【シゴトを知ろう】広告デザイナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】広告デザイナー ~番外編~

2016.12.05

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】広告デザイナー ~番外編~

広告デザイナーのお仕事をされている北村亮介さんへのインタビュー番外編。「休みの日でも自然と広告のアイデアを考えてしまう……」でも、それが仕事だという意識はまったく無いんだとか。
北村さんが仕事を始めて感じたギャップやデザイン関わるに人たちの性格など、広告業界の裏側について聞いてみました。

この記事をまとめると

  • 業界用語「リファレンス」。「見本」って言った方が早くない? 
  • 「仕事人間」や「仕事地獄」にならないよう、みんな上手にリフレッシュ
  • アートやデザインの仕事だからといって、尖ってばかりはいられない

15秒の世界に多くのプロフェッショナルが命を懸けている

――業界で使われている用語ってありますか?

CMのプランを作るときなどに、見本資料として集めておく映像のことを「リファレンス」と言います。例えば、「リファレンス集めておいて」みたいな使い方をしていますね。

自分たちが作ろうとしているものと似たテイストの映像を、絵コンテと合わせて見てもらって、それを基にクライアント(依頼主)にイメージを広げてもらうための「見本映像」という感じの意味で使っています。「見本」って言った方が短いじゃんって(笑)。
「リファレンス」って聞くとよく分からないカタカナだし、長いし、「何で使うんだろう?」って最初の頃は思っていました。


――一般の人はあまり知らない広告業界の常識ってありますか?

これは、私もこの世界に入ってから感じたんですが、みんなが普段目にしている広告にすごく手間がかかっているというのは、きっと夢にも思っていないと思うんですよね。

競合する会社が何社もあるようなコンペティション(※)の案件だったりすると、プランニングの時点で半年以上かかることもあります。テレビCMを作るのであれば、映像のスタッフだけで何十人という規模で関わるものなんですが、普通の人は意識していないよな、と思います。

「現場で何回も撮り直し⇒できた映像を編集⇒音入れ⇒音声の調整⇒完成」
このプロセスに本当に多くの人が関わっていて、お金も時間もかかっています。
作る映像が短いだけで、映画を小規模にしたようなものですから。プロデューサーは予算について、照明担当はどうやって光を当てるのか、カメラマンは撮り方、大道具担当はセットのニュアンスなど、みんなが頭を悩ませています。それぞれのプロフェッショナルが集まって支えている世界なんですよね。

たった15秒(一般的なCMの長さ)の世界に命を懸けているって、きっとまったく別の業種の人から考えてみると変な話だと思うんですよ。でも、おもしろいですけどね。


※コンペティション(略・コンペ):発注元の企業に対して、複数の企業が企画や商品などを提案する場。

常にアイデアを考えているけれど、「仕事」という感覚はない

仕事をきっかけに、映像監督やカメラマン、スタイリストなどクリエイターたちとの付き合いが増えていく

仕事をきっかけに、映像監督やカメラマン、スタイリストなどクリエイターたちとの付き合いが増えていく

――デザインに携わる仕事って、どんな部分が制限されますか?

確実に土日に休めるわけではないというのは、制限といったら制限かもしれません。夜中の2時から映像の編集をしなくてはいけないときがあれば、スタジオに行きますし。映像チェックなどもします。

「何時から何時まで働いて……」という形で定時の仕事をして、それを生活のベースにしたいと思っている人には辛い部分になるのかもしれないですけど、常に時間については解放されているというのはある感じですね。
自分も普通に土日に家でアイデアを考えたりもするんですが、それが仕事という感覚はなくて、趣味のような感じで考えていますから。それが当たり前だし、それが楽しいんです。


――時間や仕事に追われる状況が多いと思うのですが、大変じゃないですか?

私の周りでデザインをしている人って、意外と「あっけらかん」とした感じの性格の人が多いというか……。
仕事に関しては、ものすごく細かいディテールにこだわったりという人も多いは多いんです。ただ、決して「仕事人間」というわけではないんですよね。きちんと趣味を持っていて、上手にリフレッシュする方法を持っている人も多いですし。「仕事地獄」みたいには全然ならずに、息の抜き方をしっかりと知っている人が多いなと思います。

もっと尖った人が集まった業界だと勝手に思っていた

――仕事をする上でギャップを感じたことはありましたか?

「結構社会的だったな」とは思いました。自分が高校のときに憧れていたデザイナーやアーティストの世界みたいに、広告業界ってもっと「尖って」いるのかなと勝手に思っていたんですけど……。
当然会社ですし(笑)、みんな食べていくためにちゃんと稼がなきゃいけないですから。デザインに対して強烈なこだわりがあって「この表現が一番いい!」なんて、そんなに尖ってもいられないですからね。
特に今いるクオラスはいい人が多い会社なので、「こんなにいい人ばっかりでいいのかな?」って最初は思ったりもしました。


――デザイン系の職種では、どのようなキャリアパスがありますか?

基本的には、デザイナーから始まってアートディレクターになるという流れですね。制作会社から広告代理店にというタイプもいれば、広告代理店のアートディレクター出身で、独立して制作会社を構えるという人もいます。

アートディレクターからクリエイティブディレクターになる人もいたりはしますが、クリエイティブディレクターはより全体的にものを見る立場になるので、デザインやビジュアルに関わり続けたい人はアートディレクターで居続けることもあります。
クリエイティブディレクターの場合は、コピーライトなど文章系の業務をしていた方がなる場合もあるので、キャリアパスはさまざまですね。


「広告業界に入ってから、CMには多くのプロフェッショナルが携わっているということに気付かされた」と北村さんが話されているように、普段みなさんが何気なく目にしている広告は、紙・Web・映像といったメディアの種別に関わらず、多くのスタッフの力によって作られています。
ということは、それだけさまざまな関わり方があるということ。広告業界に興味のある人は、自分の得意なことや好きなことが広告業界で生かせるかどうか、調べてみてはいかがでしょうか?


【profile】株式会社クオラス コンテンツソリューション局クリエイティブ部 北村亮一

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「広告デザイナー」
はこんな仕事です

クライアントから任された商品やサービスの特徴を熟知し、その意向を反映したデザインを制作する。グラフィックデザイナーとも呼ばれる。広告デザイナーの活躍の場は、雑誌や新聞のほか、ポスターなどさまざまだ。ビジュアルはコピー(広告文章)や写真などから構成されるため、クライアントも含めてそれぞれの専門のスタッフと打ち合わせや微調整を繰り返しながらつくり上げることになる。広告代理店・制作会社、デザイン事務所勤務のほか、メーカー専属デザイナーなどもある。実力と人脈次第で独立は十分可能だ。

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