【シゴトを知ろう】キャスター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】キャスター ~番外編~

2016.12.07

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】キャスター ~番外編~

現在はフリーランスとして活動されていますが、元々は地方テレビ局出身で、いくつかの局を経験してきたバーランド和代さん。番外編では、キャスターならではのユニークなエピソードをご紹介いただきました。
華やかなように見えるキャスターの世界ですが、その裏で積み重ねている地道な努力を垣間見ることができますよ。

この記事をまとめると

  • 現役キャスターも毎日滑舌練習! 情報を分かりやすく伝える努力を忘れない
  • 流行は常にチェック! 季節感や街の様子は自分の目で確かめる
  • キャスターのスキルは一生もの。年齢を重ねても、求められる場はたくさんある

イントネーションには今でも慎重。いつでもどこでも練習!

――民放とNHK両方経験されていますが、局による違いなどはあるのですか?

私の場合3月31日まで民放の仕事をしていて、翌日からNHKのニュース番組に出たので、周囲の人からはとても驚かれました。
基本的な仕事内容は変わりませんが、細かい点ではいろいろとありますね。例えば、民放では「天気予報」と言いますが、NHKでは「気象情報」と言います。NHKでは、お天気を予測警報と注意報も一緒に伝えて防災上でも役立つ情報として発表する、という観点があるからなんです。

また、民放では、キャスターやアナウンサーはいわば会社の商品。笑い方一つで、スポンサーからクレームがくることもあります。逆にNHKでは、「化粧が濃すぎる」など、視聴者からダイレクトに電話がかかってくることもありましたよ。
でも、民放もNHKも両方経験できたことは、とてもよい経験になりました。


――発音やイントネーションなどで苦労されたことはありますか?

私は福井県福井市出身なのですが、福井市はアクセントが単調でハッキリしない地域で、「飴」も「雨」も同じ発音をするんです。ですから、アクセントにはいまだに気を遣いますね。とりわけ、順序や数量を表す数詞が苦手なので、アクセント記号を手帳に書いて常に気を付けるようにしています。

それから、滑舌にも気を付けています。練習しておかないといざという時に口が回らなくなるので、歌舞伎の「外郎売(ういろううり)」(※)を手帳に書いておいて、本番前には必ず読みます。発音や発声の準備運動のようなものですね。
すでに全て覚えているので、お風呂の中や自転車に乗りながらなどでも、ほぼ毎日口ずさむようにしています。

※外郎売:歌舞伎十八番の一つ。薬の由来や効能を早口言葉で言う場面があり、アナウンサーや声優、役者の滑舌や発音練習によく使用されている。

キャスターの秘密は、誰とでも笑顔でアイコンタクト!

滑舌の練習がいつでもできるよう歌舞伎の「外郎売」を手帳に貼っているそう

滑舌の練習がいつでもできるよう歌舞伎の「外郎売」を手帳に貼っているそう

――キャスターやアナウンサーは時間厳守が必須だと思うのですが、遅刻などしたことはありませんか?

私の場合、今は朝5時に起きることが日課になっているので、まずないですね。でも荒天のときなどは、かなり早めに家を出るなど遅れることが決してないよう気を付けています。
また、道に迷って遅れるなんてことがないように、初めての場所に行くときは、スマホの地図でチェックするのはもちろんですが、地図も必ずプリントして持参します。私はとても方向音痴なので。念には念を入れなくては、という意識は時間に限らずありますね。


――このお仕事をする上で、普段から気を付けていることはありますか?

コミュニケーションにまつわる仕事ですから、誰とでも笑顔で話すことを心掛けています。その際に、目を見て話す「アイコンタクト」を大事にしています。
また、誰にでも話しかけるようにしていますね。特にお年寄りは、いろんな事を教えてくださる貴重な存在だと思います。後になって「なるほど!」と思うことも多いんですよ。

それから、季節感や今何がはやっているのかなどは常に知っておきたいので、旬の食べ物をチェックし、何がいくらで買えるのかというのは、自分の目で見て確かめるようにしています。休みの日には、秋葉原や浅草など日常的には行かない街やお店を見て回ったりもしています。
言葉で伝える仕事ではありますが、そのためには五感を使って物事を感じ取ることが大切だと思っています。

キャスターで培ったコミュニケーション力は一生、人の役に立つ!

テレビやラジオだけではなく、講座やコンサートなどで話すことも

テレビやラジオだけではなく、講座やコンサートなどで話すことも

――最後に、キャスターのキャリアパスについて教えてください。

人や会社によって当然大きく異なるのですが、例えば会社員としてテレビ局に属している場合は、30歳を過ぎる頃から、後輩や一般の方に話し方を教える仕事が出てきます。その後は40歳くらいで副部長になったり、人をまとめる役割のデスクになったりする人が多いでしょうね。
表舞台からは段々と距離を置いて、人をまとめることが主な仕事になる傾向があるかもしれません。

私の場合は今はフリーランスなので、アナウンススクールで講師を務めたり、コミュニケーション検定講座を担当したり、コミュニケーションの大切さやコツについて指導したりしています。
また、小学校を回って読み聞かせもしています。朗読コンテストに挑戦して優勝したこともあり、そうした経験はフリーだからできることの一つですね。結局は、その人が何をしたいかによるのだと思いますよ。

ただ一つ言えるのは、20代で身に付けたスキルは、30歳になっても40歳になっても使えるということ。キャスターやアナウンサーが持っているスキルはコミュニケーションを取る上で必要とされるもので、コミュニケーションは生きている限り発生しますから。いろいろな場面で、人様のお役に立てるものだと自負しています。

蝶よ花よともてはやされるのは30歳前後までかもしれませんが、その後も、人生で起こったさまざまなことと兼ね合わせて、広がりが出てくるはずです。年齢を重ねても決して無駄にはならないスキルを身に付けられる、ステキな職業なんですよ。


キャスター、アナウンサーとして長く多彩な経験を積みながら、ご自身の好きな分野での活動にも注力されているバーランドさん。朗読や読み聞かせの活動もライフワークとして続けていきたいと教えてくださいました。
培ったスキルを生かして一生活躍していけるキャスターという仕事。ますます興味がわいたという方もいることでしょう。まずは、誰とでも笑顔で話してみるところからコミュニケーション力を養ってみてはいかがでしょうか。


【profile】アナウンサー/キャスター/ディレクター バーランド和代

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「キャスター」
はこんな仕事です

テレビやラジオのニュース番組、情報番組において主に司会をする仕事。複雑であったり難解であったりする内容を、分かりやすい解説と報道スタイルで人々に届けるのが役割。番組制作にはプロデューサーや記者など多くの人間が関わっているが、表側に立つのはキャスターが中心であり、まさに「番組の顔」だといえる。キャスターになるには、テレビ局やラジオ局に入社することが第一歩。最も近いポジションはアナウンサーだが、記者として長く実績を積み、コメンテーターなどを経てからキャスターに抜擢される例もある。

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