【シゴトを知ろう】テープリライター 編

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【シゴトを知ろう】テープリライター 編

2016.11.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】テープリライター 編

本やWebサイトの情報には、記者やライターの取材から作られていることも多いもの。そんな取材時の音声データを文字に起こし、文章のベースをつくるのがテープリライターの仕事です。全国各地からの仕事を請け負う文字起こしサービス「タイピングベース」を運営する株式会社アウト アンド アバウトでテープリライター兼進行管理者を担当する遠藤真由さんに、テープリライターのお仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • 事務スタッフとして入社した会社でテープリライターの仕事と出会った
  • 音源を聞くことで、今まで知らなかった世界を知ることができる
  • 失敗を恐れず挑戦することで、自分に合った進路が見えてくる

音源を聞いていると、次の展開が楽しみになってくる

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
出版社やライターさんなどのクライアントさんから取材や講演会などの音源をお預かりし、それを文章に起こすのが仕事です。私の場合は自分でテープリライターの仕事をしたり、他のテープリライターさんへの仕事の依頼や進行管理も行っています。

<一日のスケジュール>
10:00 メールチェック、返信
午前中 音源の確認、テープ起こし
14:00 1本分テープ起こしが終わったら昼食
18:00 他のテープリライターへの案件依頼 
19:00 帰宅

 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

この仕事って本当にいろんな知識が得られるんですよ。音源を聞いて自分も感化される部分があったり、本を読まなくても知識が入ってきます。一石二鳥、一石三鳥という感じで、すごく楽しいお仕事だと思います。

ご依頼いただく案件にも、本当にいろんな種類があります。学生さんのインタビューもあれば、企業様の面談のインタビューであったり、講演会の内容だったり。音源を聞いていると、「次は何を言うのかな」っていつも楽しみなんです。毎月お仕事をいただくクライアントさんもいらっしゃるのですが、そんな場合は「今月のテーマは何かな?」っていうワクワク感もあったりとか(笑)。

あとはどんな音源にも、記憶に残るフレーズがあったりします。なので聞き終わった後も「へえ、なるほどな」と思ったり、勉強になったなと余韻に浸ったりしていますね。たまに感情移入してしまって、涙が出ちゃうこともあります(笑)。「自分もその場にいるつもりで文字を起こす」という感覚ですかね。

あとは作業をしている中で文章力が上がったり、漢字の使い方に詳しくなれるのもうれしいです。音源を聞くことで、話し方なども勉強にもなります。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

たくさんの人が参加している音源は、やっぱり聞き分けるのが大変です。3名まではギリギリ把握できますが、4名以上は本当に難しいですね。3名でも、1人が女性だったらまだ分かりやすいのですが、全員男性だと判別することが難しい場合もあります。

そういう場合は音源を聞いた時点で「判別がつかない可能性が高くなります」とか「不明箇所が増えます」ということを伝え、ご了承いただいてから仕事を始めるようにしています。

事務スタッフとして入社した会社で現在の仕事に出会った

Q4. どのようなきっかけ・経緯でテープリライターの仕事に就きましたか?

今いる会社は「タイピングベース」というテープリライターへのお仕事を請け負うサイトを運営しているのですが、最初は事務全般を担当する予定で入社しました。入社当時はテープリライターというお仕事があるということすら知らなかったんです。

そこから今では自分でテープリライターのお仕事をするのはもちろんのこと、テープリライターさんにお仕事をお願いしたり進行管理をしたりというお仕事もするようになりました。

テープリライターのお仕事をはじめた当初はこの仕事についての知識がまったくなかったので、まずはどういう仕事なのかネットで調べるところからはじめました。そこから今までテープリライターさんが担当された納品物を見て「こういうふうにやるんだ」というのを徐々に覚えていきました。

Q5. テープリライターになってから学んだこと

ご依頼の中には、講演の音源も多いんです。聞いていると「世の中にはいろいろな研究をしている人がいるんだな」「まだまだ自分が知らない分野はたくさんあるんだ」ということに気づかされて、とても勉強になりますね。

また、講演をされる方はお話のプロですから、話し方という面でもいろいろと勉強させていただいています。
やっぱりケバ(「あー」「えーと」などの口癖や無意味なくり返しなど、文脈上不要な要素)はないほうが聞きやすいですし、「い」抜き言葉などフランクすぎる言葉遣いは避けたほうが、あらたまった場にはふさわしいですよね。仕事の打ち合わせなどでお話するときも、そういった点には気をつけるようになりました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃は今の仕事に就くとは全然考えていなかったけれど、昔から友人も多くていろんな人とコミュニケーションを取るのが好きだったので、それは今のお仕事にも役立っているかもしれません。

テープリライターは、あまり人と接さないで黙々と仕事をしているイメージかもしれませんが、対お客様という面では、意外とコミュニケーション能力が必要な仕事だと思っています。

仕事柄ライターのクライアントさんが多いのですが、ライターさんは1人で作業するので、寂しくなったりすることもあるみたいなんですね。中にはプライベートなことまでお話くださる方もいらっしゃるのですが、そういったメールのやり取りもコミュニケーションを円滑にする一助と考えています。

また、どんなお客様も納期にも追われて、しかもいくつもお仕事も抱えておられるというのは共通だと思います。そういった事情を汲んで思いやりながらやり取りするかしないかというのは、やはりお客様にも伝わるものだと思っています。

失敗を恐れず挑戦することで、自分に合った進路が見えてくる

Q7. どういう人がテープリライターの仕事に向いていると思いますか?
 
やはり本をよく読む人は有利な仕事です。私のように始めてからでもスキルアップは可能ですが、もともと文章に親しんでいる人のほうが、文章力もあり、言葉の使い方を知っていると思います。

あとは、作業が早いというのもこのお仕事をする上で欠かせない能力。ベテランのテープリライターの方になると、目の前の会話をその場で文字に起こしていく方もいるくらいです。
訓練としては、動画のニュースやYouTubeなどで興味のある分野の動画を探して、それを聞きながら文字に起こしてみるのがいいと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

何事も挑戦、何でもやってみることだと思います。どんな仕事にも合う、合わないっていうのは絶対あります。その仕事についてあまり知らないうちに「これになりたい」って決めてしまって、合わないのに無理して続けるのは辛いし、本当に自分に合う仕事だとは言えないと思います。

私も高校生のころは絵を描くことやおしゃれをすることが好きで、デザイナーのお仕事に興味を持ったこともあったんですね。でも、実際にそのお仕事をしている人に触れることで、「自分が思い描いていたのとは違うな。絵を描くのは好きだけど趣味でいいや」と思ったりもしました。最初決めた夢を守るためだけに、好きだったことが苦痛になるというのはもったいないですよね。

その「合う、合わない」というのは試行錯誤の中で見つかるもので、一発で見つからなくても全然いいと思うんです。挑戦してダメだったらダメ。高校生だったらまだ若いから、やり直しもききます。
貫くことも大事だとは思いますが、貫くまでにいろんな経験をしてから答えを出したほうがいいですよ。



テープリライターという仕事の存在も知らずに入社したものの、今ではこの仕事に大きな魅力を感じ、他のテープリライターとその楽しさを共有するまでになったという遠藤さん。そこに至るまでには、知識ゼロの状態から勉強を重ねたり、昔からの憧れだったデザイナーという道と迷ったりしたこともあったのですね。将来の進路に悩んでいる人も、彼女のようにトライ&エラーをくり返してみることで、突破口が見つかるかもしれませんよ。
 
 
【profile】株式会社 アウト アンド アバウト 遠藤真由

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「テープリライター」
はこんな仕事です

録音されたインタビューや会議などの音声を文書化するのが仕事で、テープ起こしの作業を行う人としても知られている。出版・印刷物やホームページで発表する文章と議事録などでは、文書化の方法も異なる。発言をそのまま一字一句記録したり、文言の補足・整理をしたりする仕事もある。さらに要約して指定文字数の通りにまとめるオーダーもあるので、用途や発注に応じたリライトの技術を発揮することが重要。出版社や専門の企業から業務を受注し、テープを聞きながらリライト作業を自宅で行うという人が多い。

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