【シゴトを知ろう】フラメンコダンサー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】フラメンコダンサー ~番外編~

2016.11.04

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】フラメンコダンサー ~番外編~

デザイナーからフラメンコダンサーに転身し、現在スペイン南部のセビージャ(セビリア)にフラメンコ留学中の牛田裕衣さん。フラメンコ鑑賞に役立つ豆知識から普段意識している生活習慣まで、まとめてお伺いしました。

この記事をまとめると

  • もっと深く! フラメンコを楽しむコツ
  • 意志の強さは必須!? フラメンコダンサーに向いている性格とは
  • キラキラ輝くために! フラメンコダンサーの自分磨き

魅力的なフラメンコダンサーに欠かせない「arte(アルテ)」とは?

――フラメンコダンサーならではの業界用語を教えてください

フラメンコは、踊りを「バイレ」、ギターを「トケ」、そして歌を「カンテ」といい、この3つが一体となって1つの曲を作り上げます。フラメンコ音楽の基本リズムは「コンパス」と呼ばれ、12拍子や4拍子など、さまざまな拍子の「コンパス」とアクセントを持っています。歌やメロディーの違いで無数の曲種があります。

フラメンコで一番重要なのは「arte(アルテ)」という概念です。「アルテ」とは、踊っている間に“ ポッ” と出たり、立っているだけであふれ出してくる、その人が持つ感性や芸術性のこと。「フラメンコはアルテと共に踊る」といわれ、フラメンコダンサーは、舞踊や音楽の技術だけではなく、技術のように学ぶことのできない芸術性や人間性をも追求して練習に励みます。
フラメンコを鑑賞する際は、フラメンコダンサーそれぞれの「アルテ」に注目してみると、新しいおもしろさを発見できると思いますよ。


――一般の方に言うと驚かれる業界の常識はありますか?

80歳の方でも踊られていることです! フラメンコは人生経験や積み重ねた感性が魅力になるので、若くて動ける時も見応えがありますが、歳を重ねたフラメンコダンサーさんはとても魅力的ですよ。

夢を現実にするために必要なのは心のタフさ

――業界の方はどんなタイプの方が多いですか? また、ご自身はどんなタイプですか?

繊細な感受性を持ちながらも、意志が強い方が多いのかなと思います。というのも、好きなこと、やりたいことをやり続けるには、心の強さが必要です。いろいろなアーティストさんからのアドバイスを柔軟に受け取れる素直さと、否定されても自分の意志を貫く強さの両方が必要に感じます。
私自身、好きなことに真っすぐで、あまり他人に影響されない心の強さを持っています。


――業界内の横のつながりは多いですか?

横も縦も、つながりの多い業界だと思います。フラメンコダンサーにとって30代はまだ若手です。少し上の年代のアーティストさんやスペイン人の方々とのつながりでお仕事をいただくことがほとんどです。


――その時はどんな話をされますか?

いたって普通の話をしていますよ(笑)。強いて言えば、スペインのアーティストさんや新しく出たフラメンコのCDの話、みなさんフラメンコ留学の経験があるので、スペインに関する情報交換などをすることがよくあります。

水玉模様はフラメンコの象徴だって知ってた?

留学先でのレッスン風景(スペイン・グラナダ)

留学先でのレッスン風景(スペイン・グラナダ)

――住む場所で何かアドバイスはありますか?

都心でも地方でもフラメンコ教室はにぎわっていますので、さまざまなニーズがあるのではないでしょうか? 私は東京に住んでいたので、代理講師として収入が安定しない時期は、フラメンコ以外の仕事が多くあるという面で助かりました。その間は、派遣社員としてデザイナーをしたりラーメン屋で働いたりと、いろいろなアルバイトをしながら留学資金をためました。


――服装や休日の過ごし方、体調管理などで、意識したり制限されることはありますか?

服装は、普段でも水玉模様を着ていることが多いです。水玉はフラメンコの象徴であると言われているんです。由来は諸説あり、調べてみるとおもしろいですよ。私は「ほくろ」であると聞いたことがあります。同時にフラメンコの歴史も勉強できると思います。

体調管理については、エネルギーを使いますので、お肉を多く食べるようにしています。ダイエットは絶対にしません。動けなくなってしまいますし、少々かっぷくがいい方が迫力のあるダンスにつながると考えています。

また、朝晩のストレッチは欠かさず行っていますね。休みの日には散歩をしたり、山に登ったりすることもあります。練習は1日最低でも2時間は行います。ただ、やりすぎると身体を壊してしまうので、無理はしないように休憩を入れるようにしています。


――多くのフラメンコダンサーの中で頭角を現わすのは、どんな人だと思いますか?

フラメンコの評価は、フィギュアスケートのように「これができたから何点入る」といった点数制ではないので、評価が難しいです。ただ、フラメンコの“ 深さ “ を追求し、それを表現できる人は、誰が観ても「この人は何だかすごい!!」と思われるんじゃないでしょうか?


フラメンコという芸術の世界で仕事をすることには、計り知れない苦労があるはず。でも、それをはねのける気持ちや魅力、才能、そして、自分の能力を信じ、自分の感情を素直に認識し表現できる牛田さんの芯の強さをビシビシと感じました。

たとえ少し遠回りしたとしても、人生をかけて追求したいものが見つけられた時、人は強くなれるのかもしれません。みなさんも、そういうものを見つけられるようアンテナを広げ、自分の将来を豊かにする準備を始めてみませんか?


【profile】フラメンコダンサー 牛田裕衣

写真提供:(1枚目)Yuki Omori、(2枚目)Escuela de Carmen de las Cuevas

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フラメンコダンサー」
はこんな仕事です

スペイン南アンダルシア発祥の民族舞踊であるフラメンコを、劇場やショーで踊る仕事。舞台のかたわら、教室を開いている人もいる。プロとして活躍するための特別な資格はないが、バレエの基礎が役立つ。また、発祥地であるスペインでの留学を経てプロダンサーになる人が多く、舞台経験の豊富なプロダンサーに師事して、音楽(歌、ギター)や振り付けの意味などフラメンコ全般の知識を深める人もいる。才能ある若手フラメンコダンサーを発掘し、スペインでの研修機会を与えるコンクールもある。

「フラメンコダンサー」について詳しく見る