【シゴトを知ろう】クラシック演奏家 編

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【シゴトを知ろう】クラシック演奏家 編

2016.11.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】クラシック演奏家 編

音楽にまつわる仕事はさまざまありますが、「クラシック演奏家」もその一つです。クラシック演奏家とは、クラシックのジャンルにおいて、ソロで演唱、演奏する機会のある「ソリスト」のことを指します。

今回は、チェリスト(チェロ奏者)として、コンサートやライブ、レコーディング、イベントなどで演奏をしている原永里子さんにお仕事内容や魅力について伺いました。

この記事をまとめると

  • 毎回違う場所で演奏しているので、臨機応変な対応が求められる
  • 原さんがチェロを弾き始めたのは9歳のとき。どんどん好きになっていった
  • コツコツ型の人・演奏で他者を楽しませたい人・柔軟性のある人に向く仕事

クラシック演奏家としての活動の場はさまざま

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
私は、チェリスト(チェロ奏者)という仕事をしています。ソロでの活動をメインとしていて、コンサートホール、ライブハウス、ショッピングホールのイベントスペース、豪華客船といった場所で演奏をしています。高校をはじめとした学校のコンサートで演奏をすることもありますね。活動の場はさまざまです。

ほかにも、テレビやラジオへの出演、CDのレコーディングや、チェロを子どもや大人に教えるレッスンもしています。音楽のジャンルのメインはクラシックですが、ポップスのアーティストさんと一緒に演奏することもあります。
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
コンサートをして、終演後に「今日は、本当に楽しかったです」「感動しました」「私もチェロを始めました」といった声をお聞きすると、「やっていてよかったな」と思います。

あとは、いろいろな地方に行く機会が多いので、地元のみなさんとふれあったり、話を聞けたりするのも、この仕事の醍醐味だと思っています。決まったことを繰り返すのではなく、毎回違う現場に行って働くことができるのがおもしろいところだと感じています。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
毎回違う場所で演奏をしているので、自分があらかじめ準備したことが発揮できずに、その場で臨機応変な対応を求められることもあり、大変です。例えば、野外で演奏している最中に、風で楽譜が飛んでしまうという経験を何度かしています。そういうときは、しばらく暗譜(楽譜を見ないこと)で演奏して、スタッフの方が楽譜を拾ってくださるのを待ちますが、最後まで暗譜で演奏し通したこともあります。

また、その日はじめて会う人と仕事をすることも多いので、人付き合いやコミュニケーションの難しさを感じさせられることもありますね。

大学時代から、お仕事をもらうために動いていた

チェリスト(チェロ奏者)の原永里子さん

チェリスト(チェロ奏者)の原永里子さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
私はクラシック好きの父にすすめられて、9歳のときからチェロを弾き始めました。最初はなんとなく始めたレッスンでしたが、その内どんどんチェロが好きになっていったのを覚えています。最初についた先生のもとにいた生徒さんたちは、みんな音楽大学を目指していたので、私も影響を受けて、音楽高校・音楽大学へと進学しました。

クラシック演奏家の場合、一般企業の就職活動のように「募集をかけている会社に応募して、就職をする」という流れで、仕事に就く人はあまりいません。自分主体で動いて、お仕事をもらいにいく必要があります。私の場合は、大学1年生のときに、今所属している「森音楽事務所」に面接に行ったんです。そして、お仕事がもらえるようになり、卒業後はそのままチェリストとなりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?
 
チェロの専門的なレッスン、オーケストラの授業、アンサンブルの授業などを受けました。また、音楽の歴史、専門知識といったことも学びました。

大学の外でも、演奏会に出演したり、コンクールに参加したり、著名な先生のレッスンを受講したりとさまざまな勉強を重ねました。人前に出る経験を積んだので、そのことは今の仕事にも生きているのではないかなと思っています。

 
Q6. 高校生のときはどんな夢を抱いていましたか?
 
漠然としていた将来の目標が、「チェリストになりたい」と明確になったのは高校のときでした。そのときに重ねた練習は、もちろん今の仕事につながっています。

「音楽を通して、何を表現したいのか?」が大事

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
周りで同じ仕事をしている仲間たちを見ていると、小さいころから、コツコツと練習・勉強をしてきた人が多いです。ですので、「コツコツ型」の人が向いているんじゃないかなと思います。あとは、「自分が演奏して楽しい」という気持ちも大事ですが、「ほかの人が、自分の演奏を聴いて喜んでくれることがうれしい」と感じられるかどうかも大切ですね。また、臨機応変な対応が求められる仕事なので、「柔軟性のある人」も向いていると感じます。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
将来、クラシック演奏家になりたい人は、専門的知識を身に着けることも必要ですが、「自分は、音楽を通して何を表現したいのか?」を考えることも大切だと思います。私の場合は、どうすれば一般の方に、敷居の高い「クラシック」という音楽ジャンルに興味を持ってもらえるのかを日々考えています。

クラシック演奏家にも、ソリスト、オーケストラのプレイヤーなどさまざまな職種がありますが、自分に向いている・向いていないではなくて、「自分は何が表現したいのか」ということを基準に、仕事を決めていってほしいです。また、一人でも多くの高校生が、音楽の仕事に興味を持ってくれたらうれしいなと思っています。
 
 
原さんの話から、楽器の演奏技術向上には、コツコツとした積み重ねが大切であることが分かりました。また、会社員という業務形態ではないため、大学生の時代から「自分から動いて、お仕事をもらいにいく」姿勢も重要そうです。将来、クラシック演奏家として活躍したい人は、ぜひこれらのことを覚えておきましょう。
 
【profile】チェリスト 原 永里子
【取材協力】森音楽事務所
http://www.mori-music.com/index.html

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「クラシック演奏家」
はこんな仕事です

クラシックのジャンルにおいて、ソロで演唱、演奏する機会のあるソリストのことを指す。演奏に関しては、ピアノ、バイオリン、チェロ、フルートといった楽器演奏者がソリストに選ばれることが多く、スタジオ録音のCDを発表することもある。海外留学やコンクールでの受賞などの経験を重ねることで、実績が評価されることが多い。交響楽団のメンバーから選ばれる場合もあるが、オーディションを開催して広く募集することもある。オーケストラとの共演にも見劣りしない堂々としたソロを演唱、演奏することで、観客の心を魅了することができる。

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