【シゴトを知ろう】エクステリアデザイナー 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】エクステリアデザイナー 編

2016.11.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】エクステリアデザイナー 編

住居の外観を彩る植物や、照明、外壁などは、住まいそのものであると同時に、街の景観の一つでもあります。このように、建物と街をつないで建物の外側全体のデザインをする、エクステリアデザイナーという仕事があります。エクステリアデザイナーは、庭やアプローチなどを含めた室内以外の敷地内全般の設計・提案などを担当します。

今回は、パナホーム株式会社で設計士としてエクステリアデザインに携わる脇甲衛さんに、お仕事内容やその魅力について伺いました!

この記事をまとめると

  • 建物の完成度を100%にするためには、エクステリア(外構)のプランが欠かせない!
  • エクステリアは地域性や都市との関係にも触れる
  • 学校で学ぶ全ての教科や、日々の生活での経験が活かせる仕事

住まいづくりはエクステリアのプランから始める!

Q1. 仕事概要を教えて下さい

私は、主に戸建の住居の設計に携わっています。その過程で、エクステリア(建物の外回りや周辺域の塀、門扉、垣などの屋外構造物や植栽などのこと。外構ともいう)のデザインも行います。

エクステリアの要素は、「外からの見栄え」だけでなく、建物の完成度という観点から見て、とても重要な部分です。部屋から庭の植物を眺めるなど、「建物の中から外へのつながり」という面もありますので、エクステリアのプランがない物件は、どんなにこだわって計画した建物でも、その完成度は70%ほどにしか達しません。そのため、お客様にエクステリアをご提案する際、アプローチや玄関、室内空間と外とのつながりをどう見せたいのかというイメージが、住まいづくりにおいて大切な観点であることをお伝えしています。

建築の世界では、建物に行き着くまでのアプローチをとても大事にしています。それは、「おもてなし」につながっているからです。門から玄関までの距離をできるだけ長くとり、建物への期待感を高めるという考え方が、昔から建築にはあります。そういうことからも、住まいづくりの打ち合わせでは、間取りではなくエクステリアのプランからご提案しています。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

自分が設計し、イメージしたものが形になることが、この仕事の魅力だと思います。住居は、世の中でもっとも高級なオーダーメイド商品の一つなので、設計するときに伴う緊張感は高いですが、完成したお住まいをお客様にご満足いただいたときの達成感は、その分、大きい仕事です。

また、一邸ごとにまったく異なるものをつくる点や、素材や考え方など新しいものがどんどん出てくる業界だという点においても、飽きのこない仕事だと思います。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

この仕事は、お客様に自分の設計プランをいかに正確に伝えることができるかが問われるので、ご提案時の話し方が重要です。専門的な単語は避けたり、絵を描いてイメージを伝えたりするなど、建築の専門家ではないお客様に分かりやすく伝えるための表現を勉強してきました。

一方で、最近では、お客様ご自身で、研究されているといった実情もありますね。インターネットから世界の建築の外観写真を拾ってきて、持参される方も多いです。エクステリアは地域性や都市との関係にも触れるので、周辺環境とお客様のご要望とを調整していくのは大変ですが、いい住まいづくりには重要なんです。

今まで生きてきた経験、すべてが生かせる仕事

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

私は小さいころから図工の授業や絵を描くことなど、「つくる」ことが好きだったので、ものをつくる仕事がしたいと思っていました。また、建築家である叔父が設計した建物を見に行ったこともありました。「こんなにカッコイイものを、こんなに大きいスケールでつくることができるのか」と感動したものです。その影響で、中学生のころには建築に携わりたいと思い始めました。


Q5. 大学・専門などでは何を学びましたか?

大学では建築学科に入り、都市計画やランドスケープ(景観)など、大きなくくりでの「建築」を学びました。専門課程を絞っていく中で、街づくりや建築物の分野に進んでいきました。

仕事に就いてから、一級建築士の資格を取る勉強と並行して、街に出てさまざまなものを見て、自分の中に多くの引き出しをつくる「学び」も取り入れていました。これは、今の仕事にとって不可欠な、ものごとをアレンジする力につながる勉強だと思います。なので、今も新しい建物や施設ができたら、積極的に足を運ぶようにしていますよ。


Q6. 高校生のときに学んだことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代だけにとどまらず、今までの経験がすべて生かせる仕事だと思います。学校の教科で言うと、設計の現場で使う数学はもちろん、国語は表現の仕方、社会は文化や地域性を知ることも建築に生かせます。私も、何にでも興味を示し、やりたいことはやってみるという姿勢を大切にしています。

人々が暮らしを見つめる機会が増えることで、エクステリアデザイナーの需要が増えていくのでは

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?

好奇心が旺盛で、人を喜ばせることが好きな人が向いていると思います。あとは、こだわりがあるということも必要です。自分が思い描いたものを、他人と自分が満足するまで妥協せずに、つくりあげる力が必要な仕事だと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

エクステリアのプランは、建物を設計する中で大切な要素です。これからは、今よりももっと人工知能が普及し、あらゆる仕事の機械による自動化が進むことでしょう。すると、今は仕事に追われて自分の家にいる時間があまり取れない人にも、家でゆっくり過ごす時間が増えると思います。人々が暮らしを見つめる機会が増えることで、エクステリアデザイナーの需要はいっそう高まり、より大きな市場になってくるのではないでしょうか。



脇さんのお話から、建物や街にとって、エクステリアがどれほど重要な要素なのかということが、大変よく分かりました。エクステリアは、これからますます注目される分野になるでしょう。

エクステリアデザイナーに興味が湧いた人は、建物のそばにある木に目をとめたり、自分の部屋にどのように光が差し込んでいるのかを感じてみたり、身の周りにあるエクステリアの一つひとつに触れてみてください!

【profile】パナホーム株式会社
東部営業設計センター 東京設計部 第一設計センター エキスパートデザイナー 脇甲衛

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「エクステリアデザイナー」
はこんな仕事です

建物の外側全体のデザインを行うのがエクステリアデザイナーの仕事。庭や外壁、玄関など室内以外の敷地内全般を担当する。デザインするにあたっては、建物の外壁などだけでなく、差し込む日差しなどを利用して空間をデザインするなどアイデア、創造性が求められる。ガーデニングの知識も必要で、庭の素材選定などのため造園の知識が必要となる。「エクステリアプランナー」「造園施工管理技士」「カラーコーディネーター」などの資格があると、顧客の信頼性も高まるだろう。

「エクステリアデザイナー」について詳しく見る