【シゴトを知ろう】探偵 編

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【シゴトを知ろう】探偵 編

2016.11.28

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】探偵 編

探偵といえば、帽子を目深にかぶりパイプの煙をくゆらすハードボイルドな紳士を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、現代の探偵はTPOに応じた服をまとい、ハイテク機器やSNSなども使いこなす敏腕リサーチャーです。もちろん女性の探偵さんも。そんな探偵のお仕事について、契約数日本一を誇るHAL探偵社の代表・浅見社長に聞いてみました。

この記事をまとめると

  • 探偵の仕事は警察が介入できない困りごとを助けるすきま産業
  • 探偵をやるには長時間の張り込みや尾行に耐えうる体力が必要
  • 我慢強さ・素直さ・まじめさを備えた人が成長しやすい

探偵の仕事は人生相談

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
探偵の仕事は一言で言うと人生相談。一番多いのは浮気・不倫調査で、全体の7割を占めます。以前は女性からの相談が多かったのですが、今は男性からの相談も増えて半々くらいに。それだけ浮気・不倫をする女性が増えたということ。時代ですね。それ以外では家出人捜索やストーカー被害、企業の信用調査など。警察が介入できない領域で困っている人を助ける、すきま産業のようなものです。

相手が浮気しているかもしれない……と悶々と悩んでいても辛いだけ。我々の仕事のゴールは法廷で使える証拠をつかむこと。それを使うか使わないかは依頼人次第。相手を許して元の鞘に収まるか、有利な条件で離婚を進めるか。どちらにしても真実を知ることで前に進めるし、浮気された上に不利な条件の離婚を突きつけられるという最悪の事態を防ぐことにもなります。

依頼する人たちは皆「まさか自分が探偵に依頼することになるとは思わなかった」と言います。でも全国の契約数から考えると5人に1人は人生で一度は探偵に依頼することになるんです。高校生のみんなにはまだまだ早い話だけど、いつかあるかもしれませんよ(笑)。

<一日のスケジュール>
10:00 起床
11:00 出勤、カウンセラーと打ち合わせ
14:00 調査員と調査方法についてランチミーティング
16:00〜17:00 現地調査(浮気・不倫調査の場合は対象者の勤務先の周辺)
17:00〜25:00 調査(対象者がホテルに泊まった場合は朝まで張り込むことも)
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
探偵は人様の人生に片足を突っ込む仕事。依頼人が心から喜んでくれたら、それが一番の救いになります。浮気・不倫などは刑事事件ではないため、警察が動くことはありません。そのため、そのような問題で困っている方々のことは僕らにしか救えないという思いもあります。根底にあるのは依頼人やその家族に幸せになってほしいという願い。調査結果によって依頼人を傷つけてしまうこともありますが、その方が一歩踏み出すためのお手伝いができることにやりがいを感じます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
真夏の炎天下、雨、台風、大雪などの日に外で張り込みをするときはツラいです。最長で15時間の張り込みをしたことも……。20代は若さで乗り越えられるけど、30代のスタッフは帰宅後にジョギングや筋トレをして体力づくりをしています。あと大変なのは、浮気相手の自宅を突き止めないといけないとき。電車・バス・徒歩ならいいのですが、駅から自転車に乗られたら鬼ダッシュで追いかけなければいけない……なんてこともあります。
 

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
僕はもともと、弁護士などの士業の広告宣伝を得意とする広告代理店を経営していました。クライアントである弁護士から「いい探偵さん知らない?」と相談を受けて調べたのが5年前のこと。当時の探偵業界は閉鎖的で、広告といえばタウンページや街頭広告がメイン。Web広告やHPづくりの面では遅れていました。まったく知らない業界だったけれど、調査員を確保して、Webを使って集客さえできれば成功するんじゃないかと。狙い通り、立ち上げて3年で浮気・不倫調査の契約数で日本一になり、今では直営の店舗展開数・従業員数においても日本一になりました。

何かに打ち込んだことのある人は強い

Q5. 大学・専門などでは何を学びましたか?
 
当時はバブルが弾けて経済が落ち込んでいた時代。すぐに社会に出るよりも、とりあえず大学や専門学校へ行き、世の中がよくなるのを待とうというムードがありました。僕も当時は安定志向で、公務員を目指して法律系の専門学校に通っていました。

弁護士とのやりとりが多い仕事なので、法律の知識は探偵をやる上で役に立ちますが、どちらかというと「集中力」がものを言う世界。調査員の仕事の9割は張り込みですから。うちにもトップクラスの大学を出た調査員の子たちがたくさんいますが、共通して感じるのは集中力の高さ。勉強でも部活でも、何かに打ち込んだ経験を持っている子は強いです。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
ちょうどバブルが弾けて就職氷河期に突入した頃。不況に左右されない公務員を目指す人が増え、倍率が上がり、いい大学を出てもII種・III種の公務員試験にも受からないような時代でした。僕も考えるところがあり、専門学校を卒業した後に進路を変更してオイルディーラーの会社に入りましたが、入った翌年に経営統合に遭い、時代がめまぐるしく変わるのを目の当たりにしました。その後、広告代理店のベンチャー企業を経て、自分で広告の会社を立ち上げるに至りました。

今思えば、高校生の頃から感じていた国への不安が、独立心につながったのかなと思います。大手の銀行や証券会社もつぶれる時代。大手=安心ではない。不安を払拭するためには自分でやるしかないと。自分の責任だと思えば、結果がどうなっても納得できますから。

大きな夢を持とう。いろいろな仕事に触れてみよう

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
人材を採用する時には我慢強さ、素直さ、まじめさ。この3つを見ています。特に正直者であることは大切。依頼人と実際に話をするのはカウンセラーですが、カウンセラーからは調査の現場は見えないので、起こったことを正直に報告してもらう必要があります。失敗を隠されるとウソの報告をしてしまうことに。ウソは必ずバレます。探偵ってコワモテなイメージがあると思いますが、うちの調査員は寡黙な若者が多く、教室の隅っこで読書していたような子たちがほとんど。純粋でいい子たちです。探偵は職人業だから、先輩から教えてもらったことを素直に聞けない人だとなかなか成長できません。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
大きな夢を持ってほしいです。最近の若い子と話をしていると、全てに対して消極的な気がします。昔だったら男はいい車に乗って、いい部屋に住んでという夢があった。今は物欲もない子が多いですよね。もっと欲を出してほしい。夢がないと人は努力をしないから。できるだけ大きな夢を持ってほしいです。

高校生のうちからいろんな仕事に触れてみた方がいいと思います。アルバイトが禁止であっても、いろんなところに出向いて、そこで働いている人に声をかけたり、観察することはできると思います。もっと世間を広く見てほしい。そうすれば「こんな仕事がしたい」と思えることが必ず見つかります。僕らのような仕事を見る機会はなかなかないと思いますが、もし見学をしたいという子がいたら、うちは大歓迎ですよ。
 
 
浅見社長は実は探偵のお仕事に興味があったわけではなく、得意な広告宣伝のスキルを使って、強い競合のいない業界に切り込んで成功しました。将来起業をしたい人には、そういう戦略があるということも参考になりますね。視野を広げたいと考えている人は、浅見社長の会社に見学をお願いしてみてはいかがでしょうか。
 
 
【profile】HAL探偵社 代表 浅見俊祐
HP:https://hal-tanteisya.com

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

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この記事で取り上げた
「探偵」
はこんな仕事です

私的なものからビジネスに関わるものまで、さまざまな依頼を受けて調査や資料収集などを行う仕事。私的な依頼内容としては、浮気・不倫調査をはじめ、家出・行方不明の人探しや、行動・素行の調査、裁判の証拠の収集、盗聴器調査など。仕事に関わる依頼としては、取引先の信用調査などを行う。探偵会社や調査会社、興信所などに所属するか、個人で開業することで探偵として活躍することができる。探偵としてのスキルを身に付けられる民間の養成学校があるので、利用するのも一つの手だ。

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