【シゴトを知ろう】楽器演奏家 編

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【シゴトを知ろう】楽器演奏家 編

2016.11.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】楽器演奏家 編

普段何気なく耳にする、テレビやゲームなどのBGMがどうやって作られているか考えたことはありますか? あれらの曲は、コンピューターなどを使って制作されることがある一方で、「楽器演奏家」というお仕事の方が、生で演奏したものが使われていることもあるのです。

今回は、ヴァイオリニストとして活躍している伊藤友馬さんに、お仕事内容や魅力について伺いました。

この記事をまとめると

  • 小さいころ遊んでいたゲームやアニメに、仕事で携われるのはうれしい
  • 高校では「うまくなりたい」「負けたくない」という気持ちを持っていた
  • いろいろなジャンルの曲を聴いて、「引き出し」を作っておくとよい

ゲーム、アニメ、映画、ドラマなどで使われる楽曲の収録に携わっている

Q1. 仕事概要を教えて下さい
 
ヴァイオリニストとして、ゲーム、アニメ、映画、ドラマ、アーティストの楽曲のレコーディングをメインに活動をしています。また、アーティストのライブサポート(バックミュージシャン)をすることもあります。

レコーディングの場合、スタジオに行くと譜面が置いてあるので、その場で楽譜を見ながら収録をします。収録時間は、短い場合は1~2時間、映画のような長い作品の場合は4~5時間かかります。
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
小さいころからゲームで遊んだり、ジブリのアニメを観たりしていたんですが、今、それらの作品の楽曲を作った方々と仕事をできているのがうれしいです。例えば、ファイナルファンタジーシリーズの音楽を担当している植松伸夫さんや、ジブリアニメの楽曲を手掛けた久石譲さんといった方々と一緒にお仕事をさせていただいています。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
初対面の作曲家さんとお会いして、一緒に音楽を作っていかなければいけないこともあるんです。そういったとき、作曲家さんは譜面をどう弾いてほしいのか、どういう音を求めているのか、といった意図をくみ取るのが大変ではありますね。
 

大学時代から、校内の学生を集めてレコーディングをしていた

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
ヴァイオリンは小さいころから弾いていて、中学3年生くらいのときには、「ヴァイオリンを、一生の仕事にしたい」と思うようになりました。高校は音楽大学の附属校に入学し、大学は音楽大学に進学しました。

大学2年生のときご縁があって、ヴァイオリニストの大御所の方に「ストリングス(さまざまな弦楽器を主体とした演奏のこと)で、ヴァイオリニストを必要としているので来てみないか?」とお声をかけていただいて、収録現場に参加することになりました。そこで、「こういう仕事があるんだ」と知って、この仕事を志すようになりました。

当初は、弦楽器のトップの方から仕事をいただく形で活動をしていましたが、それだと仕事の量に波が出てしまうんですね。仕事が重なれば、お断りしなければいけないこともあります。なので、今はほかの方から呼んでいただく仕事と並行して、自分がトップに立って、他の演奏者の方々を呼んで収録もしています。

 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学では、クラシックやオーケストラの知識や実技を中心に勉強をしました。ただ、僕は授業外の活動にも力を入れていました。僕の通っていた大学には、商業音楽の作曲家を目指す人のための作曲科があったんです。彼らのカリキュラムの中には、「音楽を作って、レコーディングをする」という授業もありました。そこで、よく「ヴァイオリンを弾いてほしい」と言われて、僕が同じ大学内の学生を集めて、レコーディングをしていたんです。それは、演奏家として楽曲づくりに参加したり、ミュージシャンを集めたりする今の仕事にもつながっていると思いますね。
 
 
Q6. 高校生のときはどのような夢を持っていましたか?
 
高校生の頃は、ヴァイオリンの道に進みたいと考えており、「オーケストラに入りたい」と思っていました。中学と違って、音大附属の高校は「誰もがみんな楽器が弾ける」という環境でした。ヴァイオリンをやっている人も、何十人もいました。だから、「上手くなりたい」とか「負けたくない」とか、そういう気持ちは湧いてきましたね。

初見で演奏をしなければいけないから、演奏技術は不可欠

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
毎日決まった時間に出社して………というような生活ではないので、時間も不規則ですし、いろんな意味で「タフ」な方がいいと思います。また、毎日決まったことをするだけ、というのが嫌な人には向いてるかもしれません(笑)。毎回、現場によって弾く曲が違ってくるので、新鮮な気持ちで仕事に向き合えますよ。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
この仕事は、現場で初めて楽譜を見ることになるので、初見でも、しっかり演奏をするための技術は必要です。また、ジャズ、ロック、アイリッシュといったあらゆるジャンルの曲を演奏しなければいけないので、いろいろなジャンルの曲を聴いて「引き出し」を作っておいたほうがいいと思います。あとは、「コミュニケーション能力」も大事ですね。作曲家、ミュージシャンといった方々との共同作業で一つの作品を作り上げなければいけません。この仕事を目指している方には、これらのことを知っておいてほしいと思っています。
 
 
小さい頃から慣れ親しんだゲームやアニメの作曲者の方々と働くこともある楽器演奏家というお仕事は、とても夢がある職業といえるでしょう。楽器を弾くのが得意・好きという人は、ぜひ楽器演奏家の仕事を目指してみてはいかがでしょうか?
 
【profile】ヴァイオリニスト 伊藤友馬
http://ameblo.jp/yuma-vn/

【取材協力】特定非営利活動法人レコーディング・ミュージシャンズ・アソシエイション・オブ・ジャパン
http://www.rmaj.or.jp/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「楽器演奏家」
はこんな仕事です

プロとして楽器を演奏する人を指す。弦・管・打楽器など多種類の楽器があり、演奏するスタイルもソロ、バンド、オーケストラなど多様である。演奏者として観客を魅了するためには、基礎となる演奏レベルや音楽知識はもちろん、パフォーマーとしての個性も必要である。自分に合った楽器を日々レッスンし、ほかのミュージシャンの演奏にも積極的に耳を傾け、音楽を含めたアート全般のさまざまな表現に触れることで、演奏に個性と説得力が生まれる。

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