【シゴトを知ろう】CGアニメーター 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】CGアニメーター 編

2016.11.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】CGアニメーター 編

みなさんが普段何気なく観ているアニメには、実はたくさんの「CG」が使われています。そして、CGの技術でアニメーション動画を制作する仕事を「CGアニメーター」といいます。

今回は、東京都の吉祥寺にあるアニメ制作会社「絵梦(えもん)株式会社」でCGアニメーターとして活躍している、横佩(よこはぎ)まさるさんに、お仕事内容や魅力について伺いました。

この記事をまとめると

  • アニメでは、さまざまな箇所にCGが使われている
  • プレイステーションのゲームやピクサーのアニメで、CGに興味を持った
  • 高校生のうちに、「過去の良作を観ること」「模型作り」をしておくとよい

やりがいを感じるのは、自分が「勝負した」表現が評価されたとき

CGアニメーターの横佩(よこはぎ)まさるさん

CGアニメーターの横佩(よこはぎ)まさるさん

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
私はアニメ制作における、3DCGの制作を担当しています。今、アニメでCGが使われている箇所は、たくさん存在します。例えば、「キャラクターのアクション」シーンでキャラクターが複雑な動きをしている場合は、CGが使われていたりします。ほかにも、煙の形・動きといった「エフェクト」であったり、「車・自転車」といった複雑な構造のものはCGを使って作られます。

最近は、CGで空間モデルを作り、アニメの背景のレイアウトを立体的に決めていくという作業も増えています。空間モデルを基にしてイラストを描くことができるので、背景を描いている方たちの作業の手助けをすることができるんです。

<一日のスケジュール>
 10:00 勤務開始 メールチェック~作業
 13:00 昼食
 14:00 作業(15:00 定例ミーティング)
 18:00 今関わっているカットのクオリティ確認
 19:00 退勤

※夜の19時以降に、監督やスタッフとの打ち合わせが入る場合もあります。また、忙しい時期は、23:00~0:00ごろに退社しています。
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
作品のカットごとに担当が割り振られるので、そのカットは完全に自分だけが携わることになるんですよ。なので、そこに自分のアイディアを盛り込むことができます。例えば、一作品で「雨のシーン」を、僕がすべて担当したこともありました。そういうときは、「この雨には、こういう意味があるんだ」ということを考えて、見合った表現ができるように努めます。自分が「勝負した」表現が、監督や観てくれた人に評価されたときは、とてもやりがいを感じますね。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
仕事のスタートラインは、監督と絵コンテを見ながら打ち合わせをするところから始まるのですが、監督にもまだCGで表現するものについてのイメージがないことがあるんです。こちらとしても、監督が求めているものが分からないので、作っても「なんか違うね……」と言われてしまうことも。その後は、監督から意見を聞き出して、何回も作り直していくんですが、いつまでも作業が終わらない、という経験が何回かありました。そういうときは、お互いに消耗していくのが分かるので、いろいろと大変に感じます。

学生時代、ゲームやアニメのCGに興味を持った

「高校生のころから、CGの技術が扱える仕事に就きたいと思っていた」という横佩(よこはぎ)さん

「高校生のころから、CGの技術が扱える仕事に就きたいと思っていた」という横佩(よこはぎ)さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
僕の出身は東京都三鷹市で、地元には「スタジオジブリ」「ぴえろ」「ガイナックス」といった有名なアニメ制作会社が多かったんです。その影響もあって、小学生の段階で、アニメに関する仕事に就きたいと思っていた時期もありました。アニメーションの基礎、技法に関する本も読み込んでいました。

アニメの中でも、CGを扱う仕事に就きたくなったのは、僕が専門学校生のときでした。そのころ、日本では「プレイステーション」が発売されて、3DCGを駆使したゲームがリリースされるようになり、海外だと「ピクサー」が『トイストーリー』といったフルCGのアニメ映画を制作していたこともあって、CGに興味を持つようになったんです。業界に入ったきっかけは、『アニマトリックス』というアニメーション作品でした。学生をしながら、アルバイトとして、デジタルのペイントに携わりました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では、絵画を描くときの色のチョイスの仕方や、デッサンといった非デジタルの基礎知識を学びました。また、3Dのオブジェクト(物)がどう構成されているかといった基礎知識や、デジタルのアプリケーションの基本的な使い方も勉強しました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のころは、CGアニメーターというよりも、「CGの技術が扱える仕事」に就きたいと思っていました。映画『ジュラシックパーク』が公開されたときは衝撃的で、「海外の大きなタイトルに関わりたい」と思ったこともあります。今でこそ、国内でもCGを使った作品は増えていますが、当時はすごく珍しかったんです。今は、自宅から通える範囲でCGを扱う仕事に就けていますし、満足していますね。

「料理を作るのがうまい人」は、この仕事に向いている

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?
 
友人ともよく話をするんですが、「料理を作るのがうまい人」は、こういう仕事に向いていると思います。料理作りとCGの制作作業は似ているんですよ。まず、材料を準備して、レシピを理解し、手順通りに作っていくという流れは、料理とCG制作の共通する点です。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
僕が高校生のときにやっておきたかったなと思うことは、「過去のいい作品」を観ることです。自分の評価ではなく、「他人がいい」としている作品を観ておくといいでしょう。どうしても、人は自分の好きなものを中心に情報として取り入れてしまいがちなので、偏ってしまうんですね。この業界で食べていくには、「売れる」必要があるので、評価の高い作品とは、どういうものなのかということを、若いうちから時間をかけて理解していく必要があると思います。
 
また、時間のある高校生のうちに、「模型作り」に興味を持って、ものを作るのもいいと思います。模型で、物質の質感を追求していこうとするときの考え方は、CGに応用することができます。CGの道に進みたいのであれば、模型作りをしてみてもいいでしょう。
 


今や、アニメーションにおいて欠かすことができないCGでの演出。人の心を動かすようなCGでの表現は、横佩さんを始めとしたCGアニメーターの方々が生み出したものなのです。みなさんも、今度アニメを観たときは、ぜひCGでの演出に注目してみてください。
 
【profile】絵梦株式会社 横佩まさる
【取材協力】絵梦株式会社
http://www.haoliners.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「CGアニメーター」
はこんな仕事です

CG(コンピュータグラフィックス)の技術でアニメーション動画を制作する。CGアニメは映画、テレビ番組、CM、ゲーム、アプリなどで日常的な存在になり、CGアニメーターの需要は増えている。具体的な仕事は、モデラーと呼ばれる人がつくった3D物体に、専用のCGソフトを駆使して動きを付ける。キャラクターの場合は、表情や身に付けている物の動きまで表現。動きは細かなカット割りの連続で表現されるので、大変な手間がかかる。パソコンとソフトウェア、技術があれば自宅でも働けるため、フリーランスも多い。

「CGアニメーター」について詳しく見る