【シゴトを知ろう】アニメーター 編

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【シゴトを知ろう】アニメーター 編

2016.11.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】アニメーター 編

アニメの絵を描いていく仕事を「アニメーター」といいます。アニメ好きの人であれば、一度は憧れたことがある職業ではないでしょうか。でも、実際に、アニメーターの方がどんなお仕事をしているかは、なかなか知る機会がないかもしれません。

そこで今回は、東京都の吉祥寺にあるアニメ制作会社「絵梦(えもん)株式会社」で、アニメーターとして活躍している道下亮太さんに、お仕事内容や魅力について伺いました。

この記事をまとめると

  • アニメーターは「絵コンテ」を元に、キャラの動きや画面を描きだしていく
  • 専門学校でアニメ制作全体の工程を学んだことが役に立っている
  • 高校生のうちから、PCで絵を描くことに慣れておくことは大事

自分の好きな原作で、好きなキャラクターが描けるときはうれしい

Q1. 仕事概要を教えて下さい
 
私はアニメーターとして、作画セクション(部門)で、「原画マン」という職に就いております。仕事の流れは、まず映像の設計書である「絵コンテ」を元に、スタッフと演出・表現に関しての打ち合わせをします。次に、自分の手元でキャラクターの動きや、背景といった画面を、えんぴつで紙に描き出していきます。その後は、動画の担当者が、自分の描いた原画と原画の間の部分の絵を描く「中割り」という作業で動画を作っていきます。

 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分のつたない絵でも、「動いている」のを観ると楽しさを感じますね。また、自分の好きなマンガ原作で、好きなキャラクターを描けるとき、仕事に魅力を感じます。以前、有名な子ども向けのアニメ作品を担当したことがあって、たった1話だけの仕事でしたが、そのときはすごく楽しかったですね!
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
「うまく描けない」「うまく動きが出せない」ときですね。現在進行形で大変に感じている点でもあります……。あとは、相手(演出・監督といった責任者)に求められている仕上がりに達していないときも、本当に辛いです。自分では、「うまく描けた」と思っていたとしても、「ヘタクソ!」と言われてしまうことがあるので……(笑)。

「カッコいいな!」、そう思ったのが絵を描き始めたきっかけ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
自分が好きなアニメ作品に『ポケットモンスター』や『クレヨンしんちゃん』があるんですが、小さいころにこれらのアニメを観ると、辛いときや少し心が荒れているときも、癒されたり、イヤなことを忘れられたりしていました。なので、「そういう作品づくりに携わってみたいな」と思うようになりました。

高校卒業後は、アニメの専門学校に進学しました。その段階では、原画マンになるとは決めていませんでしたが、「アニメ制作には、どういう仕事があるんだろう?」「自分にもできるんだろうか?」という気持ちで門をたたきました。アニメの全体的な制作工程を学ぶうちに、「作画」に興味を持ち、専門的に学ぶようになり、今に至ります。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
自分が行った専門学校では、「作画」「色彩」「撮影」「3D」といったアニメの制作工程を全て学べたので、各セクションがどういった作業をしているのかを理解することができました。各工程で、「どのくらい時間が必要なのか」「どのくらいのクオリティでモノを作らなければいけないのか」が把握できると、実際の仕事の際に役立つんですよね。具体的には、自分が「作画」として、「色彩」の部署に指示を出すとき、「どういう風に指示を出せばいいか」がよく分かりました。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のとき、アニメ制作業界を志望する前は、「何かをつくる仕事」に就きたいと考えていました。その頃は、美術部に在籍していて、彫金でキーホルダーなどを作っていたんですね。一方で、部活には絵の上手い先輩がいました。その人がマンガを描いているのを観たとき、自分は上手に描けない人だったので、「絵を描ける人って、カッコイイな!」って思ったんですよ(笑)。そこから絵を描く方向に、どんどんシフトしていきました。

仕事を教えてもらう人に「食らいついて、離れない」タイプは向いている

Q7. どういう人がアニメーターに向いていると思いますか?
 
前向きで、素直で、コミュニケーション能力の高い人でしょう。この業界は、誰かに師事(教えてもらう)する形で仕事をすることになるんですが、時には、自分の考え方ややった仕事を否定されることもあるんです。だから、いろいろなことを言われても、前向きでいられるか。教えを素直に受け止められるか。そして、教えてもらうために、前にグイグイ出てくるコミュニケーション能力があるか。どんなに否定されても、教えてもらう人に「食らいついて、離れない」タイプの人は向いていると思います。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
アニメ業界は大変な業界ではあるので、実際に就職すると、辛い思いをすることもあるかもしれません。言われたことや、起こった出来事に対して、真剣に捉えることは大切なのですが、「思い詰めすぎない」ような心持ちでいてほしいと思っています。

また、アニメ制作の現場は、デジタル化されています。えんぴつなどで絵を描くのと、デジタルで絵を描き、色を塗るのは感覚が違うものなので、高校生のうちから「ペンタブレット」を使って、PCで絵を描くことに慣れておくのが大切だと思います。絵を描く際は、「好きなもの」を模写するのがおすすめなので、ぜひ実践してみてください。
 


道下さんのお話を読んで、アニメーターの仕事内容や苦労が分かったという人も多いのではないでしょうか。大変な仕事ほど、やりがいも多いものです。アニメが好きで、「いつか自分の描いた絵が、テレビで流れる瞬間を観たい」と考えている高校生は、ぜひ覚悟を持った上で、アニメーターの仕事にチャレンジをしてみてくださいね。
 
【profile】絵梦株式会社 道下亮太
【取材協力】絵梦株式会社
http://www.haoliners.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アニメーター」
はこんな仕事です

セルアニメの作品をつくるにあたって、何百枚もの透明なシートに連動する静止画を描き、アニメ動画に仕立てる。種類は“原画”と“動画”の2つ。原画マンが連続するポーズ(中割り)を描き、動画マンがその繋がりを描く。着色は領域外。原画マンは、監督や演出家がつくった絵コンテを基にカメラワークや背景画、ラフをつくるのも仕事だ。動きの速さを想定した分割の指示も行う。技量が認められ、作画監督を経て数々の人気作品を手がける売れっ子や、監督になる人もいる。

「アニメーター」について詳しく見る