【シゴトを知ろう】音響エンジニア 編

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【シゴトを知ろう】音響エンジニア 編

2016.11.17

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】音響エンジニア 編

音楽が好きな高校生なら、ライヴハウスやコンサートホール、ロックフェスなどで、客席後方でステージに向かい専門の機材を操っている人を見かけたことがあると思います。ライヴでアーティストの音楽をお客さんに届ける上で重要な役割を担っているのが、音響調整などを行う「音響エンジニア」の仕事です。

今回は、今年オープン40周年を迎えた東京のライヴハウス「新宿LOFT」のPA(音響エンジニア)として働く三井和也さんに仕事の内容について詳しくお伺いしました。

この記事をまとめると

  • 音響エンジニアは、お客さんやアーティストに音を聴こえやすく調整する仕事
  • 一番歴史がある新宿LOFTで働いてみたかった
  • ライブハウスには、学校や本では勉強できないことが体験できる

お客さんやアーティストに音を聴こえやすく調整する仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

私は新宿LOFTというライブハウスで音響の仕事をしています。

いつも出勤はだいたいお昼くらいで、1日の仕事は、まずその日に使用する回線の割り振り、仕込み、FOH. MONITOR(※)のチューニング、リハーサル、そして本番というような流れで行っていきます。

途中で空き時間があるので、そこで食事をして、ライヴの本番が22時~24時くらい、それから片付けをして終電前くらいに帰宅する感じです。帰宅する時間はイベントの内容によって異なりますね。就寝時間は25時~27時くらいです。

ライヴ本番中はどんなことをしているのかというと、例えばギターソロがあったら外音(客席側の音)をお客さんに聴こえやすく調整したりします。開演前にはお客さんが聴くスピーカーとアーティストさんがステージ上で聴く中音のモニターのチューニングをして本番に臨みます。中音に関しては、アーティストさんのハウリング(音響トラブルの一種)ができるだけないような感じで、聴きやすいように調整しています。ライブハウスだと初めてやるバンドが多いので、リハで、アーティストさんがどんなことを求めているのかを感じつつ、素早く対応するようにしています。

※FOH…フロント・オブ・ハウス。ライヴ会場の客席側部分のこと


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

やはり、ライブ中お客さんが楽しそうに踊っていたりノッているのを見たり、アーティストの方に「やりやすかった」「外音最高でした」などと言われると単純にうれしさや、やりがいを感じますね。「次は、もっとやってやるぞ!」みたいな。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

あまり睡眠時間をとれないときなどがあるので、その辺は体調的に大変なときもありますね。オールナイトの公演では、朝まで仕事をして、数時間後にすぐ出勤、といったこともありますので。

歴史がある新宿LOFTで働いてみたかった

ライヴハウス「新宿LOFT」のPA(音響エンジニア)として働く三井和也さん

ライヴハウス「新宿LOFT」のPA(音響エンジニア)として働く三井和也さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

専門学校を出て、新宿LOFTに入ったらPAができるものだと思っていたんですけど、最初は店員としてドリンクカウンターなどのライブハウスの仕事をやっていたんです。そこから、PAをやりたい旨を上の人に話して、PAを始めました。新宿LOFTで仕事を始めて今年で8年目です。

私はもともとバンドをやっていましたが、うまくいかず、それでも「音楽」を仕事にしたいと思った時に「PA」という選択をしました。あの、でかいピカピカしたミキサーを操れたらかっこいいなと思ったんです(笑)。そして、高校卒業後、上京して専門学校を経て、新宿LOFTに入りました。

新宿LOFTに入った理由は、“ライヴハウスといえば新宿LOFT”かなと思って。一番、誰にでも分かるライブハウスというか、音楽好きなら新宿LOFTを知っていると思うので。専門学校には行きましたけど、そこからの斡旋とかではなくて、最初からライブハウスで働きたくて、いくつか行った中でやっぱり一番歴史があるLOFTで働いてみたいな、と思って応募したのが始まりです。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?

高校を卒業してから2年間音楽系の専門学校に通っていました。当時の得意技はケーブルの八の字巻きです(笑)。ライブの流れ、一日の流れを実習とかで学んだりはしましたが、学校とライブハウスの現場はまた違うので、いざ現場に入ってみてから学ぶことが多くありました。


Q6. 高校生のころの体験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代はサッカー選手かバンドマンになりたかったです。バンドでギターをやっていたんですけど、地元にあるライブハウスに出たり、ライブを観に行ったりもしていました。そこで初めてライブを観たこと、また音の迫力を生で感じたことの衝撃や体験は、今のライブハウスでの音響に関わる仕事につながっています。

ライブハウスには、学校や本では勉強できないことがたくさん転がっている

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

やる気があれば誰でもできると思いますよ。それと、コミニケーション能力があったらすごくいいと思います。あと、少しの根性が必要です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

いろいろ興味を持ったらどんどんトライした方がいいと思うので、ぜひ自分から動いて、経験してみてください。現場(ライブハウス)に行ける環境は少ないかもしれませんが、少しでも行ける環境があるならどんどん行った方がいいですよ。学校や本では勉強できないことがいっぱい転がってます。ぜひみなさんも楽しんでみてください!


今年10月1日でオープン40周年を迎えた新宿LOFTにPAとして携われていることが嬉しいという三井さん。「有名な方も出て頂いて、日々勉強になります」と、謙虚な姿勢を持って連日のアニバーサリー・イベントに臨んでいるようでした。音響エンジニアの仕事に興味のある人は、三井さんのメッセージの通り、どんどんライブハウスに足を運んでみてくださいね。


【profile】新宿LOFT PA 三井和也
【取材協力】新宿LOFT
http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「音響エンジニア」
はこんな仕事です

コンサートホールやライブハウス、劇場、映画、テレビ、ラジオ、インターネットなどのメディアに流れる音楽を、専門機材を操って音響調整などを行う仕事。ステージやレコーディングに必要な技術のエンジニアとして活動する以外に、音響会社、録音スタジオ、放送局、音響機器メーカーの設計開発など働く場は多様だ。最近はアナログ機材だけでなくデジタル機材やDTMソフトの操作スキルも必要とされ、仕事の幅は広がっている。音響芸術とも呼ばれる領域の職種だけに、電子・情報通信工学の知見と芸術的感性の両面で評価される。

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