【シゴトを知ろう】テープリライター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】テープリライター ~番外編~

2016.11.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】テープリライター ~番外編~

書籍からWebサイトまで、幅広いメディアの取材音源を文章に起こすテープリライターの遠藤真由さん。スピーディーに作業するためにいつも使っているソフトやパソコンの機能、お客様とのやり取りで気をつけていることなど、知られざるお仕事の裏側を聞いてきました。

この記事をまとめると

  • ソフトやショートカットキーで作業を効率化
  • 1つの音源は休憩を挟まずに起こして集中力を保つ
  • お客様への配慮ある対応がこの仕事の本質

下調べしてから音源を聞くと、意味が正確に取れるようになる

――多くの案件を担当されているとのことで、作業を効率的に進める必要が出てくるのかと思います。効率化、スピード化という点で、工夫されていることはありますか?
 
仕事の効率を上げるにためには、事前に下調べをしてから音源を聞いています。そうして基礎的な知識が頭に入った上で音源を聞くと、意味を正確に取りやすくなって、不明箇所が減るんです。
あとは、音源をゆっくり再生できるソフトがあります。これを使うと巻き戻しや停止をせずに起こせるので、作業がスムーズですね。

聞き取れなかった箇所は別途不明箇所としてまとめるようにしているのですが、音源を起こしながらチェックも行って、なるべく不明箇所は減らすようにしています。一度で聞き取れなくても、何度かチェックを行うことで意味が分かるようになることもよくあるんです。

Windowsのパソコンのショートカットキーでは、「Ctrl+H」はよく使っていますね。これを使えば、置換が一発でできるんです。人の名前で、たとえば「田中さん」だと思っていたのが「田山さん」だったというようなケースって、よくあるんですよ。これをいちいち全部修正していくのは大変ですが、「Ctrl+H」を使うと一度にまとめて修正できます。

ほかのテープリライターさんの話では、ひと通り音源を起こしたあとチェックのために1.5倍の速さで音源を聞きなおすという方もいらっしゃいますね。そうすると誤字脱字などを洗い出すことができて、納品物の精度が上がるそうです。
 
 
――やっぱりブラインドタッチは、テープリライターをお仕事にされている方ならみなさんできるものなのでしょうか?

そうですね。このお仕事はブラインドタッチができることが前提になりますが、それはある程度の期間仕事を続けていると、特別に練習をしなくても確実にできるようになります。

それ以上に、テープリライターのお仕事には集中力が必要だと思います。私は集中力を途切れさせないように、途中でご飯を食べないようにしていますね(笑)。ご飯を食べると、どうしても眠くなっちゃうんですよ。だからお腹が空いても、1つの音源の起こしが終わるまではお菓子なんかでしのいで本格的にご飯を食べないようにしてます。

こういうとすごくツラい仕事のように思われるかもしれませんが、音源を聞いていると知らず知らずのうちに引き込まれていって、「最後まで聞きたい」っていう気持ちになるんですよ。
好きな本を読んでいるときって、結末を知りたくて一気に読んじゃうじゃないですか。それと同じで、一度はじめると手が止まらなくなるんですよね。

お客様の気持ちを汲むことで、自分にしかできない仕事を

――テープリライターのお仕事は、意外と人とのコミュニケーションが大事だというお話を伺いましたが、クライアントさんとのやり取りではどんなことに気をつけていますか?

納期を守れるようにというのはやはり気をつけています。お仕事を開始するときに納品日はあらかじめ決まっているのですが、お客さまによってはご依頼後に「前倒ししてほしい」ということもあります。
そういうときはできるだけ早く作業を終わらせるようにしますが、質は下げないようにしています。自分のスケジュールを組み直して時間をつくります。スケジュールはエクセルで表にしたり頭の中で覚えたりして、いつも意識するようにしています。

とにかくお客様のお仕事を止めないということが最優先なので、緊急の対応が求められているときには、定時の18時を過ぎて作業を続け、納品することもあります。


――それは依頼する側としてはとても助かりますね。

そう言っていただけるとうれしいです。「タイピングベース」のサービスがはじまった当初からずっとご依頼をいただいている方もいらっしゃるのですが、それは納品物を信頼してくださっているからだと思うんです。
だからこそ期待も裏切らないようにしたいというのが、ずっと変わらない気持ちです。お客様がどういう仕事をなさっているかということも考えながら、配慮のある対応を目指しています。

これからはAIができる仕事が増えていくなんて言われていますよね。だからこそ私が大事にしているのは、自分にしかできない仕事。
どんな業種でも、お仕事っていうのは何かに困っている、足りないものがあるから来るわけじゃないですか。その足りない部分が何なのかを考えてを補うっていうのが、本当の仕事だと思います。
 
 
日々業務の効率化に取り組み、緊急の依頼には残業しての対応もいとわないという遠藤さん。お客様のニーズを汲むことを第一に考えているからこそ、多くの依頼が集まるのでしょうね。高校生活の中でも、友だちや先輩、先生などいろいろな人と接する機会は多いはず。相手の気持ちを考えて行動すると、将来の仕事にも役立つかもしれません。
 
 
【profile】株式会社アウト アンド アバウト 遠藤真由

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「テープリライター」
はこんな仕事です

録音されたインタビューや会議などの音声を文書化するのが仕事で、テープ起こしの作業を行う人としても知られている。出版・印刷物やホームページで発表する文章と議事録などでは、文書化の方法も異なる。発言をそのまま一字一句記録したり、文言の補足・整理をしたりする仕事もある。さらに要約して指定文字数の通りにまとめるオーダーもあるので、用途や発注に応じたリライトの技術を発揮することが重要。出版社や専門の企業から業務を受注し、テープを聞きながらリライト作業を自宅で行うという人が多い。

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