【シゴトを知ろう】ベーシスト 編

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【シゴトを知ろう】ベーシスト 編

2016.11.17

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ベーシスト 編

バンドには欠かせないパート、ベーシスト。一見地味な存在に映るかもしれませんが、なかには派手なパフォーマンスで観る者を仰天させる人もいます。

今回ご登場いただく大内雷電さんは、ロックバンドのベーシストとして「FUJI ROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」に出演した経験を持っているほか、ベースを「持たない」パフォーマンスも行っています。そんな大内さんが語る「ベーシストの仕事」とはいったいどのようなものなのでしょうか。

この記事をまとめると

  • バンドをやっていると、自分のスケジュールでは動けないことがある
  • 楽器がうまくないなら、うまくないなりに「勝てる」手段を探すといい
  • いくらでも自分を変えることはできる

いい曲をさらに押し上げることが、ベースを演奏する魅力

さまざまなバンドで活躍する、ベーシストの大内雷電さん

さまざまなバンドで活躍する、ベーシストの大内雷電さん

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

僕は、大学時代の2005年に結成した「太平洋不知火楽団」(2010年活動休止)でベーシストとして活動を始めて、2011年からは「大森靖子&THEピンクトカレフ」(2015年解散)で活動していました。現在は「科楽特奏隊」と「(M)otocompo」という2つのバンドでベースを弾いていて、ともに今年CDを発売しました。また、ベーシストとしての活動とは別に、2015年にポニーキャニオンからメジャーデビューしたユニット「夏の魔物」でダンス、パフォーマンスをしています。

ライブがある日は朝10時に起きて準備をして、12時ごろにパフォーマンス用の衣装、演出用の小道具、物販などを倉庫に取りに行きます。15時にライブハウスに入ってリハーサルをして、ライブが終わるのが22時で、23時くらいまで物販を行います。その後、打ち上げがあって24時に解散します。帰宅するのはだいたい25時くらいで就寝は朝3時ごろですね。バンドは人とやるものなので、それによって生活サイクルは変わるんですよね。自分一人のスケジュールでは動けません。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

いい曲をさらに押し上げる役割を担っているのが、ベースを演奏する魅力だと考えています。人間的にもそうなんです。ベーシストとして、才能のある人たちを助けるというところを必要とされていると思うので、楽器としても社会的な立ち位置としてもベースは自分に合っていると思います。「夏の魔物」というユニットでは楽器は弾いていないんですけど、メンバーのいいところを押し上げるという意味では同じです。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

科楽特奏隊と(M)otocompoは全員がそれぞれが別の活動をしている上で集まっているバンドで、僕も「夏の魔物」では事務所に所属しているのですが、それぞれの活動の合間をぬってみんなでスケジュールを合わせて動かなければいけないのが大変ですね。

大学時代にバンド結成、2010年にロックフェス「SUMMER SONIC '10」出演

「うまくないなら、うまくないなりの『勝てる』手段を探せ」と言われたことがパフォーマンスの基礎になったという

「うまくないなら、うまくないなりの『勝てる』手段を探せ」と言われたことがパフォーマンスの基礎になったという

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

中学1年生くらいにX JAPANを聴いてから、バンドをやりたい気持ちはあったのですが、いかんせん住んでいたのが地方だったため、楽器どころかCDも売っていませんでした。なので、18歳で上京したときにベースを買って、大学の軽音サークルで先輩に教わったのが最初の始まりです。そのときに組んだバンドが太平洋不知火楽団で、ボーカルの笹口がプロ志向だったので、卒業後に本格的に活動するようになって。2010年にロックフェス「SUMMER SONIC '10」へ「出れんの!?サマソニ!?」枠で出演後、初めての流通盤CDを自主レーベルから出しました。


Q5. 大学の軽音サークルでは、ベーシストとして活動する中でどんなことを学びましたか?

初めてバンドでライブをやったとき、棒立ちで弾いていたら、先輩から「おもしろくない」と言われたことがありました。ベースのストラップを限界まで長く伸ばしたり、人目を惹くことをやれと言われて、それで納豆を口から吐き散らしながらベースを弾きました(笑)。その先輩には、「うまくないなら、うまくないなりの『勝てる』手段を探せ」と言われたことが、今に至る僕のベーシストとしてのパフォーマンスの基礎になっています。


Q6. 高校生のときの経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は共学だったんですけど、僕は根暗なオタクで、女子と喋ったのも3年間で合計30分くらいでした(笑)。家では毎日勉強もせず、雑誌を読んだりプラモデルを作ったりゲームをしたり、深夜番組を遅くまで見たりスカパーでPVを1日見ていたり。でもそういうことが結局、今の活動に役立っているんですよね。それと高校3年間柔道部にいたおかげで基礎体力がついたのでパフォーマンスする上で役に立っています。

「社交性と人の気持ちを考えること」が大事

大内さんが参加する科楽特奏隊の作品『ウルトラグレイトフルヒッツ』

大内さんが参加する科楽特奏隊の作品『ウルトラグレイトフルヒッツ』

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

ベースは自分一人では音楽にならないし、バンドは他人と人生をともにすることなので、「こいつのことを支えてもいいな」という人を見つけなきゃいけないと思います。僕はいろんな人との出会いに恵まれたと思うんですけど、結局「この人の才能を僕の力で応援したいな」という気持ちがあったから出来たんです。僕にとっては「社交性と人の気持ちを考えること」が何より大事ですし、ベーシストを仕事にするのはそういう人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

「社交性と人の気持ちを考えること」と言いましたが、今はそうじゃなくてもいいんです。僕は高校時代、ただの根暗なオタクでしたけど、「このままだとヤバい」と自分で思って、東京という誰も自分のことを知らない新天地で必死に自分を変える努力をしたんです。そして、必死に明るくて社交的な人間を演じているうちに、それが素になった。もしも今、自分の性格が気に入らなくても大丈夫です、いくらでも自分を変えることはできますから。

ベースに関しては、やりたかったら今すぐはじめた方がいいです。僕は遅めでしたが、やっぱり若い頃から楽器にのめり込んでいる人と戦うのは大変です(笑)。本当にベーシストを目指したい高校生には「今すぐ始めろ!」と言いたいですね。



ライブでは迫力のあるパフォーマンスを魅せてくれる大内さんも、高校時代は今とはまったく違う生活を送っていたんですね。音楽や楽器に興味がある人は、大内さんが楽器を持つことで自分を“変身”させたように、ぜひ今から楽器を始めてみてはいかがでしょうか。


【profile】ベーシスト 大内雷電
https://twitter.com/ohuchi_rydeen

ベース参加作品
・太平洋不知火楽団「太平洋不知火楽団」(2010年)
「サテライトからずっと」(2011年)
「TOKYO NEW WAVE 2010」(コンピレーション・2010年)
・大森靖子&THEピンクトカレフ 「トカレフ」(2015年)
・科楽特奏隊「ウルトラグレイトフルヒッツ」(2015年)
「ウルトラグレイトフルヒッツ2」(2016年)
「ご当地怪獣のテーマ」(2016年)
・(M)otocompo×Kit Cat「POPLOT TIMES 2016」(2016年)

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ベーシスト」
はこんな仕事です

ジャンルを問わず、ベース音がアンサンブルの演奏において重要な役割を果たしている。テクニックを披露するようなベースラインを強調した曲もあるが、バンドにおけるベースのポジションは正確で安定したリズムを刻むことで生かされる。テクニックを磨いて伴奏のバリエーションを身に付けていけば、さまざまな曲調に対応できるようになってバンドの音楽性も広がる。バンドでの活動が主になりやすいベーシストだが、ギターやボーカル・作曲などのキャリアを積むことでソロ・ミュージシャンとしての可能性も開ける。

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