「テクノロジーの進化もいずれ当たり前になる」――メディアアーティスト・落合陽一さん

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「テクノロジーの進化もいずれ当たり前になる」――メディアアーティスト・落合陽一さん

2016.11.02

提供元:マイナビ進学編集部

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「テクノロジーの進化もいずれ当たり前になる」――メディアアーティスト・落合陽一さん

人工知能やロボットが人間の代わりに全てをこなしてくれる……そんな時代がやってくるといわれています。そんな世界で人間が“機械”と折り合う方法はあるでしょうか。

現役大学生とAIやテクノロジーに関連した著名人が徹底討論する「FMフェスティバル2016」が10月11日に開催されました。1限目はメディアアーティストの落合陽一さんが登壇。会場の学生たちとともに、人間と機械が共存する未来について講義が行われました。

この記事をまとめると

  • 「コンピュータに制御されていることに気づかないなら、その中で楽しく暮らせばよい」
  • テクノロジーの進化を最初に拒否しても、いずれ当たり前のようにそれを受け入れて次のステップへ進んでいく
  • 高校生は自分の得意なことを見極めて、それを全力でやっていくべき

コンピュータに制御されて生きるとしたら怖いと思う?

人間とコンピュータが共存する「デジタルネイチャー」という世界を提唱し、研究をしている落合さん。

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使った実験

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使った実験

会場にいる大学生数名に、「人を操ることができるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)」を体験してもらいました。HMDを装着すると、コンピュータによって合成された映像を目にするため、まっすぐ歩こうとしてもコンピュータの映像に惑わされて違う方向へ進むようコントロールしてしまうというもの。実際に大学生からは、思うように歩けない感覚に戸惑いの声が。

落合さんは「こんなふうに、毎日コンピュータに制御されて生きるとしたら怖いと思う?」と会場に質問。「自分が他者によって制御されるのは怖い」といった意見が多いなか、「制御されていることに気づかないなら、その中で楽しく暮らせばよい」という意見も。落合さんは「それは僕も同意見ですね」と賛同しました。

テクノロジーの進化は、いずれ当たり前のように受け入れる

続いて、「本を読むなら電子書籍?紙の本?」「音楽を聴くならiTunesとかのデータ?CD?」といった身近な質問を投げかけました。会場では「かさばらないので電子書籍がいい」「コレクションしたいのでCD」など意見はさまざま。
これは、実質(iTunesや電子書籍データ)があれば満足する人と、物質(CDや本)に価値を感じている人の両方が存在するということ。今だからこそLPレコードに価値を見出したりする人もいるため、人の選択肢が増えたという考え方もできます。「今後は目の前にあるものに対して、これは実質であるべきか?物質であるべきか?と考えていくことが大切」と仰られていました。

最後にこれからのテクノロジーの未来について大学生に伝えました。「洗濯機が誕生したとき、『洗濯板を使わないなんて軟弱者だ』という論争が起こったという話があるが、今はそんなことを言う人はいないでしょう? それは現在『AI(人工知能)が人の仕事を奪ってしまうのではないか』という論争に似ていて。僕らはテクノロジーの進化を最初に拒否しても、いずれ当たり前のようにそれを受け入れて次のステップへ進んでいくんです」
近い未来には、当たり前のようにAIと共存しながら生活する世界が繰り広げられているのかもしれませんね。

自分の得意なことを見極めて、それを全力でやっていくべき

最後に、大学生とアツい討論を交わした落合さん。最後に講義を終えた落合さんに、読者の高校生へのメッセージを伺いました。

――高校生のうちからやっておいたほうがいいことを教えてください。


やっぱり数学の勉強ですね。この世界には、波動や虚数のような、脳味噌を訓練しないとなかなか理解できない概念がそこそこあるんですよ。数学はその直感を広げてくれるのでやっておいたほうがいいです。

勉強以外だったら部活かな。世の中には実力と才能があり、それによって結果の違いが出るということを早い段階からわかっておくといいと思います。そこで自分の得意なことを見極めて、それを全力でやっていくべき。


――高校生に向けてメッセージをお願いします。

自分自身は何が得意で、そしてこれから何をしたいのか考えて最適な場所を選んでほしいです。10年後はどうなっているのかわからない社会に対して自分なりに予測を立てて、ここなら生きていけそうな気がするというものを選ぶこと。その最初の選択は大学だから、進路はちゃんと考えてみたほうがいいと思います。俺のおすすめはコンピューターサイエンスかな。
 
 
現在の社会は、人もしくはAIがいて、物質とデータがある世界だと落合さん。昨今、AIやVRなどが注目を集め、テクノロジーは大きく発展しています。そのなかで、ますますデジタルネイチャーの世界が身近になってきそうですね。


《番組概要》
『三井住友フィナンシャルグループpresents FMフェスティバル2016 未来授業~明日の日本人たちへ~』

AIやテクノロジーの進化は生き方・働き方をどう変えるのか?
落合陽一・高桑早生・坂村健・石黒浩・三浦豪太×大学生
公開授業の模様を放送!番組総合司会は茂木健一郎×高橋みなみ!

2016年11月3日(木・祝)16:00~19:00放送

この記事のテーマ
情報学・通信」を解説

情報通信産業には、通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業の5分野があります。近年は各分野の垣根が取り払われつつありますが、なかでも注目されているのが、インターネットに代表されるコンピュータを介した情報通信工学でしょう。高度に情報化が進んだ現代において、安全保障や経済政策はもちろんのこと、日常生活に至るあらゆるシーンで必要とされる、活躍の場の広い学問です。

「情報学・通信」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「情報工学」
はこんな学問です

情報工学の研究対象は、コンピュータ端末のハードとソフトに始まり、情報通信を数学的に考察する情報理論、さらにさまざま通信技術、マルチメディア技術に及ぶ。研究する分野も幅広く、コンピュータを設計してコンピュータシステムを構築する「計算機工学」、情報システムの設計・プログラミング・データベースなどを扱う「ソフトウェア」、現実の問題をコンピュータと数学を用いて解決する「数理情報工学」などがある。

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