めていくことができるので楽しいです。

語学は勉強するほどに知識や幅が広がる

コレペティトゥアの寺元智恵さん

コレペティトゥアの寺元智恵さん

――寺元さんは何カ国語、話すことができるんですか?

日本語が一番苦手なんですけど(笑)。日本語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語…… フランス語は今勉強中で、英語は理解できるんですけど、発音が好きじゃないのであまり喋りません(笑)。メキシコはスペイン語なんですけど、スペイン語はイタリア語に似ているので通じるかな? と思っていたら全然通じなくて。メキシコの人となんとか喋りたいと思って、独学で勉強して片言ですけど会話くらいはできるようになりました。スペイン語のオペラや歌曲もあるので、スペイン語は覚えてよかったです。あと今、通訳伴奏をしている先生がイタリア語で喋ってたと思ったら、急に英語になったりドイツ語になったり、いろんな言葉が混じっている人なんですが、一応全部分かるので、通訳できています。語学を勉強しているとどんどん知識や幅も広がるので、どれも学んでおいてよかったなと思ってますね。

イタリアも住み心地がいいけれど、一番住みやすいのは日本

――いろんな国を回ってみて、一番好きな国はどこですか?

すごく難しい質問なんですけど、ウィーンは治安もいいし、日本人にはすごく住みやすいと思います。ただ私は個人的にドイツ語があまり好きじゃないので、イタリアの方が住み心地がよかったです(笑)。今一番住んでみたいのは、今はスペインのバルセロナですね。ミロやピカソを輩出した、芸術的にすごく優れている街で、街を歩いていても芸術的な作品がたくさんあるし、自然もあるし、ご飯もワインも美味しいし(笑)。
でも、一番住みやすいのは日本ですね。電車も遅れないし、役所に行っても仕事が早いし、一番ちゃんとしてるし、安心して暮らせます。


――やはり海外から日本に戻ってくると、日本のよさも改めて分かりますか?

分かります。すごいですよ、イタリア人は時間にルーズなんですけど、メキシコ人はもっとルーズで、「5分遅れる」って言ったら30分遅れて、「30分遅れる」って言ったら2時間遅れて来ますから(笑)。イタリア人も「9時から合唱団の練習があるから」って言われて、8時40分くらいに会場に行ったら、誰もいなくて鍵もかかってて。9時になっても誰も来なくて、9時10分になったら鍵を空ける人が来て、だんだんパラパラと人が集まり始めて、練習が始まったのが9時40分とか(笑)。そういう人たちと付き合ってると、「別にそれでいいのかな?」と思い始めて、「時間ってのはそれぞれの人の感覚なのかな?」と思ってしまいます。でも日本に帰ってから仕事に支障が出てしまうから怖いですね!(笑)


ウィーンやイタリアへの留学に始まり、現在も毎年、メキシコで女性歌手のツアーに同行するなど、海外に行くことが多い寺元さん。さまざまな人種や文化と触れ合うことで、日本がより一層好きになったのだそうです。こうした貴重な経験の一つひとつが、コレペティトゥアのお仕事に活かされているのでしょうね。

【profile】コレペティトゥア 寺元智恵

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「コレペティトゥア」
はこんな仕事です

オペラ歌手と一対一になり、新しい公演のための曲を教える教師役になる人を指す。ピアノの伴奏はもちろん、発声、発音、演技など指導の内容は多岐にわたる。公演中も、舞台に置かれたボックスからオペラ歌手へ舞台に入るタイミングを指示するなどの役目も。ピアノの実力だけでなく、指揮者とのレッスンではあらかじめ指揮者の意向を聞いておき、歌手に伝えるなどの伝達能力も必要である。日本ではよりよい公演に向けて、そのつど関係者から依頼を受けることが多い。職業として認知度が高まりつつあり、オペラ公演の増加とともに必要性も増している。

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