【シゴトを知ろう】デジタル(コンピュータ)アニメーター 編

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【シゴトを知ろう】デジタル(コンピュータ)アニメーター 編

2016.11.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】デジタル(コンピュータ)アニメーター 編

「アニメ」を観るのが大好きという高校生であれば、アニメの絵を描く仕事を、アニメーターと呼ぶことは知っているでしょう。そんなアニメーターの中でも、コンピュータを駆使して制作をしている方々のことを「デジタルアニメーター」と呼びます。

今回は、東京都の吉祥寺にあるアニメ制作会社「絵梦(えもん)株式会社」で、デジタルアニメーターとして活躍している千葉知那美(ちば・ちなみ)さんに、お仕事内容や魅力について伺いました。

この記事をまとめると

  • 原画をいち早く見られるので、アニメ好きにはたまらない仕事
  • 「絵を描くのが好き」であることが、仕事の原動力になっている
  • アニメ制作の技術は、入社してから気合で覚えることができた

達成感を感じるのは、自分の担当したカットが動いているのを見たとき

デジタルアニメーターとして活躍している千葉さん

デジタルアニメーターとして活躍している千葉さん

Q1. 仕事概要を教えて下さい
 
私は「デジタル作画」部署で、動画制作をしています。アニメーションを動かすには、原画と原画の間の部分を「中割り」という作業で絵を描き、動画を作る必要があります。私はパソコンを使って、原画マンの指示どおりに「中割り」をし、仕上げに色を塗る作業をしています。ちなみに、「RETAS STUDIO(レタススタジオ)」というデジタルソフトの「Stylos(スタイロス)」という機能で線を描き、「PaintMan(ペイントマン)」という機能で色付けをしています。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
原画をいち早く観ることができるので、アニメ好きにとってはたまらないものがあります。あとは止まっていた絵が、自分が描いた「中割り」によって動くんで、完成した作品を観て「あっ、こういう風に動くんだ」という感動も得られますね。最終的には、テレビで放送されているのを観て、「ここは自分が描いたカットだ! 他の人も観てくれているんだ」と感じることができますし、達成感は大きい仕事です。

 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

締切が近いと、夜遅くまで仕事しないといけないのは大変なところです。私はこの仕事に就いたばかりで手が遅いということもあり、遅いと終電で帰ったり、徹夜することもあります。ただ、出社は朝11時くらいと比較的遅めではあるので、そこはちょっと救いですね。

昔から、「絵を描くこと」「何かを作り出すこと」が好きだった

「昔から、絵を描くことや何かを作り出すことが好きだった」と話す千葉さん

「昔から、絵を描くことや何かを作り出すことが好きだった」と話す千葉さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

アニメが好きだったので、「アニメってどういう風に作られるんだろう?」という興味から、就職活動の際に、アニメーション制作会社について調べ始めました。もともと、美術大学でデザインを学んでいて、絵は毎日描いていたので、その点をご評価いただいて、「絵梦」に入社することになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

美術大学で、絵本、ぬいぐるみといった子ども向けのおもちゃのデザインや、キャラクターデザインを学んでいました。そのとき毎日絵を描いていたから、今の自分があると感じています。「デジタルアニメーターは、絵が好きじゃなくても続けられる仕事だよ」と先輩はおっしゃっていますが、個人的には、絵を描くことが身についていないと、「仕事に対する集中力」が続かないんじゃないかなと考えています。

また、大学では、「Photoshop(フォトショップ)」「illustrator(イラストレーター)」というソフトを扱っていたのですが、今、仕事で使っているデジタルソフトと使い方が似ているんですね。そのおかげで、入社するまでアニメーション制作に関する知識はなかったのですが、ソフトの技術は覚えやすかったです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校1年生のときは、マンガ家やイラストレーターになりたいと思っていました。そして、高校3年生では、デザイナーを目指すようになっていましたね。とにかく、「絵を描くこと」「何かをつくりだすこと」が好きだったんです。自分の場合、絵を描き続けていなかったら、アニメーションを気にするきっかけもなかったと思います。「絵が動く」ことには、今でもすごく感動しますね。

「モノの動き」を観察しておくと、将来役に立つ

「『絵を描くことが好き』『アニメが好き』という気持ちは、絶対に必要な条件なのでは」と話す千葉さん

「『絵を描くことが好き』『アニメが好き』という気持ちは、絶対に必要な条件なのでは」と話す千葉さん

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
「絵を描くことが好き」「アニメが好き」は、この仕事に就くために、絶対に必要な条件ではないでしょうか。絵やアニメに対する好きのレベルは人それぞれですが、全く興味がなかったら続かないと思うので。技術は、仕事に就いた後に気合いで覚えることができると思います。自分も、もともとアニメ制作に関しての知識はなくて、入社してから実務的なことを学びました。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
この仕事に就いて、一番初めに苦労したのは「業界用語」の理解です。先輩方は日常会話のようなものとして捉えているので、サラっと業界用語を言ってきます。私も、知らない言葉は聞いて覚えては来ましたが、まだまだ分からない用語もあります。辞典のような業界用語が載せられた本などがありますので、興味本位で調べてみると、後々デジタルアニメーターになったときに、役に立つかもしれません。

あとは、日ごろから「モノの動き」は観察しておく必要があります。特に「人の身体の動き」をアニメで表現するのは難しいと感じましたし、いろいろなモノの動きに注目するのは大切だなと思います。



将来、デジタルアニメーターになりたいと考えている人もいると思います。その場合、今から絵を描く練習を重ねるのはもちろんのこと、千葉さんのお話にあったように「業界用語」を調べたり、「モノの動き」を観察したりしておけば、役に立つことは間違いありません。夢に向かって、頑張ってくださいね!

【profile】絵梦株式会社 千葉知那美
【取材協力】絵梦株式会社
http://www.haoliners.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「デジタル(コンピュータ)アニメーター」
はこんな仕事です

3DCGも珍しくない現在のアニメーション制作は、すでにデジタルが主流だ。原画や動画を制作するアニメーターもコンピュータを駆使して取り組んでいるが、絵を描くのはやはり人間。制作ソフトを操作する前に、デッサンや水彩画、空間表現などの基本を描けることが欠かせない。デジタルアニメーターになるには、さらにキャラクターをアニメ的に表現するための技術、番組企画、絵コンテを使った演出法などの知識と技術を身に付ける必要がある。アニメの楽しさをもっと多くの人に伝えるためには、コンピュータによる今までにない表現を追求することも重要だ。

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