【シゴトを知ろう】ダンスインストラクター 編

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【シゴトを知ろう】ダンスインストラクター 編

2016.11.29

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ダンスインストラクター 編

自分でダンススクールを立ち上げて、インストラクターとして、また、インストラクターを育てる立場として活躍されている杉浦さんにお話を伺いました。実は以前はまったく違うお仕事をされていたという杉浦さんですが、全てが今の仕事に活きているそうです。

この記事をまとめると

  • ダンスインストラクターは接客業
  • 言葉で説明できる力がダンスインストラクターには必要
  • 時間を忘れて集中してしまうことを見つけよう

ダンスを通して生徒さんの生活がよくなることが一番うれしい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
都内でダンススクールを運営しています。僕自身も生徒さんにダンスを教えてますし、他のインストラクターの管理もしています。ジャンルとしてはヒップホップや、「EXILE」「三代目 J Soul Brothers」がやっているようなヒップホップとジャズダンスをミックスさせたダンスが中心です。生徒さんは今までダンスに縁がなかった人が多いです。会社帰りに来られるOLさんやサラリーマンの方もいますし、年齢も3歳の子から78歳のおばあちゃんまでと幅広いです。小学校への出張レッスンもやっています。

大手ダンススクールの20〜30人くらいのグループレッスンではなかなか上達しないと悩む方が来られることも多いです。また、「こういうダンスを覚えたいから基礎を身につけたい」という個別のご相談にも応じています。

<一日のスケジュール>
8:30 起床、事務作業(メールチェック、他のインストラクターへの連絡、HPの更新管理など)
10:00 出社、掃除、振り付けの確認
12:00 昼食
13:00〜16:00 レッスン
16:00 事務作業、経理仕事、経営戦略企画、インストラクターとのミーティング、チラシ配り、トレーニング…など


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
生徒さんのダンスが上達することはもちろんですが、ダンスを通して生活がよくなったことを見たり聞いたりすると一番うれしいです。子どもたちだと体育の成績が上がったり、表情が明るくなったり。大人の方だと腰痛や肩こりが治ったり、筋力がアップしたり、風邪を引きにくくなったり。シニアの方だと転びにくくなったり。鏡張りのスタジオで自分の体と向き合うため、普段の生活でも意識が変わり、自然と姿勢がよくなる効果もあるんです。

 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
あまりないですが、ダンス界では当たり前の共通用語が使えないことに苦労することはあります。初心者の生徒さんに教えるときは年配の方もいらっしゃるので、なるべくカタカナは避けています。たとえば「グルーヴ」は「躍動感」、「パッション」は「気合」と言い換えます。「クオリティ」を何と表現するかは悩みます。「クオリティがめっちゃ高い」と言ったりするのですが、グループダンスだったら「すごく揃っていてパワーもあるし気合も入っていて間の取り方もいい」と全体的な良さを言うときに使う言葉なので、短く言い換えられません(笑)。

レッスンでは「1 and 2 and 3 and ……」と声をかけるのですが、「1と2の間にあるandって何?」と聞かれることもあります。たとえばジャンプするとき一度下に沈みますよね。andはその準備動作を行うための間です。これを感覚で覚える人もいれば理論的に把握したいという人もいるので、言葉で説明できる力がインストラクターには求められます。

テレビで見た高校生ダンサーに憧れて

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
小学校6年生のときに『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』という番組の「ダンス甲子園」というコーナーでダンスをする高校生たちを見て、かっこいいなと思ったのがダンサーを目指したきっかけです。でも親に反対されて、ダンススクールに通えることになったのは高1のとき。そのとき教えてくれた先生がかっこよくて、僕のことをよく気にかけてくれたこともあり、ダンサーへの憧れが膨らみました。

高校卒業後は一旦働き始めましたが、やっぱり諦められなくて、1年間働いて貯めたお金でダンスの専門学校に入りました。当時はバックダンサーを目指していましたがそれだけでは食べていけず、卒業後はまた別の仕事をすることに。どうせならダンスに役立つよう、表現力の幅を広げられて自分の壁を壊せるような仕事をしたいと思い、食品の営業の仕事を選びました。完全歩合制の仕事でしたが、すごく売れて自信になりました。これができるならダンスでもできるんじゃないかと思い、自分でダンススクールを立ち上げました。

 
Q5. 大学・専門などでは何を学びましたか?
 
大阪にあるダンスの専門学校に2年通いました。プロのダンサーになるにはヒップホップだけでなく、ジャズ、ハウス、バレエ、ロックなどいろいろなジャンルのダンスを学ばなければいけません。それらのダンスを総合的に学べる学校でした。ヒップホップとバレエのように全く異なるように見えるダンスにも共通点は必ずあります。それを見つけるための大切な期間でした。ロサンゼルスで活躍する講師に直接指導してもらえる機会にも恵まれ、勉強になりましたね。先生方の意識が高く、「どうしたらダンスが社会に貢献できるのかを考えなさい」といつも教えてくれました。今になってその教えのすごさを実感しています。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
何となく高校生の頃から将来はダンスで生活していきたいと思っていました。一度は就職しましたが、それでも諦められなかったのは、高校時代に感じた悔しさが原動力になっていたんだと思います。親にダンスを反対されたことも悔しかったし、運動はできたのにダンスだけは下手くそだったのもすごく悔しかった。その気持ちが今につながっていると感じます。

やりたいことじゃないと続かない

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
運動神経は必須ではなく、どちらかというとバランス力や背中の柔らかさの方が大事。それと、時間を忘れて集中できるほどダンスが好きな人。僕も何か探し求めてやってきたわけではないけれど、できないことが悔しくて集中してしまっていたのがダンスでした。その気持ちさえあれば誰でもなれます。

また、インストラクターはレッスンの中ではリーダーになるので、人と話をするのが好きだったり、生徒さんの体を変えていこうという真っ直ぐな気持ちも大切。接客業と同じです。話がうまければいいというわけではありません。僕はカミカミで話してしまいますが(笑)、気持ちがこもっていれば生徒さんは聞いてくれます。

あとは日頃のファッションや生活態度も大事です。ダンスインストラクターは憧れられる人でないと。シャツがよれよれだったり、靴がすり減っていたり、コンビニの袋をその辺に置いたり……というのはよくないです。生徒さんの中には企業で役職についているような方もいらっしゃり、そういうところも見られます。ダンスだからラフでいい、ということはありません。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
僕も高校時代は、「ダンスでやっていきたい」という漠然とした思いを持っているだけでした。でもそれでいいと思います。「時間を忘れて集中してしまう」「これをやるとついこだわってしまう」というものを見つけてください。今は情報も多いし、いろいろやってみたり、アンテナを張っておくといいと思います。

結局やりたいことじゃないと続かないんです。流されて仕事に就いても、自分が決めたことじゃないと納得できない。「働かされている」という気分になるとすぐに辞めちゃう。適当にやっていると絶対にうまくいきません。なり方はわからなくてもいいから、漠然とでも「これをやりたい」と思うものを1つでも探しておけばいいと思います。
 

周りに反対されても自分の意思を貫けるほど好きなもの。杉浦さんにとってそれはダンスでした。皆さんにとって時間を忘れるほど集中してしまうものは何ですか? 高校生活でそれを見つけることができれば、とても幸せなことですね。


【profile】DANCE SCHOOL D STUDIO 代表 杉浦大介
HP:http://d-studio-web.jimdo.com

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ダンスインストラクター」
はこんな仕事です

スポーツジムやスクールで、ダンスの技術を教える仕事。発表会の際は振り付けや衣装も考える。社交ダンスからバレエまで、ジャンルや対象者の年齢や目的(趣味、リハビリ、プロ育成)により、指導者に要求される知識や資格は異なる。ただし、実際は現役のダンサーとして活動中の場合も多く、指導者としての資格の有無よりコンテスト入賞歴やメディア出演歴を頼りに生徒が集まることも。小・中・高校でダンスが選択科目化したことから「ストリートダンス指導者資格」や「ダンスインストラクター認定プログラム」も創設された。

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