【シゴトを知ろう】ペットシッター 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】ペットシッター 編

2016.11.30

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ペットシッター 編

今回お話しを伺わせていただく藤村さんが拠点とする東京の練馬・杉並・中野エリアはペットを飼う家庭が多く、ペットシッターの激戦区です。高校生の頃は内向的だったという藤村さんが、どうして自分で事業を始め、リピートの絶えない繁盛店に成長させることができたのか。その理由を聞いてみました。

この記事をまとめると

  • お客さま宅を訪問してペットのお世話をするのがペットシッターの仕事
  • ペットシッターとして生計を立てるには経営者になる必要がある
  • 読書によって身につく「考える力」は仕事にも通じる

ペットシッターは感謝してもらえるお仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
よく「ペットシッターをしている」とお話しすると「ああ、ペットを預かるのね」と言われるのですが、お預りするのではなく、お客さまのお宅にお伺いしてペットのお世話をするのがペットシッターの仕事です。弊社では1回あたり40分の間に、ご飯をあげる、散歩をする、トイレを片付けるなどの基本的なお世話をしています。さらにご要望に応じて、植木の水やりや郵便物の取り入れなどの軽作業をすることも。お客さまは「旅行中で」「体調が悪くて」「仕事で日中いられなくて」という理由でご依頼してくださる方が多いです。

<一日のスケジュール>
6:30 起床
7:00〜8:00 メール対応(お客さまやスタッフに連絡)、事務等の雑務
8:00〜11:00 ペットシッター業務(朝のお世話)
11:00〜13:00 昼食、打ち合わせ、メール対応
13:00〜20:30 ペットシッター業務(夕方のお世話)
21:00 帰宅、メール対応、事務等の雑務


Q2. どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
 
いろんなペットや飼い主さまにお会いできることです。お世話するペットは、ワンちゃん、ネコちゃん、ウサギさん等の小動物さんとさまざまです。お客さまは職業も年代もさまざま。普段の生活ではお会いしない方々とお話するのは楽しいです。また、ペットシッターはお客さまに感謝していただける仕事。命を預かるプレッシャーは大きいですが、「家族の面倒を見てくれてありがとう」という気持ちを伝えていただけるとうれしいです。ご旅行先でお土産を買ってきてくださるお客さまもいらっしゃって、ただ仕事を全うしているだけなのに幸せな仕事だなと思います。

 
Q3. 仕事をされるなかで、どんなことが大変だと感じられますか?
 
やはり命を預かるというプレッシャー。ペットの体調変化や脱走、逸走には注意します。自宅の鍵も預かるので責任は重いです。この仕事を始めたばかりの人がよく感じるのは、留守宅のシーンとした室内の空気の重さ。緊張感があります。また、自転車で移動しているので天気が悪い日は大変です。大雪の日に1時間歩いてお客さまのお宅にお伺いしたことも。穴を開けられない仕事なので、骨が折れた次の日に働いたこともあります。 

業績不振から一念発起。エンジンを掛け直して勝負に出た

Q4. どのようなきっかけで現在の仕事に就かれましたか?
 
大学を卒業してすぐにペットシッターを始めました。自分で仕事をしたいということは最初から決めていました。当時は雇ってもらえる自信もありませんでしたし。動物が好きだから「ペットシッター」。他の選択肢は浮かびませんでした。社会人経験もありませんでしたので、始めてすぐは当然うまくいきませんでした。そうこうしているうちにどんどん時間が経っていき、このままじゃいけないと一念発起しました。幸い経験は増えていてお客さまのご要望は掴めてきたので、それを一つひとつ分析したり、サイトの内容もお客さま視点で練り上げてプロに制作してもらったりして、そこから徐々に軌道に乗り始めました。
 
 
Q5. 大学ではどのようなことを学ばれましたか?
 
大学は経営学部でした。当時から自分で仕事をしたいという思いがあったんですね。ペットシッターは動物取扱責任者という資格を取り、自治体に届け出を出せば開業できるので、特別な学校に通う必要はありません。でも「考える」ことは必要です。私も一念発起してエンジンをかけ直したとき、集中的に「考える」ということをしました。同業者のサービスを研究して、他のサービス業の人達はどんな接客をしているのか観察したり、自分の仕事はどういう仕事なのか、お客さまはどのような方々なのかを分析し、そこから逆算してどんなサービスをすればよいのかを考え抜きました。学生時代からそうした考える癖をつけられるといいんじゃないかと思います。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことで、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
商業高校に通っていました。夢とまではいかないですが、やはり将来は自分で仕事をしたい、という気持ちはありました。といっても活発なタイプではなく、本を読んでばかりでした。「自分だけはわかっている」「他のヤツとは違う」と気取っていたんでしょうね。でも読書はものを考えるのには役に立ちます。読んでいたのは主に小説でしたが、相手の思いを汲み取ったり、的確に答えるという能力は読書で培われたと思います。

高校生活だけですべてが決まるわけじゃない

Q7. どんな人がその仕事に向いていると思いますか?
 
動物が好きであることは大前提。体力があって真面目な人が向いていると思います。ペットシッターとして生計を立てるのだとしたら、人に雇われるのでは厳しいため、自分で事業を立ち上げるかフランチャイズの店長になるしかありません。そうなると営業や事務も自分でしないといけないので、動物が好きという気持ちだけでは大変です。
 
 
Q8. これを読んでいる高校生に対してメッセージをお願いします。
 
私はもともと人と話すのが苦手でした。しかし自分で仕事をやるとなると、そんなことは言ってられない(笑)。仕事を通して鍛えられました。自分ができなかったからこそ言えるのは、高校生活のうちからたくさんの人と接したり、集団で何かやるようなことに打ち込んでいれば、将来きっと役に立つということ。勉強も含めて一生懸命に打ち込んでほしい。けれども、高校生活だけで全てが決まるわけではないよ、ということも言いたいです。無理して心や体を壊すことがないように、バランスを取りながら。考えすぎずに楽しく過ごせればいいと思いますよ。


ペットシッターとして生計を立てるには経営者になる必要があり、藤村さんの場合は読書によって身につけた「考える力」が経営戦略を考える上で役に立ったそうです。何が将来の役に立つかわからないもの。ひたすら好きなこと・興味のあることに夢中になってみるのも高校時代の過ごし方の一つかもしれませんね。


【profile】(資)ストローラーカンパニー 代表 藤村衡平
HP:http://dog-walker.co.jp

【撮影協力】CHICK FLICK BAKE
HP:https://www.instagram.com/cfbtokyo/

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ペットシッター」
はこんな仕事です

旅行や出張、自営業が忙しいなどで飼い主が留守にするときなど、子どもの世話をするベビーシッターのように、家族に代わってペットの世話をするのがペットシッターである。家族の一員である大切なペットを預かり、飼い主のいない不安やストレスを軽減するために、ペットの心理や体調に細心の注意を払いながら、食事をさせたり、一緒に遊んだり、散歩させたりするのが主要な仕事となる。実際にはペットホテルで働くほか、最近ではペットショップや動物病院などでもシッティングのニーズが増加している。

「ペットシッター」について詳しく見る