【シゴトを知ろう】衆議院事務局員(会議録作成) ~番外編~

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【シゴトを知ろう】衆議院事務局員(会議録作成) ~番外編~

2016.11.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】衆議院事務局員(会議録作成) ~番外編~

衆議院事務局の職員として、「会議録作成」を担当している布川良さん。衆議院の本会議や予算委員会等の内容を全て記録する「会議録作成」は、集中力が必要となるとても重要な仕事です。今回は布川さんにお話を伺い、違った角度から「会議録作成」という仕事に迫ってみたいと思います。

この記事をまとめると

  • 「原稿作成者→臨場者→校閲」がキャリアステップ
  • 日常生活でも、他の人が話す言葉に敏感になる
  • 会議録作成の仕事には集中力が求められるため、十分な睡眠や息抜きが大事

キャリアステップのゴールは「校閲」

――普段のお仕事の中でよく使う、業界用語があったら教えてください。
 
一番よく使われるのは「即反(そくはん)」です。「即日反訳(そくじつはんやく)」の略語で、「審議が行われたその日のうちに原稿を仕上げて提出する」という意味です。ちなみに「反訳」とは、速記者が速記文字を使って記録したものを、普通の言葉の文章に書き換えることを言います。私たちは速記はしませんが、昔はすべて速記者の方が会議録作成を行っていたので(※)、その名残りと言えるかもしれません。
他には聞き間違いのことを「誤聴(ごちょう)」と言ったり、担当時間の終了を知らせてくれるタイマー時計のことを「チン時計」と呼んだりします。
(※)件数は少ないが、審議の内容によっては現在も速記者が現場に出向き、速記をとっている。

――会議録作成というお仕事には、どういうキャリアステップの道がありますか?

「原稿作成者→臨場者→校閲」という道をたどります。「臨場者」とは、委員会審議の現場に行き、委員長が変わったタイミングや、誰かが飛ばしたヤジに対して質問者、答弁者がどのように反応したかなど、その場にいないと分からない情報をチェックし、原稿作成者に伝える仕事です。“その発言をしたのは誰か”ということも、とても重要な情報です。「校閲」は、仕上がった会議録の原稿に問題はないかを総合的に最終チェックする仕事です。校閲はかなり責任のある仕事で、深い知識・経験が求められます。

家族や友人との会話でも「未知の言葉」につい反応

――会議録作成のお仕事をするようになってから、日常生活で何か変わったことはありますか?

友人や家族と話しているとき、自分の知らない言葉が出てくるとつい「それって何?」と聞いてしまいます。先日も農業を営んでいる義理の父親と話していたら「あおみじゅくりゅう」という言葉が出てきたので、意味を教えてもらいました。「青」い「未熟」の「粒」と書いて「青未熟粒」、十分に成熟しなかった青いお米のことだそうです。


――体調管理やストレス解消のために、何かなさっていることはありますか?

会議録作成は集中力のいる仕事なので、十分に睡眠時間をとるように心がけています。寝不足だと、コンピュータが自動認識した文字を読んでいるつもりでも、ただ文字を追っているだけになってしまい、同音異義語を見落としたりしてしまうんですよ。

集中力を持続させるために、原稿を1、2本仕上げたら一息つくことにしています。大好きな甘いものを食べながらコーヒーを飲むと気分がスッキリします。眠気覚ましとしても欠かせません。ピーナツには集中力を高める成分が入っているらしいので、朝食にピーナツバターを塗ったパンを食べたりもしますね。
 
 
いい仕事をするため、常にコンディションに気を使う布川さん。会議録作成には集中力が不可欠であり、仕事を通じて「言葉センサー」が研ぎ澄まされていくと語ってくれました。その姿勢は実に頼もしく感じます。言葉が好きで、黙々と集中して取り組むことが得意な人にとっては、これ以上ない仕事といえそうです。
 
 
【profile】衆議院事務局記録部第三課 係長 布川良
衆議院HPはこちら

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「衆議院・参議院事務局員」
はこんな仕事です

衆議院・参議院での国会審議を裏方で支える国家公務員。仕事の内容は大きく3つに分かれ、会議のための資料作成や議事手続きの事務などを行う「会議運営」、議員からの依頼や議案の審査のために調査を行う「調査」、そして議員のさまざまな活動を事務面で補佐する「総務」といったもの。このほか、会議の内容を速記したり、国会内の警務を担当する仕事もあり、業務内容によってそれぞれ異なる試験が設けられている。立法府の最前線の現場に立ち会うことができる稀有(けう)な職種だといえる。

「衆議院・参議院事務局員」について詳しく見る