【シゴトを知ろう】建築設備士 編

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【シゴトを知ろう】建築設備士 編

2016.11.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】建築設備士 編

住みよい快適な居住空間から、目を引くようなショップまで、建物の設計に関わっているのが建築士です。そしてその建築士に、建築設備の設計・工事監理に関するアドバイスをするのが「建築設備士」と呼ばれる職業の人たちです。建築設備士の中には、建築士の資格を持ちながら、設計の現場に立つ人も多いそうです。

それでは建築設備士の普段の仕事とはどのようなものなのでしょうか? 茨城県水戸市に拠点を置く、「株式会社三上建築事務所」の建築士・建築設備士の松本敬一郎さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 建築設計・管理業務のほか電気、給排水の設計も行う
  • プロジェクトが終わった後も責任が伴う仕事
  • 常に知識を求める探究心を忘れないことが大事

電気、給排水、空調設備の設計も仕事の一つ

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

建築設計および、工事監理業務といった建築に関連する業務を行うのが建築設備士の仕事です。主に学校や図書館などの公共建築、またショールームなどの店舗、そのほか事務所の設計・監理業務などです。

建築設備設計は、建築に関連する電気・給排水・空気調和設備の設備設計も含まれています。電気設備設計とは、照明・スイッチ・コンセントを設定・検討し建物で利用される電気設備のシステムを設計すること。給排水設備設計では、給水(水栓)・給湯・排水(雨水・汚水)の衛生器具・配管等を設定・検討し設計します。空気調和設備設計とは、空調機(エアコン・暖房機)・換気の機種・配管・換気ダクトなど設定・検討し設計するのが仕事です。

工事監理業務では、設計内容がちゃんと建物に反映されているか工事現場で確認します。

<一日のスケジュール>
08:30 出勤「今日1日の仕事の準備します」
09:00 ミーティング「設計業務の場合は、図面設計・作図・設計内容の打ち合わせなど。監理管理業務の場合は、施工者との協議・現場確認」
12:00 昼食
13:00 作業「午前中に引き続き、設計業務の場合、図面設計などの打ち合わせ。現場監理業務の場合は、現場確認などに務めます」
18:00~22:00 退勤
仕事が終わる時間は、プロジェクトによってまちまち。深夜まで仕事をしている日もあります。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

自分の設計した物が形になっていくのは、仕事への達成感につながります。受け持つ仕事は公共施設が多いため、社会貢献にもつながっていると思うと、やりがいもまたひとしお。また現在、建築設備設計者が不足しているため、多方面からひっぱりだこで仕事はたくさんあります。仕事が充実しているので、設計知識・技術が身に着けば独立して自分の設計事務所を開業することもできます。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

建築設備設計は、設備内容の知識はもちろんですが、建築設計も知っていなくてはいけません。覚えることがたくさんあり、常に新しい知識を取り入れ、勉強が必要です。

また、建物が完成すればOK、というわけではありません。自分の設計した物について、設計責任が付いて回るんです。もし自分が手がけたプロジェクトに不備や失敗した場合は、自分で対応することも。帰りが遅い日も多いです。

学生時代に、建築設計・建築設備設計の設計の仕方や図面の書き方を学んだ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

もともと親の仕事の関係もあり、建築設計の仕事に興味があったのですが、建築設備設計士のことを具体的に考えたのは、学生時代の就職活動を通してのことです。自分がいつか独立して豊かな生活を実現することを考えたときに、建築設計より建築設備設計のほうが独立のために有利と思い、建築設備設計士になりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

建築系の学科で、建築設計・建築設備設計の設計の仕方・図面の書き方を学びました。もちろん、専門知識を身につけるのは大変なことでしたが、子どものころからの憧れだったこともあり、勉強を頑張ることができました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

子どものころからかっこいい建物を見るのが好きで、建築設計の仕事をしたいと思っていたので、そのときの夢は今につながっていると思います。あるときはデザイナー、またあるときはエンジニア……建築設計士は多くの顔を持っていますが、かっこいい職業だなと、以前から憧れを抱いてました。

現場の管理、プロジェクトを終えた後の責任も伴う

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?

責任感といつでも学ぶ気持ちがある人だと思います。設計だけでなく現場の管理や、プロジェクトを終えた後も責任が伴う仕事なので。そして、業界の情報にアンテナを向け、新しい知識を吸収できる人が向いているのかなと。私の場合は、仕事が趣味みたいなものなので、楽しみながら打ち込めます。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

現在、建築設備士の資格だけ持っていても、多種の仕事ができません。1級建築士の資格が必要になってきます。建築設備設計を仕事にするなら、建築設計・建築設備設計の資格を取得をする大前提なのです。取得するのは大変ですが、この2つの資格があれば、将来建築関連の仕事は何でもできるでしょう。また、建築設備設計業界を盛り上げるためには、一人でも多くの建築設備設計者が必要です。きっとみなさんも活躍するチャンスがありますよ。


現在、需要が高まっている建築設備士。建築設備士として建築設計に携わりたい人は、建築士の資格取得も視野にいれてみてはいかがでしょうか。ぜひ今から建築設計の魅力を探ってみてくださいね。

【profile】株式会社三上建築事務所 松本敬一郎

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建築設備士」
はこんな仕事です

空調や上下水道、電気などの建築設備について、建築士にアドバイスをする仕事。建築士が建物を設計する際には、建築設備士の意見を聞いたことを設計図に記載しなければならない。これらのライフラインなくして建築物が機能することはなく、しかも技術の進歩でますます高度・専門化も進んでいる。さらに近年の建築物には、長寿命化、省エネルギー、排出CO2の削減など、環境への配慮が強く求められるようになってきた。「地球にやさしい」建築物を実現する上で、建築設備士の果たす役割はますます大きくなっている。

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